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世田谷区深沢かいわい |
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国道246線を渋谷から外側に向かい、東急田園都市線桜新町の近くにくると、道路左側駒沢通りの方向に入ると世田谷区深沢の広大な住宅地が広がります。 都心からそれほど遠くない地域ですが、まだかつての世田谷の田園を思わせる緑と水辺が残っており、季節に応じて変る表情が人の心を和ませます。 |
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深沢の住宅地から少し外れると、とても世田谷区の真ん中とは思えないような畑や緑地が広がります。そういえば、近所の東急田園都市線桜新町駅の前には、農協のビルがありました。
ここは広大なぶどう園で、毎年秋には見事な房が実り、ぶどう狩が楽しめます。東京都心から最も近いぶどう狩スポットの一つではないでしょうか。 シーズンには、近所の住民の方々だけではなく、遠くからも常連さんがたくさんいらっしゃって、たちまち採りつくされてしまうとのことです。 |
呑川という小川に出る少し前に、「無原罪の聖母宣教女会」というカトリック教会があります。教会内の庭園は世田谷区の特別保護区に指定されており、一年に3回一般公開されています。基本的に昔の姿をそのまま維持しているとのことで、かつての武蔵野をほうふつさせる静かな空間です。
庭園内には今も自然湧水があり、それを水源とする古池が残っています(下の写真)。
桜しべ
聖母の池に
降り続く |

国道246線から駒沢通りの方向に抜ける道が、何本も深沢の住宅地を貫いています。それらの道の両側には桜の大木が並んでおり、春のシーズンには見通すかぎりの豪華な桜のトンネルとなります。
桜並木の通りを走る路線バスの乗客が、窓から外の満開の桜を見上げて感嘆の表情を浮かべます。そのバスが、桜の坂を登って行き、坂の頂上を越えて走り去りました。
バス消えぬ
桜の坂を
越え行きて |

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呑川は、深沢の住宅地の中央を通って自由が丘のほうに流れています。呑川の両岸には、やはり1km近くにわたって桜並木があり、呑川親水公園と呼ばれています。
このあたりは深沢の住宅地の中心で戸建て住宅が多いところですが、都心へのアクセスもよいので、最近ではマンションが増えつつあります。呑川の川筋を借景として、マンションの見栄えが断然よくなります(^_^)。
呑川の
桜を借りて
マンション立つ
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深沢の地は、昔は広大な畑作地帯だったということです。その当時の豪農を思わせる旧家がこのあたりには何軒もあり、現在も農業や植木屋をしているようです。
下の写真は、それらの中でも特に有名なAさんの広大な農地です。世田谷区でも渋谷に近い私鉄沿線に、まだこのような大きな農地があり、写真に見られるように隅々まで使ってしっかりと営農しているのです。
しかし、余計なお世話かもしれませんが、10年後にはここも大きく変貌を遂げているかも知れません。私は、近くに来たときはこのあたりの農地の写真を撮っていますが、それらが平成の世田谷の貴重な記録になる可能性があります。 |

呑川を渡ってさらに駒沢公園の方向に歩くと、駒沢通り沿いの深沢6丁目に医王寺というお寺があります(下左の写真)。江戸時代の初めに建立された由緒ある真言宗のお寺で、玉川八十八カ所霊場の第34番札所になっているそうです。
医王寺の少し先に、華やかな造りの不動堂がありました。正しくは深沢不動教会というようですが、ふつう深沢不動という名で親しまれています(下右の写真)。医王寺に昔からあった不動堂が、この深沢不動のルーツだそうです。
なにか、お不動様の縁の日なのか、狛犬に飾りのついた綱を張ってありました。春の青空を背景に、ピンクの飾りが風にそよいでいました。 |
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