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T.《分銅》についての情報

  T−1.『基準分銅』と『標準分銅』の違い

  T−2.『分銅』の種類と特徴


U.《はかり》についての情報

  U−1.『はかり』に関する専門用語

  U−2.『はかり』の選び方

  U−3.『基準天秤(基準天びん)』について


V.《自動はかり》についての情報

  V−1.特定計量器へ追加される『自動はかり』の種類

  V−2.計量制度見直しに関する経済産業省のホームページ


W.《商品量目制度》についての情報・・・NEW!

  W−1.計量法における商品量目制度について

  W−2.商品量目制度の概要に関する経済産業省のホームページ



U−1.『はかり』に関する専門用語

 はかりには様々な専門用語があります。ここでは一般的なはかりの用語をまとめております。
      

 『秤量(ひょうりょう)』とは・・・
そのはかりで量ることが出来る「最大の質量(最大の重さ)」のことです。どの程度の重さのものを量るか、用途によって選択することが大切です。
例えば、大人の体重を量る為のはかりを選ぶ場合、「秤量150kg」程度のはかりが必要となります。逆に、赤ちゃんの体重を量る為のはかりの場合は、「秤量150kg」まで量ることはない為、もっと秤量の小さい、「秤量15kg」程度のはかりがベストとなります。 なぜ赤ちゃん用のはかりは「秤量」が大きいと良くないのか、それは『目量』の内容を参照して下さい。


 『目量(めりょう)』とは・・・
そのはかりで確認することができる「最小表示(重さの最小桁の部分)」のことです。はかりの場合は「秤量の大きなはかり」の場合は目量が大きく大雑把な量り方に、又、「秤量の小さなはかり」の場合は目量が小さく細かな量り方に向いています。
上の例だと、「秤量150kg」の一般的なはかりの場合、「目量は50g」程度となります。又、「秤量15kg」の一般的なはかりの場合、「目量は5g」程度となります。

 このように、量るものや用途により、はかりの『秤量』と『目量』がどの程度必要かを考慮に入れた上で、はかりを選ぶことが重要となります。


 『特定計量器』とは・・・
取引証明用に使用する計量器のことです。型式承認番号と検定(検定証印)が必要で、計量法により、2年に1度の周期で定期検査を受ける義務があるはかりです。計量法による定期検査は、都道府県知事又は特定市町村長が行う「定期検査」を受検する方法と「定期検査に代わる計量士による検査(代検査)」を受検する方法の2通りがあります。

新興度量衡製作所は「定期検査に代わる計量士による検査(代検査)」を受け賜っております。


 『取引証明』とは・・・
「取引」とは、有償であると無償であるとを問わず、物又は役務の給付を目的とする業務上の行為をいいます。「証明」とは、公に又は業務上他人に一定の事実が真実である旨を表明することをいいます。例えばお肉屋さんの「はかり」で100g当りいくらで売買することなどがこれに当てはまります。逆に研究・開発や、製造の中間管理工程での質量測定は「取引証明」には該当しません。
はかりを選ぶ際の「検定付・なし」とか「取引証明か証明外か」とは、【このはかりを使って何かを証明しますか】ということなのです。仕事で量り売りをしていて内容の重量証明をする、保証をする(これだけ重さがありますと証明する)場合は検定・取引証明が必要ですし、工程用や社内検査などで使用する場合は該当しません。


 『検定』とは・・・
特定計量器は製造、修理したものを国や都道府県などの公的機関がその構造や誤差が基準に適合しているかどうかを検査します。この検査を「検定」と言い、検定に合格した計量器には「検定証印」がつけられます。
尚、検定証印と書きましたが、検定証印と同じ効力を持つものがもう1つあります。それは一定レベルの品質管理能力があるとして経済産業大臣の指定を受けた事業者が、製造した計量器を自ら検査し、「基準適合証印」を付すことができます。
この「検定証印」又は「基準適合証印」が付されていない「はかり」は取引証明に使用することが出来ませんので、注意が必要です。


