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T.《分銅》についての情報

  T−1.『基準分銅』と『標準分銅』の違い

  T−2.『分銅』の種類と特徴


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  U−1.『はかり』に関する専門用語

  U−2.『はかり』の選び方

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  W−1.計量法における商品量目制度について

  W−2.商品量目制度の概要に関する経済産業省のホームページ



T−1.『基準分銅』と『標準分銅』の違い

 基準分銅とは・・・
 特定計量器(検定付商品)の公的検査及び実用基準分銅の校正に使用する為の分銅です。都道府県計量検定所が基準器検査を行い、基準器検査証印が打刻されます。また基準器検査成績書が発行されます。但し合否判定のみで、器差が基準器公差内であれば、基準器検査成績書には器差0と記載されます。
 種類は 特級、1級、2級、3級 とあり、それぞれ合否判定の公差が異なります。(下記表を参照)
 又、有効期間があり、分銅の材質が「鋳鉄製のもの」は1年、それ以外の材質の分銅は5年となっています。但し、特級基準分銅のみは有効期間が3年となっています。
 検査を受検できる方は、 都道府県知事、特定市長村長、指定定期検査機関、届出製造事業者、届出修理事業者、計量士(適正計量管理事業所) と決められており、それ以外の方は受検することが出来ません。

 標準分銅とは・・・
 一般的にユーザーが持つはかりの校正・チェックに使用するものとして、社内の標準器としての位置づけから標準分銅と呼ばれています。校正・チェックするはかりの精度により、必要とされる分銅の公差が決まってきます。
 例えば、 秤量(最大重量)が20kgで目量(最小桁)が10gのはかりを校正・チェックするのであれば、F1級からM2級まで、どの標準分銅も使用できます。
 しかし、 秤量(最大重量)は同じ20kgでも目量(最小桁)が1gのはかりを校正・チェックする場合は、F1級かF2級の標準分銅しか使用できません。(そのはかり目量の1/3以内である、公差300mgの分銅での校正・チェックが望ましい姿です。)


新興度量衡製作所は、標準分銅の校正だけでなく、基準分銅の公的検査受検代行も請け賜ります。
基準分銅の公的検査は外観検査も含まれている為、基準器検査受検前に重量や外観等の整備を行った上で受検致します。

又、不確かさの確立されたJCSSを受検すると、JCSSロゴ付成績書が添付されます。JCSSロゴ付成績書とは、1つ1つの分銅の器差、不確かさが記載された成績書です。
新興度量衡製作所は、基準分銅の公的検査受検代行だけでなく、不確かさの確立されたJCSS受検代行も請け賜ります。

参考資料として、基準分銅・標準分銅の種類別公差表をご用意しましたので、用途に対して使用している分銅が問題ないか確認する際、又、必要な分銅はどの種類か調べる際にご利用いただければと存じます。
(※はかりのチェックに使用される場合は、「はかり目量の1/3以下の公差」の分銅をお選び下さい。)


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基準(標準)分銅 公差表
分銅自体
  の重さ
特級基準分銅
(F1級標準分銅)
1級基準分銅
(F2級標準分銅)
2級基準分銅
(M1級標準分銅)
3級基準分銅
(M2級標準分銅)
20kg 100mg 300mg 1 g 3 g
10kg 50mg 150mg 500mg 1.5 g
5kg 25mg 75mg 250mg 750mg
2kg 10mg 30mg 100mg 300mg
1kg 5mg 15mg 50mg 150mg
500 g 2.5mg 7.5mg 25mg 75mg
200 g 1.0mg 3.0mg 10mg 30mg
100 g 0.5mg 1.5mg 5mg 15mg
50 g 0.30mg 1.0mg 3.0mg 10mg
20 g 0.25mg 0.8mg 2.5mg 8mg
10 g 0.20mg 0.6mg 2.0mg 6mg
5 g 0.15mg 0.5mg 1.5mg 5mg
2 g 0.12mg 0.4mg 1.2mg 4mg
1 g 0.10mg 0.3mg 1.0mg 3mg
500mg 0.08mg 0.25mg 0.8mg 2.5mg
200mg 0.06mg 0.20mg 0.6mg 2.0mg
100mg 0.05mg 0.15mg 0.5mg 1.5mg
50mg 0.04mg 0.12mg 0.4mg 1.2mg
20mg 0.03mg 0.10mg 0.3mg 0.9mg
10mg 0.025mg 0.08mg 0.25mg 0.75mg
5mg 0.020mg 0.06mg - -
2mg 0.020mg 0.06mg - -
1mg 0.020mg 0.06mg - -


