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佐藤助夫記念館 |
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彫刻家佐藤助雄さんは、1919年に山形県に生れました。最初は能面制作を手がけていましたが、やがて本格的な彫刻の道に進みました。
佐藤さんは格調の高い具象彫刻家として有名で、1979年、60歳のときには日本芸術院賞を受賞されました。
佐藤さんのアトリエが世田谷区の古刹豪徳寺の正門から右側に回ったところにありましたが、佐藤さんの死後、それが佐藤助雄記念館となって一般に公開されています。
記念館入口の横に、佐藤さんの裸婦のブロンズが置かれてありました(左の写真)。 |
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私は彫刻家のアトリエは初めてでしたが、全体的に照明が控えめで、また壁や床が暗い色調になっていました。そのほの暗いアトリエの中に、白い彫刻が、そこかしこに立っていました。室内が暗いのは、彫刻がはっきりと目立つためでしょうか。
最初に目を惹かれたのは、左の写真の清楚な着衣の少女像でした。長いワンピースが、少女のすらりとした体つきにとてもよく似合っています。
記念館の管理者にお伺いしたところ、写真撮影をしてもよいとのことで、さっそく数点の彫刻の写真を撮らせていただきました。 |
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佐藤さんは1987年に亡くなられましたが、その間一貫して少女像、若い女性像を中心に制作を行われました。少女の若々しい生命力、気品に満ちたフォルムに惹かれ、一生のテーマと決めたのでしょうか。
左の女性像もすばらしい充実感があります。有史以来、人類は女性像を造形の究極のテーマとしてきましたが、この像もそのテーマに沿った一つです。
現存の高名な彫刻家佐藤忠良さんも少女像、若い女性像が多いので知られていますが、具象彫刻家にとって女性像は永遠のテーマの一つなのでしょう。 |
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椅子の背を抱え込むように、逆向きに座った少女の像がありました。このようなポーズというと、前記現代彫刻界の大家佐藤忠良さんの《帽子・夏》という有名な作品を思い浮かべます。
こちらの佐藤助雄さんの彫刻のほうは、佐藤忠良さんの作品とは違って帽子がないので、髪を自由に下げた少女のどこかあどけない表情がはっきりとわかります。
少女が、人目を気にすることもなくリラックスしている様が、生きいきと表現されています。胴から脚にかけての体の線の美しさが、大変印象的です。 |
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佐藤さんは世田谷在住だったので、区内の区役所などの公的施設や公園には、佐藤さんの彫刻がたくさん置かれています。
私の家の近くの世田谷区教育センターの入口ホールにも、佐藤さんの《 フルートの調 》という彫刻がありました。この彫刻も、長いゆるやかなドレスをまとっています。
演奏する少女像から、フルートの透明な音色が聴こえてきそうでした。
図書館に
秋を奏でる
少女像 |
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