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小督(小督殿入内)春 桜
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小督(隆房卿と小督) 春 山吹
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主上は恋慕の御涙に
思し召し沈ませ給ひたるを
申し慰め参らせんとて
中宮の御方より
小督殿と申す女房を参らせらる
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君の御為
御うしろめたしとや
思はれけん
手にだに取つても見給はず
やがて上童に取らせて
坪の内へぞ投げ出さる
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小督(清盛と隆房卿)夏 蓮地
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小督(仲国と小督) 八月 嵯峨野
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入道相國
小督殿に二人の聟を取られては
世の中よかるまじ
如何にもして
小督殿を召し出いて
失わんとぞ宣ひける
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峯の嵐か松風か
尋ねる人の琴の音か
覚束なくは思えども
駒を早めてゆく程に
片折戸したる内に
琴をぞ弾きすまされたる
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小督(高倉帝と小督)秋 紅葉
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小督(出家)冬
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車に乗せ奉りて
内裏へ参りたりければ
幽かなる所に忍ばせて
夜な々召され参らせける程に
姫宮御一所出て来させ給えけり
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歳二十三
出家はもとより望みなりなれども
心ならず尼になされ
濃き墨染めにやつれ果て
嵯峨の奥にぞ住まれける
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