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伊豆急
伊豆河津町へ

 2007年2月19日から、南伊豆の河津町と下田を訪ねる小旅行をしました。
私どもは、このところ毎年2月には方々の海岸地方の暖地を訪れていますが、今年は最近非常に人気の高い河津桜をぜひ見ようとこの地に決めました。

横浜から伊豆急の特急踊り子号に乗り、伊豆半島の東海岸線に沿って南下していきます。踊り子号の車両は、東側に面した座席が広いガラス窓に向いて配置されて車窓の海の景観を楽しめるようになっていました。

自噴泉
自噴泉

 伊豆熱川駅に着いたところ、車窓の海の景観が突然立ち込める白い水蒸気で遮られました。見ると、海側の傾斜地に大きなやぐらが立っていて、そこから大量の湯煙がわいています。やぐらの下からは熱湯が湧いているのが見えます。横に、「玉の湯源泉 自噴100℃」と書かれた看板が立っていました。

ここから出た熱湯を、この地域の方々の旅館・ホテルに供給しているとのことです。熱川には、高温自噴泉が多いそうです。

ループ橋
河津ループ橋

 伊豆急河津町に着き、駅前の観光案内所で説明を聞いてから、修善寺行きの路線バスに乗って北に向かいました。

私どもの最初の目的地は、昔から文学作品にたびたび登場しているので有名な旧天城トンネルです。

バスは河津川に沿って北上して行き、まもなく湯ヶ野を通過しました。湯ヶ野は、川端康成の小説『伊豆の踊り子』にも出てくる古くから知られた温泉郷です。

そこから先は、次第に山が深くなりました。やがて、河津七滝にかかる手前に巨大な河津ループ橋が見えてきました(上の写真)。この橋は、正式には七滝(ななだる)高架橋といい、国道414号線の高低差を2重ラセン状のループで接続する高架橋です。

この橋が昭和56年に建設された結果、伊豆東海岸からの天城越えが非常に楽になり、河津ループ橋自体も新らしい観光名所になりました。河津ループ橋は、全長1064m、高さ45m、直径80mもある巨大な二重ループ構造で、橋の上方から見下ろすと、橋の上を通っている自動車やバスがおもちゃの車のように小さく見えます。

路線バスは、ループ橋を通って河津七滝沿いの国道を登り、やがて旧天城トンネルの少し上方にあるバス停に着きました。

湯ヶ野の桜
湯ヶ野に戻る

 私どもは、このバス停から渓流沿いの道を歩いて旧天城トンネルに行き、そこを抜けて一部バスを使って移動しながら河津七滝の景観を楽しみました。
その後、また路線バスで河津桜の本場である河津川下流の方向に戻りました。その途中、朝バスで通過した温泉地湯ヶ野でバスを降り、川端康成の『伊豆の踊り子』にも出てくる旅館を見に行きました。
私どもは、ここの路線バスの一日券を購入したので、大いにバスを利用したのです。

湯ヶ野の河津桜
湯ヶ野の河津桜

 湯ヶ野まで降りてくると河津川は川幅がやや広くなりますが、それでも巨石の中を川が白いしぶきをあげて流れています。

その流れをバックに、川岸に河津桜がたくさん咲いていました。河津桜は、この河津町の近くで、大島桜とカンヒザクラ系との自然交配で発生したとされます。

遅咲きの梅とほぼ同じ2月半ばから元気に咲き始め、ソメイヨシノより色の濃いピンクの可愛らしい花を樹いっぱいにつけます。

河津川の花堤
河津川の花堤

 湯ヶ野からまた路線バスに乗り、河津駅の方向に行きます。バスの運転手さんに教えられて、河津駅まであと3つというバス停で降りて河津川のほうに歩きました。

川に近づくと、川の堤防に見通す限りピンクの河津桜が広がっているのが見えました。

残念ながら天気はあまりよくなかったのですが、川岸の河津桜は曇り空を吹く飛ばすような華やかさで咲き誇っていました。ちょうどうまく満開のときにあたったようでした。

桜の遊歩道
桜の遊歩道

 堤防の上は遊歩道となっていて、たくさんのお客様が行き交っています。河津町では、毎年2月10日前後から一ヶ月間「河津桜祭り」を開催していますが、その期間中に100万人を超えるお客様が全国からここにこられるそうです。

たまたま近くで花の写真を撮っていた人の言葉が特徴があったので訊いたところ、なんと広島からこられたということでした。
早春の花の少ない時期に、このように華やかに咲き誇る桜を見たくなったのでしょう。

河津桜
満開の河津桜

 河津桜は、本州ではもっとも開花が早い桜とされますが、花期が普通の桜より長いという特徴もあります。
ソメイヨシノのように樹全体がいっせいに開花してその後またいっせいに散るというのではなく、開花後も次々につぼみができてそれらがまた花になるためだそうです。

花期が長いおかげで、「河津桜祭り」は一ヶ月間という長い期間にわたって多数のお客様をひきつけることができるのでしょう。地元にとっては河津桜さまさまですね。

桜と菜の花
桜と菜の花

 河津桜は、例年2月初旬から咲き始めるので、菜の花と花期が重なります。

河津川の堤防には菜の花の種がまかれているので、左の写真のように河津桜と菜の花が同時に見られます。

河津桜を楽しみながら、河津川の堤防の上を1時間ほど歩き、河津川の川口の近くまできました。ここからは川を離れて東にある伊豆急河津駅に向かいました。河津駅から伊豆急で次の目的地下田に向かいました。

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