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羽根木・梅祭り |
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小田急線梅が丘駅の西側にある小さな山全体が、世田谷区立羽根木公園です。
羽根木公園は都内有数の梅の名所で、毎年2月中旬からこの公園で梅祭りが開かれます。今年は2月中旬から急に陽気がよくなり、梅の花が満開になったという話を聞いたので、あわてて取材に行きました。 |
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羽根木公園では、山の斜面いたるところに、紅梅、白梅などさまざまな種類の梅が植えられています。
公園の入口から斜面を登ってゆくと、まず華麗な紅梅の大木が目に入りました。紅梅の代表格の一つである紅千鳥という種類です(左の写真)。
紅梅にもいろいろな種類があるようで、この公園の紅梅も花の色もやや白っぽいのから真紅のものまでさまざまです。 この紅千鳥という種類は、ご覧のようにもっとも紅い色が濃いほうのようです。 |
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公園の梅の大多数は白梅ですが、それら白梅の代表格が白加賀という種類です。写真の白加賀は、日当たりのよい場所にあるせいかひときわ目立つ大木で、冬空の下、四方に花盛りの枝を伸ばしていました。
白梅というと、俳人中村草田男の名句を思い出します。
勇気とは
地の塩なれや
梅真白 中村草田男
この俳句は、あきる野市五日市霊園にある草田男の墓碑に刻まれているそうです。 |
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しだれ桜と同じように、しだれ梅にも何ともいえない優しい情緒があります。
左の写真の「玉垣しだれ」は、ピンクのしだれ種として有名で、垂れ下がった長い枝に気品のある淡い色の大きな花をつけます。
梅の木の下では、お客さんたちが思い思いに散歩したり、ビニルシートを敷いた上に座ってお菓子などを食べたりしていました。
下の写真は南側の広場にある紅しだれですが、ちょうど七分咲きで青空をバックに咲き誇っていました。図鑑で見ると、呉服しだれという梅に似ていますがどうでしょうか。 |
下の写真は山の上の方にあった白しだれ梅ですが、こちらも八分咲きぐらいの見ごろでしかも木が大きいので圧倒的な咲きっぷりでした。入場した皆さんがこの梅の周りに集まって写真を撮っていました。
樹種は、図鑑で調べても私のような素人では特定できませんでした。 |
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梅のしなやかな枝についた白い花が、青空に向かって高く盛り上がってから滝のように流れ落ちていました。
吹き上げて
流れ落ちるや
しだれ梅 |
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羽根木公園の中には、俳人中村汀女の有名な俳句
外にも出よ
触るるばかりに
春の月 中村汀女
の句碑があります。汀女さんは公園の近くの代田橋に住んでいたので、この句碑が園内に造られました。
公園内には、梅の花の馥郁たる香りが漂っています。その中をゆったりと散策しながら、頭に浮かんだ俳句を句帳に書き留める人々がいらっしゃいました。 |
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羽根木公園の梅林から少し離れたところで、祭りの客目当ての食べ物などの出店がたくさんあり、大賑わいでした。
それらの中に苗木屋さんがかなりあり、梅、金柑など果樹、花木の苗を販売していました。梅はまだ1メートルくらいの小さい苗なのに、木いっぱいに花をつけています。どのように育てれば、このような苗に花をたくさん咲かせることができるのでしょうか。
シスターの
ベールさわやか
苗木市 NHK俳壇
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広い羽根木公園の中をほうぼう歩き回れば、当然お腹も減ります。 公園の一角にはかなり広い広場があり、そこにテント張りの出店が軒を連ねていて焼きそば、おでんなどをお客に供しています。
やはり2月中旬のことで、座って休んでいると体が冷えてきます。私どもも熱いラーメンを食べて元気を取り戻しました。
ふと横を見ると、4歳ぐらいのお嬢ちゃんが自分の頭より大きい綿あめに果敢にチャレンジしていました。そばにいたお母さんのご了承を得て写真を撮らせていただきました。 |
羽根木公園には大きな広場がありますが、梅祭りの期間中はそこに造られた舞台でさまざまな芸能、アトラクションが披露されます。
下の写真左は早春の青空のもとでの落語席で、会場いっぱいに置かれた椅子を埋めたお客様たちは梅の香がただよう中、江戸落語を楽しんでいらっしゃいました。
下の写真右は、女性も含めた若者たちの大太鼓・小太鼓のグループです。 |
今回私どもが行ったときは、紅白の幔幕をめぐらした舞台で女性グループの江戸かっぽれがにぎやかに演じられていました(下の写真)。
かっぽれは、もともと大阪で始まったそうですが、にぎやかなことが大好きな江戸っ子にうけたのか、江戸の浅草寺などで見世物として演じられるようになりました。
かっぽれとは相づち、掛け声の意味だそうで、舞台の上で元気よく踊りながら大きな声を出して景気をつけます。満員のお客様も、それに手拍子と拍手で応えます。 |
かっぽれの
舞台にぎやか
梅祭り
現在では、東京の方々で、主として女性グループによりかっぽれが行われているそうです。美容と健康にはもちろん大変よく、ストレス発散にも役に立つとか。 |
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