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甦る尺八 (週刊アエラ 1995.1.23)
座禅をする代わりに、尺八を吹いて修行する虚無僧と呼ばれる僧侶たちが、江戸時代までいた。普化宗という。
深編笠をかぶり、全国を流して歩いていた。各地に拠点となる寺が約百あり、普化宗の僧侶たちは、言葉でなく決められた曲でコミュニケーションを図っていた。明治の初めの廃仏毀釈で普化宗は廃止された。普化尺八の曲も、伝える人がなく、微妙に変質しながら各地に細々と残るだけとなった。
東京の尺八演奏家徳山隆さん(43)=写真=は、25年かけ、全国に残る普化尺八の曲を集め、このほど約200曲を復元、採譜に成功した。
普化尺八は楔(くさび)吹きといい、初めに強く吹き、それを細く長く延ばす。音が消えた後、シーンとした長い間があるのが瞑想的だ。
徳山氏は、これまでも都内や米国などで、普化尺八の演秦会を開き、テープも出している。ストレスに疲れサラリーマンらに癒しの音楽として人気がある。
200曲復元の記念コンサートを1月20日、東京・板橋区立文化会館で開く。
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