[あ]

(あな)

ある駅から別の駅までにおいて、先の列車に乗っても後の列車に乗っても同じ時刻に着くとすると、当該駅間の最短移動には「後の列車」のみ機能しているとみなすことができる。この機能している列車のみの運転間隔が、基本サイクルに対して大きい場合を特に「穴」と呼ぶ。
各停と優等が入り組んだダイヤや、途中で分岐がある路線などで発生しやすく、新しくダイヤを作る際にはあらゆる駅間移動の組み合わせにおいてこの穴を作らないことが理想的である。

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運行管理 (うんこうかんり)

 管轄する路線全区間において、全ての列車がダイヤ通り運行されているかをリアルタイムで管理すること。現在では、駅構内のポイントやホームの列車案内なども合わせて総合的に管理できるようなシステムもある。
 また、ダイヤの乱れが発生した場合に、乱れを最小限にとどめ速やかにダイヤを回復できるよう、臨時ダイヤを組んでそれを全列車に指令するのもこのシステムの役目。

段落し運転ダイヤの乱れ 輸送指令時間調整

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運転曲線 (うんてんきょくせん)

 横軸に駅間の距離を、縦軸に列車の速度をそれぞれ取ることで、駅間の列車速度を発車から停車まで連続的に記録したもので、これをもとに駅間の標準所要時間を算定する。
 この曲線は列車の加速度・減速度に依存するので、車両の性能がアップしたら、新たに運転曲線を引き直して標準所要時間を変更する。

ランカーブ

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