2000年2月にホームページを開き、このコラム、「季節と音楽と健康」

最初に紹介したのは、数年前、ある保険会社の月刊機関誌に1年間連載され好評だったもの、

全体に、一般的季節感の中で感じたものを綴ったものでしたが、

読んでくださった方々からメールをいただいたりし、こちらも力づけられました。

 

2001年2月からは、このホームページのためだけの新しいコラム、

個人的色合いが強まったのですが、基本的に同じテーマ、同じ考え方で続けています。

ご感想ご意見等、お気軽にお寄せください。

 

 

(御参考)

2000年

 

2月:体を温かくする法  3月:さくらと日本

5月:音楽と健康(ラテン)  6月:JUNE・6月の感じ方

7月:イメージ避暑法のススメ  8月:イメージ避暑法/ジャズ

9月:Thanksgiving time 感謝の季節(とき)  10月:音楽と新陳代謝

11月:シャンソンで粋、生き  12月:年の瀬・としの勢

 

 

2001年

 

 1月:音楽年始め  2月:新しい出会い

3月:梅、桜、鳥、人  5月:子供の日、母の日

6月:新緑の意味  7月:人間と音楽

9月:うみ・海・SEA   10月:旅愁、故郷の意味

 11月:“アメージング!”…巡る季節の中で   12月:クリスマスのうた

 

 

2002年

 

1月:節  2月:新しい季節、時代  

3月:生涯音楽活動  4月:人と社会と音楽と  5月:ゴールデンウィーク

6月:がんばれアジア  7月:ィヤンモゥコッパィヤンモゥィヤン  8月:夏、音、浴衣

9月:音、音楽の原点  10月:子供・大人、夢・前進  11月:枯葉、若く美しいもの

12月:行く音、来る音

 

 

2003年

 

1月:迎える時の中で  2月:自然

3月:人の生  4月:自然の生  5月:生への感謝の形

6月:自然と音  7月:夏の歌声、涼しい音  8月:昨日、今日、明日

9月:うたのふ、し、ぎ  10月:おと、おどり、まつり  11月:山に祈る

12月:ある会、ある曲

 

 

2004年

 

1月:I.A.C…?  2月:Perspiration…?

3月:Merci!  4月:enfant、children、子ども  5月:mere、mama、母

6月:雨、子、母  7月:弦紡ぎ・人紡ぎ  8月:水の流、風の流

9月:時の流、人の流  10月:音の流、気の流  11月:小さい秋、大きい秋

12月:Whispering Hope

 

 

2005年

 

1月:自然刻々 2月:温故知今 3月:古来脈々 4月:花来新生

5月:時空仲間 6月:旧根新芽 7月:天地生人 8月:地活幸在

9月:祈空希地 10月:踊浜歌山 11月:祈祭希水 12月:祈健希康

 

 

2006年

 

1月:良縁貴縁 2月:唱門福来 3月:花恩樹愛 4月:民話民唄

6月:諸行有情 7月:唱歌唄詩 8月:新生復活

9月:来道行道 10月:意有道有 11月:秋会愛味 12月:人来唱愛

 

 

2007年

 

1月:24の声 48の瞳   2月:3つの声 いろいろな音  3月:早春の唱 愉しいお話

4月:新しい旅立ち 旧い時の紐解き  5月:金の週間 風薫る空間 6月:北の大地 羽ばたき歩み

7月:出会いと学び 継続と力  8月:想いのかたち 思いと実践  9月:千年の恋 千五百年の想い

10月:恒例の意味 高齢の微笑み  11月:高原のそよ風 西国のうた声 12月:有難さの自覚 前進力への感謝

 

 

2008年

 

1月:有難う  2月:Thank You  3月:Renew 4月:Spring

5月:Sing Swing Spring  6月:Never Knew Life Could Be Like  7月:Life becomes like

8月:Do is becoming Become  9月:Become 楽しき農夫  10月:Do 優しさと強い意志

11月:  True Eye 心の瞳  12月:Miler in Air 夕月

 

 

2009年

 

1月:太陽と富士山  2月:元日に陽は昇り?  3月:椿随想 年輪と文化  4月:詩人とうた 

5月:うたと息  6月:息 生き 空気  7月:土 詩 うた  8月:土 ふし 節

9月:土 植物 心  10月:和洋 音心  11月:純心 音流  12月:竹節自省 木心共生

 

 

2010年

 

1月:人の命 楽器の命  2月:人の命 楽器の命 /その2  3月:スポーツと音楽  4月:小学校と登校

5月:カチ時間?  6月:緑に 雨に感謝  7月:人に 人々に感謝  8月:夏共感… ありがとう

9月:地球 人に ありがとう  10月:感謝感謝の形  11月:小学校本当にありがとう  12月:ありがとう

 

 

2011年

 

1月:ハングリー心・愛新しい10年へ  2月:やはり心・愛か… 3月:節・再生… 

4月:負の共感 そこから…  5月:負 それはプラスの入り口  6月:プラスへの長い道 皆で

7月:小さなプラス 多くの心  8月:小さな歌声 大きなプラスへ  9月:小さな前進 “有難い”の自覚

10月:日本の秋新生は良い縁重ね  11月:縁から絆へ里の秋  12月:縁から絆へ街の暮

 

 

2012年

 

1月:新しい確かなもの まずは想い  2月:ゆったり旧交 絆/幸せ実感  3月:今、音の絆、心の絆

4月:新しい前進へ、確かな絆…  5月:自然との共生、社会バランス  6月:宇宙との共生、地球に生きる喜び

7月:時空を超える絆、この国に生きる喜び  8月:感動と平和、スポーツと音楽  9月:癒しのコラボ、音と文

10月:同窓と校歌、故郷とうた  11月:故郷、思い出のリニューアル  12月:師走、心の温かさの共有

 

