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神代植物園 |
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東京都調布市にある都立神代植物園は、壮大な規模を誇る都内唯一の植物公園です。交通は、京王線つつじヶ丘駅から深大寺行きのバスで30分ほどです。 |
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広大な園地には、4500種類10万株の樹木や草花が植えられているそうです。 まず正門の横に置いてある園内マップを一枚もらって、今のシーズンの樹木や草花に目星をつけて歩きはじめました。
神代植物園は天台宗の古刹深大寺に隣接しており、園地の方々に昔からの武蔵野の雑木林がそのまま残されている場所がかなりあります。
また園内には左の写真のような小川や池が方々にあり、高い木々の間から漏れた日の光が水面にきらめきます。 |
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園地の一角に都内では珍しい落葉松(からまつ)の巨木の林があり、ちょうど黄落のときをむかえていました。
通常の針葉樹の林では、冬になっても落葉しないので暗く寒々としてくるのですが、落葉松の林では黄落の時期には林全体が輝かしい金色になります。その後落葉松が落葉すると、日の光が林の隅々まで行きわたり、大変明るい風景になります。
春になると、この落葉松の林はみずみずしい薄緑の若葉に包まれます。春が進行するにつれ、その若葉の緑は日一日と濃さを増していくのです。 |
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植物園中央の広場の近くで、そばの畑を見つけました。さすが、そばの名所・深大寺の隣に位置する公園です。
ハート型の淡緑色の葉、薄赤い細い茎が特徴的で、すでに小さな白い花をつけていました。中央アジア原産のそばには、花の色が赤い品種もあります。
俳句の世界では、そばの花、新そばはいずれも秋の季語となっています。 次第に食材の季節感が希薄になりつつある昨今ですが、それでもそばは、くり、松たけなどとともに私どもに秋の到来をはっきりと教えてくれます。 |
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広場の奥に沈床式庭園があり、庭園全体が大きなバラ園になっています。
庭園の中央には、大きな噴水が設置されています。噴水は、ひとしきり高く水を噴き上げたあと、しばらく噴き上げる勢いを弱め、やがてまた勢いを強めはじめます。
噴水の勢いが弱くなり水の丈が低くなったとき、その上の空が黒ずんで見えるほど蒼いのに気が付きました。
鎮まりし
噴水の上
空蒼し |
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この沈床式庭園には、5000本余りのバラが植えられています。春、秋の花期には、それらのバラ目当てのお客さまで大賑わいとなります。多い日には、1万6千人以上の入場者があるそうです。
そのバラ園の横に長い藤棚があり、その下のベンチでたくさんの入場者が休んでいました。藤棚の下は日陰のトンネルとなり、そこを涼しい風が吹き抜けます。
書を開く
藤棚の風の
涼しさに |
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沈床式庭園に隣接して、大温室があります。熱帯の果樹、洋ランなどの花が巨大な温室の中一杯に収められており、内部を歩くとエクゾティックな色彩やかおりに胸がわくわくします。
パパイヤでしょうか、大温室の天井に当たりそうな丈の高い木に大きな実がたわわにつき、おいしそうに赤く色づいていました。実りの豊かさに、思わず目を奪われました。
コート脱ぐ
パパイヤ熟るる
温室で
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私は昔から熱帯のエクゾティックな植物が大好きで、『ロビンソン・クルーソー』の中で熱帯植物について書かれた部分を夢中になって読んだ記憶があります。 |
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