世田谷の最大の年中行事「ボロ市」は、東急世田谷線上町駅の近く、世田谷区世田谷1丁目付近の通称「ボロ市通り」を中心に、毎年12月、1月の2回開催されます。
近郷の農家の作業着の繕いや、農作業用のわらじの補強に利用するボロが安く売られる市が江戸時代から開かれており、 いつしかボロ市と呼ばれるようになりました。
ボロ市は、朝9時、威勢のいい打ち上げ花火の轟音でオープンします。 |
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十時ごろ行ってみたところ、さして広くはないボロ市通りは早くも大変な人出で埋め尽くされ、身動きもつかないくらいでした。
東急世田谷線も、連絡する田園都市線、小田急などの電鉄から特別ダイヤで来訪者をボロ市通りへピストン輸送します。 世田谷線の電車が上町駅に着くと、満員のお客がどっと降り、人波をつくってボロ市通りに動いていきます。
電車着き
人波湧いて
ボロ市へ
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昔はボロ市では主として近郷の農村が必要とする農耕具、古着市、正月用品などが売られていたのですが、最近は食料品、衣料・装身具、おもちゃなどの店が中心です。
昔懐かしい餅つき道具を盛大に並べた店を見つけました。若いお客さん達が、店内で杵を手にとって店主の説明を聴いていました。
現在は、お餅はスーパーなどで年中売られていますが、それでも暮れから正月にかけては方々で餅つきをするのを見かけます。そのための餅つき道具も、ここにくればちゃんとしたものが目の前で選べるのです。 |
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骨董の露店も、たくさん出店していました。居酒屋でおなじみの信楽焼の狸も、徳利を持って愛嬌を振りまいていました(^_^)。
その他に、大きな陶器の火鉢、食器、花瓶などなど、よくもこれだけ集めたと思うほどです。今日は、東京の骨董屋の大部分が、ここに出店しているのではないかと思います。
このような骨董の露店にくるお客さんは、必ずしも買い求めるのが目的の人だけではなさそうです。昔を思い出させてくれる骨董の品々をあれこれと見ながら、店主とのやりとりを楽しんでいる人も多いと思います。 |
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この骨董店は、フランス人形、鹿の角、中国の道教の神様?の像、観音像、はては目覚まし時計に古着といった品々を、店いっぱいに並べていました。 この無国籍ぶりがうけたのか、若いお客様がたくさん集まって、あれこれと手にとっては、店主に質問をしていました。
骨董店の商品は、若い人たちにはかえって新鮮に思われて人気があるようです。
ボロ市の
骨董手に取る
茶髪ギャル
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この骨董店では、商売物の花瓶の中に、ようやくほころび始めた蝋梅の枝をさし、仏像などの骨董品に並べておいてありました。
ボロ市の
徳利に活けし
花一輪
ボロ市は、これから宵にかけ、仕事帰りのお客様も立ち寄って大変な賑わいとなりますが、やがて夜9時になると朝と同様に花火が打ち上げられ、その轟音の合図で幕を閉じます。私どもの家から、その花火の轟音がよく聞えます。 |