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 私は概して夏に弱く、毎年8月にはどこかの高原に避暑に出かけます。草津のホテルの会員になっていてよく行きますが、やはり草津は遠いので、もう少し近場で簡単に行けるところはないだろうかと、かねてより探していました。

私どもの家からは、小田急で東京を脱出するのが便利です。夏を涼しく過ごすには、ともかく高いところに登らなければなりません。小田急沿線で東京にもっとも近い高地となると、新松田駅あたりから丹沢に向かうというのがよさそうです。

西丹沢
西丹沢

 丹沢湖のある西丹沢一帯は、地図で見ると神奈川県山北町が中心となっています。

インターネットで山北町の観光情報を検索したところ、やはり丹沢湖のあたりの旅館が多いようでしたが、そのあたりはかなりにぎやからしいのでどうも気が進みません。

さらに探すうちに、丹沢湖よりもっと高地の箒沢というところに民宿が見つかりました。

かなり山に入った場所ですが、小田急新松田駅からバスで1時間20分ほどで行けるので、自動車を使わない私どもには便利です。さっそくそこに電話して予約をしました。

そのあたりは、神奈川県の水源地である丹沢湖に注ぐ渓流に沿った地域で、昔は御料林として保護されていたそうです。そこに、箒杉(上の写真)という県下有数の巨樹があり、「神奈川未来遺産100」に指定されています。根回り18メートル、高さ45メートルもあり、推定樹齢約2000年とのことです。

民宿箒杉荘
民宿箒杉荘

 民宿箒杉荘は、その箒杉のすぐ近くにあります。昔の農家を改造したものらしく素朴なつくりですが、広々としていて快適です。その一角には小さなレストランがあり、「氷」ののぼりが出ていました。
巨大な箒杉をバックに、民宿の皆さん三代の写真を撮りました。

前日まで少年野球チームの合宿が宿泊していたそうですが、もうそれも帰ってしまい、今晩は広い二階を私どもだけで使います。

さすが丹沢の高地のことで、下の丹沢湖のあたりより気温が2度ほど低いとのことでした。もちろん、ここではクーラーは不要です。


いのしし
いのしし君

 玄関から入ると、いきなりこの巨大ないのしし君が出迎えてくれました(^_^)。この家の先代が射止めたものだそうです。このあたりには今でも猿やいのししがかなりいて、農作物や林業の食害もあるとのことです。
民宿は、山の中腹にあるので、二階の窓からは広々とした山の茶畑が見渡せます。反対側の窓からは、はるか下のほうの渓流が望めます。


渓流遊び

 涼しい風が吹き抜ける二階の部屋で一休みしてから、民宿の前の崖道を降りて、渓流に向かいました。

神奈川県の水道のもとになっている渓流なので、水質は申し分ありません。子供たちが、水中メガネをかけて渓流に飛びこんで、底にいる魚などを盛んに探しています。カジカなどがたくさんいるとのことでした。

水がきれいなだけに、水温が低いようで、子供たちはときどき渓流の岸で甲羅を干しては、また水に飛び込みます。

渓流遊び

浮き輪で川遊び
浮き輪で川遊び

 渓流は、ところどころで流れが緩やかになっています。そのようなところは、小さい子供さんを川遊びさせるには最適です。

このお父さんは、二人の子供を浮き輪で大サービスです。子供たちは、水の冷たさもものかわキャーキャーと大はしゃぎです。

この辺は、オートキャンプ場もたくさん見かけましたが、川原で火をたいて煮炊きをしてもよい場所が多いようです。ここ箒沢でも、川辺でバーベキューを楽しんでいる人がたくさんいました。


少し足を伸ばして

 私どもはこの民宿に三泊しましたが、その間ここを基地として遠歩きをしたり少し離れたところまでバスを使って行ったりしました。その際は、このあたりにはレストランが少ないということで、民宿でおにぎりを作ってもらい、それを持って出かけました。

下の写真左は、民宿から歩いて10分ほどの上流で見かけた沢水です。さらに上流に小一時間も歩くと、西丹沢自然教室、奥中川園地、白石沢キャンプ場などがあります。

上流の沢水 相撲道場

この民宿からバスで15分ほど下流の方向に行くと、中川温泉という温泉があります。ここには山北町立中川温泉「ぶなの湯」という温泉大浴場(上右の写真)があり、宿泊しなくても一日ゆっくりと温泉をを楽しむことができます。

中川温泉からバスでさらに10分ほど下ると、丹沢湖に着きます。丹沢湖は西丹沢観光の中心で、四季を通じてさまざまなイベントが開催されています。

晩のご馳走

 一日歩いてお腹をすかせて民宿に帰ると、女将とそのお母さんが、家庭料理的なぬくもりのある夕食を出してくれます。よく冷えたビールを飲みながら、この夏も健康で山の自然を楽しめたのを夫婦で心から喜びました。

この近くで獲れたものでしょうか、川魚がさまざまな料理で出されましたが、どれもなかなかの味でした。また、やはり土地のものだそうですが、野菜とぶどうが新鮮で香が高く、おいしくいただきました。野菜は、裏山から出る沢水で冷やしているそうです。

晩のご馳走

避暑といっても、人によって好みはさまざまです。軽井沢の高級ホテルでゴルフを楽しみながら、という人もあるでしょうが、私どもは、観光客が少ない静かな山郷で、渓流の上を渡ってくる涼風を大いにエンジョイしました。

私どもと同じように静かな自然を愛する向きには、この西丹沢の民宿はおすすめです。夏のシーズンが終わると、次は秋の紅葉が見事だそうです。私どもも、時間があれば、ぜひまた行って見たいと思います。

民宿箒沢荘の連絡先を、下に記します。

      〒258-0201
      神奈川県足柄上郡山北町箒沢
          箒杉バス停下車徒歩2分
          民宿箒沢荘
          TEL/FAX 0465-78-3501
          http://www15.plala.or.jp/santachi/

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