Topics の Procol Harum 参照
Fenchurch Street Station フェンチャーチ・ストリート駅
'It's why I asked if you were a friend of my brother's. Or half-brother really. He's the only one who calls me Fenny, and I'm not fond of him for it.'
'So what's...?'
'Fenchurch.'
'What?'
'Fenchurch.'
'Fenchurch' (So Long, and Thanks for All the Fish. p.77)『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズ4冊目の小説に登場する少女、フェンチャーチの名前の由来となった駅。
「わかった」フォードは言った。「これをそうだと想像しよう。いいぞ。君はこの風呂に入るんだ。いいぞ。大きな丸い風呂だ。風呂は黒檀でできている」
「どこで手にいれるんだ?」アーサーが言った。「ハロッズ・デパートはヴォゴン人に破壊されたぞ」(『宇宙の果てのレストラン』、p. 163)ロンドンの有名な高級百貨店。物語の冒頭で地球もろとも破壊されたが、「破壊されなかったもう一つの地球」を舞台に展開されるシリーズ4冊目の小説の中でもハロッズだけは破壊される羽目に。
A hatchway opened, crashed down through the Harrods Food Halls, demolished Harvey Nicholls, and with a final grindings scream of tortured architecture, toppled the Sheraton Park Tower. (So Long, and Thanks for All the Fish. p.170)
ロンドンの高級百貨店。最先端のファッションを提供するとして人気がある。この百貨店も、「破壊されなかったもう一つの地球」を舞台に展開されるシリーズ4冊目の小説の中で、ハロッズに続いて破壊されてしまった。
The summer sun was sinking through the trees in the park, looking as if --Let's not mince words. Hyde Park is stunning. Everything about it is stunning except for the rubbish on Monday morning. Even the ducks are stunning. (So Long, and Thanks for All the Fish. pp.102-103)
『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズ4冊目で、アーサーはフェンチャーチと名乗る少女と出会い、恋に落ちる。フェンチャーチの家はイズリントンだが、二人はわざわざハイド・パークまで出かけてサーペンタイン湖の周囲を散歩する。初デートで舞い上がったアーサーの目には、湖のアヒルさえとびきり美しいものに見えたらしい。
二六七七○九という数字が、かつてアーサーがでかけていったパーティの会場となったイズリントンのあるマンションの電話番号と同じだというのは、まことにめくるめく偶然の一致にすぎない(そのパーティで彼はとびきり可愛い「娘と出会ったのだが、ものにすることはできなかった――娘は押しかけ客とどこかにしけこんだのである)。(『銀河ヒッチハイク・ガイド』、p. 102)
ロンドン北東部の住宅エリア。しょっちゅう住まいを変えているアダムスだが、結婚式を挙げたのもイズリントンの町庁舎なら、新しく購入した家もやはりイズリントンにあったらしい(もっとも、結局そこにも腰を据えることはなく、『銀河ヒッチハイク・ガイド』映画化のために渡米してアメリカ暮らしをすることになったが)。
Lord's Cricket Ground ロード・クリケット場
Topics の Lord's Cricket Ground 参照
Sheraton Park Tower シェラトン・パーク・タワー
シェラトン系列のホテルで18階建ての円形のビル。Harvey Nicholls 参照
St. Martin-in-the-Fields セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教会ロンドンで、アダムスの葬儀が行われた教会。
St. Pancras Station セント・パンクラス駅
ダーク・ジェントリー・シリーズ2冊目の小説では、この駅はヴァルハラへの入り口となっている。駅自体もゴシック様式の美しい建物だが、今ではホグワーツ魔法学校行きの列車が出る隣のキングス・クロス駅のほうがはるかに有名になってしまった。
Tottenham Court Road トッテナム・コート・ロード
'Would you turn it down please?' he said to Ford Prefect who was crouching in front of it in the middle of a pile of bits of video equipment he'd taken from a shop window in Tottenham Court Road, having first hurled a small brick through it, and also a nasty heap of empty beer cans.(So Long, and Thanks for All the Fish. p.181)
トッテナム・コート・ロードは、ロンドンの中でも電気屋が集まる通りとして知られている。と言ってもその規模は日本の秋葉原の比ではないが、ロンドンでビデオデッキをかっぱらいに行くならこの通りをおいて他にはないであろう。
the Zoo in Regent's Park ロンドン動物園
A turning point came when a crack team of flying screechers discovered the Zoo in Regent's Park, and most particularly the Peptile House. (So Long, and Thanks for All the Fish. p.174)
1826年にリージェンツ・パーク内に開園した動物園。ここに爬虫類館があったことが、人類にとっては幸いとなる。