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U−2.『はかり』の選び方

 はかりには様々な種類があります。ここでは一般的なはかりの選び方をまとめております。
      

 『はかり』を選ぶ際の確認事項とは・・・
1.取引証明用として使用するはかりですか、工程用や社内検査用で使用するはかりですか?
 (お悩みの場合は、『取引証明』とは・・・の部分を参照して下さい。)

2.量る物の最大重量(秤量)はどれくらいですか?
 (基本的には、量る重さの約1.5倍程度の秤量のはかりをお勧めします。)

3.何g刻みで重量を見ますか?
 (見たい量よりも1ケタ小さい方がより正確に判断できるので、10g単位で見たいなら目量5gや目量1gのはかりお勧めします。)

4.積載面の大きさはどの程度ですか? 量るものの大きさはどれくらいになりますか?
 (「積載面」は量りたいものより大きいほうが良いです。はかりがあまりに小さいと、載せた物がはみ出たり床や壁に触れてしまったりして、正確な計量が出来ない恐れがあります。)

5.はかりを設置する場所は水気が多かったり、薬品等を使用していますか?
 (水気が多い場所や塩素等の薬品を使用している場所にはかりを設置する場合は、防水性の高いステンレス素材のはかりが適する等、はかりにもそれぞれ特性があります。)

6.はかりの重量実績(計量値)を記録する必要はありますか?
 (重量実績の記録方法として、レシートプリンターを接続する方法やパソコン等へのデータ転送がありますが、はかりの種類によって機能が異なりますので注意が必要です。)


これらを踏まえた上ではかりを選ぶ訳ですが、はかりの設置場所には以下の事に注意するようにしてください。
1.はかりは「水平な場所」に設置しましょう。
 (はかり自体にも高さ調節用のボルトが付いていることが多いですが、あまりに波打った場所や傾斜のある場所は、はかりの設置には非常に不向きで、正確な計量が出来ない恐れがあります。)

2.はかりは「振動のあまり無い場所」に設置しましょう。
 (はかりは「静止状態」において安定した計量を行うことが出来るものですので、振動している場所では正確な計量が出来ない恐れがあります。)

3.はかりは「風の影響を受けない場所」に設置しましょう。
 (特に1g以下等の目量の細かいはかりの場合は、風の影響を受けやすく、「静止状態」になりづらくなってしまい、正確な計量が出来ない恐れがあります。)


新興度量衡製作所は、はかりの校正(現地出張校正も受け賜っております)、特定計量器の計量法定期検査の代検査、販売を行っております。

はかりの校正や販売のお問い合せはこちらからお願い致します。


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U−3.『基準天秤(基準天びん)』について

 基準天秤(基準天びん)とは・・・
 適性計量管理事業所の質量計マスターとして置かれていることと思います。(分銅の校正用として使用する「はかり(質量計)」です。)
基準天秤(基準天びん)は、「手動天秤(手動天びん)」と「直示天秤(直示天びん)」と、大きく分けて2種類の天秤があります。

手動天秤(手動天びん)
手動天秤
直示天秤(直示天びん)
直示天秤

基準天秤(基準天びん)は独立行政法人産業技術総合研究所にて、3年に1度基準器検査を受検する必要があります。
 検査を受検できる方は基準分銅と同じく 都道府県知事、特定市長村長、指定定期検査機関、届出製造事業者、届出修理事業者、計量士(適正計量管理事業所) と決められており、それ以外の方は受検することが出来ません。

尚、基準器検査では「機能が十分であること」が合格条件となりますが、「十分な機能」を維持するためには、刃や刃受等の消耗部品の調整等専門的な技術を伴う整備が必要となります。
新興度量衡は、熟練の技術員による整備を行い、万全の状態にしたうえで貴社の基準天秤(基準天びん)を基準器検査受検致します。


基準天秤(基準天びん)整備、及び基準器検査受検のご用命はこちらからお願い致します。


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