|
|
NTT東日本研修センタはNTT東日本グループの総合研修所で、小田急線成城学園前駅からバスで10分のところにあります。
武蔵野の面影をとどめる約20万平方メートルの広大な敷地の中に、センタービル(左の写真)、研修棟6棟、宿泊棟12棟、大食堂などが設置されています。
私は、2003年末にこの研修センタである講座の講師を3ヶ月ほど務めました。調布界隈の最後の秘境ともいえるこの研修センタの構内をレポートします。 |
|
|
成城駅からバスに乗り、研修センタ前で降りて門から構内に入ると、広いメインストリートが伸びていてその先に大きなドーム屋根の講堂がそびえています。
この大講堂は987席もあり、NTT東日本グループだけではなく、外部の会社や団体にも貸し出しているとのことです。
12月に入ると、メインストリートの両側の銀杏並木がご覧のように見事に黄落のときを迎えました。入口の門から見ると、抜けるように青い冬空の下、金色の銀杏並木が大講堂の巨大なドームを引き立てていました。 |
広大な構内には、研修に使用される各種の建物、施設などが多数置かれています。下の写真左は、講義、座学が行われる研修棟で、このような建物が全部で6棟あります。
下の写真右は、門の近くにある建物で、体育館のようです。研修もさまざまなタイプが行われているとのことで、体育館での実技が組み込まれるコースもあるのでしょう。 |
研修棟の屋上には多数の太陽電池のパネルが置かれており、秋の日差しを受けて青く輝いていました。NTTは各地の通信基地、局舎の省エネ化、CO2排出量削減に注力していますが、これらの太陽電池パネルもその一環でしょうか。
太陽電池パネルが付いた建物の少し先の広場では、ヘルメットをかぶった一団が、通信回線設置の研修でしょうか、指導者と思われる男性の周りに集まって話を聴いていました。 |

構内には、高さが30mもあろうかと思われる巨木が方々にあり、みな黄落のときを迎えていました(下の写真左)。これらは皆、NTT東日本研修センタが開設される前からこの地に茂っていたのでしょう。
また、大きなかえでの木も多数あり、初冬の青空をバックに鮮やかな紅葉を競っていました(下の写真右)。調布の寒さのせいでしょうか、目を奪うばかりの華やかな紅葉でした。しばらくこの前に立ちつくしてから、ふと気が付いてカメラを向けました。 |
NTT東日本研修センタは、成城学園前駅からのバスが通る道路の両側に広がっていますが、宿泊棟がある側の構内はソメイヨシノの並木道が続いています(下の写真左)。
年末が近い現在はご覧のように葉がほとんど落ちた冬樹の状態ですが、来年の春にはこれらは皆豪華な花に包まれることでしょう。
広大な構内には、時の流れに取り残されたように何十年も変っていない部分がたくさんあります。下の写真右は国木田独歩の短編小説『武蔵野』にあるような雑木林で、武蔵野の原風景を思わせる景観でした。 |
昨年末にこのセンタで仕事をしていたときに、「春の桜のシーズンにはこの構内の一部が開放される」ということを聞きました。
年末と桜のシーズンではこの構内がどのように変るのかぜひ見たいと思い、近所の馬事公苑で桜が見ごろとなった一日、またこの研修センタを訪れました。
研修センタの宿泊棟がある側には桜がたくさんあり、この時期は見事な景観となります。構内にあるサッカーグラウンドのまわりに並んでいる桜の下が特等席のようで、家族づれが芝の上に敷物をひろげて満開の桜を楽しんでいました。 |
|
|
広大な構内には12棟もの宿泊棟があって、約1,000名もの研修生を収容できるそうです。現在ではNTT東日本グループだけではなく、外部の会社や団体の社員研修もここで盛んに行われているとのことです。
その人たちでしょうか、ビジネススーツの若い人たちが、満開の桜の下に集まっていました。この時期のことですから、新入社員の研修かと思われます。
これほど素晴らしい環境の研修所は、東京都内では私は他に知りません。研修生も、ここで大いにレベルアップできることでしょう。 |
|
|
この構内には紫木蓮の大木がたくさんあり、方々で豪華に咲き誇っていました。 構内にある大きな雑木林の中にもかなり紫木蓮があったので、これらは植えたものではなく自然に増えたのでしょう。
ここの紫木蓮は、花のサイズが大きく、また王朝時代の打ち重ねのように花弁の内側が白く外側があでやかな紫になっています。花の最もよい時期に会うことができました。
風にゆれ
花芯を見せぬ
紫木蓮
|