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 世田谷区に二つある「民家園」のひとつ「岡本民家園」は、世田谷区の南部、多摩川に近い岡本2丁目にあります。瀬田に残されていた江戸時代の農家を移築し、それを中心に当時の農家の生活を再現したものです。

わらぶき屋根の母屋のほかに、はなれ、白壁の土蔵、鳥小屋、蛍の小屋などがあります。交通は、小田急線二子玉川駅からバスで民家園前で下車がもっとも便利です。

この岡本民家園でさまざまな正月の行事をするというのを世田谷区の区報で知り、好天気に恵まれた元日の朝さっそく自転車でいってみました。

囃子と獅子舞

民家園の観衆 囃し方

 民家園の門に近づくと、あたりにいつもよりずっと人が多いのに気がつきました。

門から入ると、にぎやかな囃子の音色が聞こえてきました。母屋の中でなにか演芸をしているようで、皆その前の庭に立って家の中を見つめています。
 私もいっしょにのぞいたところ、地元の囃子保存会の方々がにぎやかに新年を寿ぐ演奏をしていました。

私は千葉の出身なので、子供のころこのような囃子をよく見ましたが、東京に来てからはほとんど見ることはありませんでした。


ひょっとこ 獅子舞

 やがて、民家園のお座敷にユーモラスなお面をかぶった男性が出てきて、軽妙な身振り手振りで踊り始めました。これはひょっとこさんだと思います。

ひょっとことは「火男」が語源で、田舎の農家のご主人を意味するとのことです。「お多福」という女性と組んで踊ることも多いそうです。
 ひょっとこの次は、白髪を振り乱した獅子舞の登場です。大きな口をカタカタと開けたり閉めたりしながら、囃子に乗ってお座敷のなかで踊りまくりました。

その後、今度は縁側からぞうりを履いて庭に出て、大きな口で子供たちの頭にパクリと噛み付いていました。


正月の遊び道具

正月の遊び道具 正月の遊び道具

 民家園の庭では、上の写真のように昔懐かしい遊び道具の数々が机の上に並べて貸し出されていました。

けん玉は、現在の大人の方々はあらかた子供のころ遊んだ記憶があると思います。当時は、大学にも「もしもし亀よ」というけん玉の同好会があったとか。
 その他に、木を挽いて作った大型の独楽(こま)、鉄製のベーゴマなどが、たくさん貸し出されていました。

また、羽根突き用の色とりどりの羽根も、たくさん並べられていました。区役所の職員でしょうか、担当者がそれらの使い方を子供たちに詳しく説明していました。


けん玉・ベーゴマ

けん玉・ベーゴマ けん玉・ベーゴマ

 この男の子は、使い方を教えてもらった後、さっそくけん玉を一セット借りてぎこちない手つきではじめました。けん玉は、これまでまったくしたことがないそうです。

しばらくすると、この子のお父さんがそばに来て、昔のけん玉名人の腕前を披露してコツを教えていました。
 独楽(こま)を回せる台、ベーゴマを回せるシートを張った洗面器なども置かれており、子供たちが独楽、ベーゴマにひもを巻きつけては投げて回していました。

子供たちに混じってお父さんたちもつい入れ込んでプレーしていました。真剣な表情で独楽にひもを巻いていらっしゃいますね。


竹馬にチャレンジ

竹馬にチャレンジ 竹馬にチャレンジ

 昔懐かしい竹馬も貸し出しており、男の子も女の子もチャレンジしていました。しかし、これまで竹馬をしたことのある子はほとんどいないようで、皆乗るのがやっとで、竹馬で歩ける子はあまりいませんでした。

こちらは、さすが男の子で、何度転げてもめげずにチャレンジしていました。
 こちらはまだ一歳半ぐらいのお嬢ちゃんですが、親御さんに支えてもらって元気よく竹馬によじ登りました。

やはり昔と違ってぐらぐらと足場が悪いようなところを歩いたことがないからでしょうか、今回の正月遊びの中ではどの子もこの竹馬がもっとも苦手のようでした。


羽根突き

羽根突き 羽根突き

 これまた懐かしい羽根突きの道具も、貸し出されていました。ほとんどの子供たちが、羽根突きは今回が初めてだったようです。

羽根突きは羽子板の絵がない裏側で突くものですが、皆そんなことはお構いなしにバドミントンのように羽子板を振り回して打ちまくっていました。
 こちらの男のほうは運動神経がよいようで、10分ほどでコツを呑み込んでちゃんと羽根突きができるようになりました。

以前は正月には街のほうぼうで羽根突きを見かけたものですが、ここ3年ほどはまったく見られなくなりました。日本古来の子供の遊びがまた一つ消えつつあるようです。

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