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T−2.『分銅』の種類と特徴

 分銅には様々な形状があり、それぞれ特徴があります。ここでは一般的な分銅の種類と特徴をまとめております。

分銅の
名称
分 銅 の 特 徴 分 銅 の 形 状
枕型

分銅

取り扱いや持ち運びが容易で積み重ねも簡単な、実用的な分銅です。主に大型はかりの校正で使用されます。
ステンレス製分銅(写真左側)と鋳鉄製分銅(写真右側)の材質があります。
ステンレス製分銅は耐腐食性に優れています。基準分銅で使用する場合は2級及び3級のみ検定受検が可能となります。(有効期間は5年間) 一般的に「F2級、M1級の標準分銅」として使用されます。
鋳鉄製分銅はローコストで購入が可能です。表面に塗装をしており、基準分銅で使用する場合は2級及び3級のみ検定受検が可能となります。(有効期間は1年) 一般的に「2級、3級の基準分銅」や「M1級、M2級の標準分銅」として使用されます。
ステンレス製枕型分銅 鋳鉄製枕型分銅
円筒型

分銅

一般的に認知されている形の分銅です。主に精密天秤や小型はかりの校正で使用されます。
ステンレス製分銅と真鋳クロム鍍金製分銅の材質があります。
ステンレス製分銅を基準分銅で使用する場合は特級〜3級まで全ての検定受検が可能となります。(有効期間は特級のみ3年間、その他は5年間) 一般的に「特級、1級の基準分銅」や「F1級の標準分銅」として使用されます。
真鋳クロム鍍金製分銅はローコストで購入が可能です。
基準分銅で使用する場合は1級〜3級のみ検定受検が可能となります。(有効期間は5年間) 一般的に「1級、2級、3級の基準分銅」や「F2級、M1級の標準分銅」として使用されます。
円筒型分銅
OIML型

分銅

OIML(国際法定計量機関)の規格に基づいた非磁性ステンレス鋼製の分銅です。見た目は円筒型分銅と大差ありませんが、頭の部分に特徴があります。主に最上位の分銅(分銅校正用の分銅)として使用されます。
基準分銅で使用する場合は特級〜3級まで全ての検定受検が可能となります。(有効期間は特級のみ3年間、その他は5年間) 一般的に「特級、1級の基準分銅」や「F1級以上の最上位標準分銅」として使用されます。
OIML型分銅
増おもり型

分銅

取り扱いや持ち運びが容易で積み重ねも簡単な、実用的な分銅です。主に小型はかりや手動はかりの校正で使用されます。
ステンレス製分銅と真鋳クロム鍍金製分銅の材質があります。
ステンレス製分銅を基準分銅で使用する場合は2級及び3級のみ検定受検が可能となります。(有効期間は5年間) 一般的に「F2級の標準分銅」として使用されます。
真鋳クロム鍍金製分銅はローコストで購入が可能です。
基準分銅で使用する場合は2級及び3級のみ検定受検が可能となります。(有効期間は5年間) 一般的に「2級、3級の基準分銅」や「M1級、M2級の標準分銅」として使用されます。
増おもり型分銅
板状

分銅

板状の小質量の分銅です。(500mg〜1mg) 主にはかりの感度確認や精密はかりの校正で使用されます。
ステンレス製分銅と洋白(5mg以下はアルミ)製分銅の材質があります。
ステンレス製分銅を基準分銅で使用する場合は特級〜3級まで全ての検定受検が可能となります。(有効期間は特級のみ3年間、その他は5年間) 一般的に「特級、1級の基準分銅」や「F1級以上の最上位標準分銅」として使用されます。
洋白(5mg以下はアルミ)製分銅はローコストで購入が可能です。
基準分銅で使用する場合は1級〜3級のみ検定受検が可能となります。(有効期間は5年間) 一般的に「1級、2級、3級の基準分銅」や「F2級、M1級の標準分銅」として使用されます。
板状分銅

新興度量衡製作所は、分銅の校正、販売を行っております。

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