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静嘉堂美術館
静嘉堂文庫

 静嘉堂文庫は、三菱合資会社の第四代社長であった岩崎小弥太氏が、先代が収集した貴重な文物を永久に保存し、さらに研究者に公開することを目的に創設したものです。静嘉堂とは、岩崎小弥太氏の父弥之助さんの堂号とのことです。

東急田園都市線二子玉川駅から環八方向に歩いて20分ほどのところにあります(バスもあるようです)。私どもの家から歩けるところなので、ときどきここを訪れます。

静嘉堂文庫入口
静嘉堂文庫入口

 静嘉堂文庫は、小山のてっぺんにあり、その山全体が静嘉堂文庫・美術館の土地になっています。山の周辺は現在では全部住宅地になっており、山だけが明治以来ほとんどそのままの姿で残っています。

外の道路から文庫の門に入ると、上の写真の美術館の案内がありました。そのすぐ目の前から、巨木の生い茂った大きな山が覆いかぶさるように広がります。箱根の奥を思わせる、空が見えなくなるような森です。

静嘉堂文庫
静嘉堂文庫

 その亭々たる巨木の森の坂道を登って行くと、急に視界が開けて明るくなりました。
円形の噴水の奥に静嘉堂文庫と静嘉堂文庫美術館が建っています。文庫は非公開で、大学などの研究者が利用しています。

文庫の建物は、イギリスの郊外住宅の形式を取り入れたもので、大正13年に建てられました。落ち着いた堂々たる建物で、シャーロックホームズの中に出てくる建物のような雰囲気があります。

静嘉堂文庫美術館
静嘉堂文庫美術館

 文庫に隣接して静嘉堂文庫美術館があり、こちらは一般公開されています。

弥之助、小弥太の親子二代が収集した約5000点の東洋古美術品と多数の色紙・短冊、書額、古文書などを所蔵しています。
それらの中には、国宝が7点、重要文化財が82点もあるとのことです。

先代の弥之助氏は茶器、刀剣から絵画まで幅広く収集しましたが、小弥太氏は中国の陶磁器を中心に収集されたそうです。

美術館の展示
美術館の企画展

 この美術舘は、年間に4回、所蔵品による企画展覧会を開催しているとのことです。

今回私どもが行ったのは、5月のゴールデンウィークの最中でしたが、「花苑逍遥 ―描かれた四季の花々―」という企画展をしていました(左の写真)。

企画の題名のとおり、花鳥画が中心でしたが、江戸時代と中国の明清時代の作品を同時に展示しているのが、とても面白く拝見しました。

岩崎弥太郎の廟
岩崎弥太郎の廟

 美術館正面の左側には、広大な旧岩崎家庭園の森が広がります。明治以来ほとんど変わっていないと思われるその森の中には遊歩道があり、自由に散策できます。

森の遊歩道に入ってまもなく、三菱合資会社の創始者岩崎弥太郎を祀った廟がありました。ドーム屋根のついたエクゾチックな建物で、正式には岩崎家玉川廟といいます。壮麗な建築の正面には大きな香炉があり、その左右には狛犬を配しています。

文庫・美術館の園内
森の中の散策

 なにしろ、明治以降、ほとんど時の歩みが止まったままの森なので、方々を見て歩くと実にさまざまな歴史の断片に出会うことができます。とりわけ、多数ある石碑の碑面は、まさに明治史の証人です。私も、いつか時間を見つけて研究しようと思います。
森の中の散策を終え、急な長い石段を降りて、また入口の門に戻ります。
なお、美術館正面の右側(この森の反対側)の出口からは、「世田谷区岡本民家園」のすぐ上に出ることができます。

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