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水族館
水族館

 銚子電鉄の犬吠駅で下車し、灯台のある犬吠崎に向かいます。7月末のことでしたが、さすが海洋性気候の銚子、日陰に入ると風の涼しさを感じました。

しばらく歩くと、向かって右側に岩浜の海が見えてきました。その左側に、ピンクの建物の水族館がありました。「犬吠崎マリンパーク」の一部だそうです。
ここでは約230種もの魚類を自然に近い環境で飼育しており、それらを目のすぐ前で観察することができます。イルカのショーも楽しめるそうです。

灯台
犬吠崎灯台

 さらに少し歩くと、行く手に白い灯台が見えてきました。明治7年に外国人灯台技師ブラントンの手を借りて建築され、以来日本最東端の灯台として航路の安全を守ってきた犬吠崎灯台です。

地上から灯火まで27m、平均水面上から灯火までは52mもあり、約36km先の海上から灯火を確認できるそうです。
国際航路標識協会の“世界の歴史的に価値の高い灯台100+”に選ばれているとのことです。

潮溜まり
潮溜まりのプール

 灯台は、銚子の半島が海に突き出したその突端にあります。灯台の足元は急な断崖になっていて、その先は日本列島と黒潮とのせめぎあいが行われています。

洗濯板のような層をなした岩浜に荒波が砕けるところのすぐ内側に、写真のような潮溜まりの大きなプールがありました。

そのプールの中は、波一つなく鏡のように静かで、周りの岩の影がくっきりと映っています。南洋のさんご礁の内側のようです。

灯台の階段
灯台内の階段

 灯台の入口で入場券を買い、灯台内に入って階段を登ります。階段は全部で99段あります。一説には、九十九里海岸にちなんで階段を99段にしたとのことです。

階段一段の高さもかなりあり、99段は少々しんどいですが、私は日ごろ遊歩で鍛えた足で一歩一歩ゆっくり登って行きます。

階段のところどころに開いた窓から外を見て、登った高さを確かめます。螺旋階段を登って少々目が回りかけたころ、やっと階段のてっぺんに着きました。

灯台のモーター
灯台のモーター

 階段を登りつめると、灯火を回転させる巨大なモーターがありました。このモーターで、灯台の閃光を15秒毎に1回海上はるか彼方まで放射しています。

モーターの上にあるレンズや電球の部分は、さらに狭い階段の上にあるようです。

モーターの横にはドアがあり、それを開けると灯台の外部に造られた展望台に出ます。強い海風に吹き飛ばされそうになりながら灯台の外に出ると、50メートル下に広がる太平洋がはるか彼方まで見渡せました。

灯台からの景観
灯台からの景観

 まず東側を見ると、太平洋の大海原がどこまでも広がります。この先は、ハワイ、そして北アメリカです。日本の最東端は根室ですが、日本で一番早く初日の出が見られるところはこの犬吠崎だということです。
毎年元旦には、初日の出を見る客でたいへんな人出となるそうです。

さいわい雲ひとつない好天に恵まれましたが、遠く水平線を見渡すと、かすかながら水平線が弧を描いているのがわかりました。地球が丸いのを実感できる景観でした。

君ヶ浜
君ヶ浜

 展望台を回って、北側(茨城県側)を見ると、美しい弧を描く「君ヶ浜」が伸びています。この美しい海岸は、海流の関係で泳ぐ人が沖に流されやすいということで、遊泳は禁止されています。

このあたりは古来文人墨客に愛され、句碑などもあるので、のちほど灯台を降りてから行ってみようと思います。
君ヶ浜海岸の西側には、君ヶ浜国有林の松林が広がっています。そのはるか向こうには、銚子の市街が見えています。

霧笛
灯台と霧笛

 灯台を降りて灯台の裏に回ると、黒い霧笛が太い筒先を太平洋の方向に向けていました。今でも、海霧で灯火が遠くまで届かないときはこの霧笛を使用するようです。

霧信号は、5秒吹鳴30秒停鳴のエアーサイレンで、明治43年4月のサービス開始以来変っていないとのことです(音の大きさは、最近大幅にパワーアップされました)。

霧に閉ざされた海上の船の中で、霧笛のブオーという音が聞えると、実に心強く感じられ、港は近いと一安心するのだそうです。

灯台のレンズ
灯台のレンズ

 灯台の向かって左側には、資料展示館があります。その中には、灯台が外国人灯台技師ブラントンによって建設されたときの資料や、関連する機材、物品などが展示されています。

この灯台は、基本的に建築用レンガで構築されていますが、そのレンガを制作することがそもそも大変だったとのことです。
ようやく銚子の近くによい粘土が見つかり、国産のレンガを焼くことができました。
写真は、ブラントンが最初に使った犬吠埼灯台の初代レンズだそうです。

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