DISTANCE

「ワンダフルライフ」に続いて今回もARATA氏、伊勢谷氏、寺島進氏が出演。
ARATA、伊勢谷両氏は自然体。悪く言えば演じてはいないと思う。
もともと役者じゃないし、この二人にそれは求めていませんでした。
むしろこの監督の作品の中ではあの二人くらいの自然体が必要なんだと思うほど。

アツシと老人のやりとりはアドリブなのでしょうか。
「ワンダフルライフ」もそうでした。
現実と演技とが錯綜して、映画に映画らしからぬ感触をもたらしていたような気がしました。

アツシが百合の花束を捧げた時
アツシがなにものであるかわかった時
アツシが桟橋を火葬した時
アツシがつぶやいた時

この役はARATA氏じゃなくちゃだめだと感じました。
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