カード式オルゴールのしくみ    topへ

説 明

このカード式オルゴールは(株)三協精機製作所製のオルゴールで 20個の音が出せます。

最近では中国 ユンシェン社製のものも国内で手に入るようです。 カード(ソフト)はコンパチで相互に使えるようです。 仕組みは三協精機製と同じです。 選択肢が増えて嬉しいことです。2004.1.3

図のように紙製のカードにあけられた穴でスターホイールといわれる鋼鉄製のツメのある円盤を回して くし歯(鉄製)を弾き音を出します。

スターホイールは図のような形をしています。

ツメとツメの間は約7mmあります。

このためカード上の穴の間隔が7mmより短いと後ろの穴がきてもツメがまだ回ってこないため音がでないのです。

このように普段穴がない位置では待機といってスターホイールは止まっています。

穴がくると回りはじめ 一旦くし歯の位置にきます。 この時くし歯にツメが触れるため それまで鳴っていた音が止まります。

さらに穴が進むとツメがくし歯を弾き音が鳴ります。 その後 待機状態まで進みます。

このような動きをスムースにするためスターホイールはごく僅かに矢印の方向に回るように力がかかっています。

このソフトで作ったカードを鳴らせるのは音が20個のものです。

これを20ノートといい、ドから2オクターブ上のドを経てラまでの音が出せます。

但し 音はドレミファソラシドのいわゆる全音階だけです。(ピアノでいうと白鍵だけ)

従ってあまり表現の混んだ曲は作れませんが 逆に自由な表現をしても極端に不快な響きに陥ることもないようです。

このように 簡単なしくみなのですが なかなか良くできたものです。

私が思うに 数ある三協精機のオルゴールの中でも 極めてよくできたメカの一つだと思います。 

もっともっといろいろな楽しみ方をあみ出していくと おもしろいアイテムだと思います。

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