 

2013年

 

1月:思いやり、やれることを思い、やること  2月:新しい、小さな信念の実行  3月:気持新たに、心温を被災地へ

4月:二つの…楽器、寺、故郷  5月:感謝と祈り、ありがたい音たち  6月:植樹の神様、地球の守り神

7月:地球の心配、生き物の心配  8月:先人達との時間、現代の中での語らい  9月:音は道徳、我がらいふわぁく

10月:自分の小さな音で お?もてなし  11月:東日本の朝の海  12月:故郷と地元の 有難い絆

 

 

2014年

 

1月:1年の計は元旦 一生の計は…  2月:春近し…なのだろうか  3月:温もりの音を求めて 丸3年

4月:春の日、おててつないで  5月:想いのたけ、有難い竹  7月:音を通したコウレイ会 ようこそ先輩達?

8月:小さくも やれるときにやれる形  9月:いいことがやれ 続くならいい  10月:幼児から高齢者まで海苔?

11月:同窓会 縦横綴れ織り  12月:クリスマスとわたしたち 価値の認識

 

 

2015年

 

1月:年初め 立ち位置を知り また一歩  2月:如月に 増えし実りか 温かみ   3月:早春ふ 名のみにあらぬ 風温み

4月:弥生野を 希望の心 灯しつつ  5月:白い花 皆幸せにと 風薫る    6月:また前へ 音に寄り添う 磯松香

7月:天の川 福井宮城の 通い路ぞ    8月:海町に 生きる悦び 音絆   9月:天の主よ 人の望みの 喜びよ

10月:言葉越え 時をも越えて 文化かな   11月:海を越え 山越え空越え ただ心   12月:鳥に乗り 国越ゆ時越ゆ 小命は

 

 

2016年

 

1月:目出度さは 中くらいでも 友に春  2月:音たちよ 届けと祈る 愛の日に  3月:巡り来し 思い合いたし 特別日

4月:春爛漫 気分は今年も 一年生    5月:風薫る ふるさと普遍の 同期えん   6月:有難し 音で叶いし 夢続き

7月:一昔 いや七昔 先明し     8月:弦と絃 風爽やかに 夏楽し  9月:北清ら 海遥かにて 道に夢

10月:たかが音 されど無限の 力かな    11月:雨降りて 月日経てこそ 自固まり  12月:有り難き 生まれしご縁 育てたし

 

 

2017年

 

1月:構うなら 有り難きほど 育つ縁  2月:音たちに 癒され互い また前へ  3月:温もりを 育ててこその 開花かな

4月:美しく 今年も咲いてる 心花  5月:離れても 通う心に 花ぞ咲き    6月:生かされて 息粋行きたい 感謝音

7月:七夕や 有難き極み 越前路   8月:水流れ 福岡の音の 時を越え  9月:竹の縁 御嶽身の丈 長ける夢

10月:弾む夢 想い出新た 続く夢   11月:里土産 心の温み 音絆   12月:時重ね 音が綴れる 人ごころ

 

 

2018年

 

1月:時空越え 心が繋ぐ 永久の音  2月:日欧で 心温もる 音絆  3月:皆温む その日へ歩む 癒し音

4月:巡る風 読まず怯まず 逆らわず  5月:金週間 価値ある期間か 時間かな    6月:グレィ週 雨季の憂きにも 幸潜み

7月:河の音 時越え永久の 幸運べ   8月:星の上 心に響け 音絆

 

 

      

 

物  

       

    

 

 

 

「皆で楽しく前進しましょ!いいめーる」のページ

随時、日々の活動等を通じた、本質元気の出る状況等を紹介させていただこう。

どうぞお立ち寄りいただき、ちょっと休憩されてみてくださいませ。(宣伝)

 

 

 

 

2018

 

逢雅州人

August 

星の上 心に響け 音絆

 

7月末から8月始め、宮城県七ヶ浜町から相次いで有難い、嬉しい郵便が届いた。

役場からの大震災義援礼状、松ヶ浜小は校長と児童代表からの礼状と新聞切抜き、

一ヶ月前の同町訪問と、小職母校小学校の創立記念特別音楽会に関連してである。

 

訪問直前7月8日の横浜音楽会での、お客様+演奏者義援をさせて頂いたのだが、

実はそのお渡し時、別の大きな義捐お渡しが行われたことを今回記すとしよう。

 

ベルギーの友人、ルネ・敦子Bersma夫妻の4月来日再会時に託されたもので、

欧州の人々に、七ヶ浜を通した東日本大震災復興へ支援を呼びかけられたもの、

敦子女史の草月流生花個展時、江戸人形を始めとする、準家宝的日本美術品を、

何十点も手放されての義援だが、夫妻のご希望にも沿って、この7月の訪問時、

小生が持参し直接寺澤薫町長にお渡しを、と電話でお話し下さったものである。

Bersma夫妻のこと、小職や、七ヶ浜町との関わり等は4月コラムに詳しいが、

近い将来、3人が見違える程復興の七ヶ浜再訪…町民笑顔歓迎、是非叶えたい。

 

さて7月初旬、西日本広域豪雨が発生し、大惨事になったのは国民の大心配事、

大震災被災地松ヶ浜小全校児童が立ち上がり、義援活動を呼びかけたの感動

村石好男校長から電話でお聞きした時、間髪置かずに趣旨に賛同したのは当然、

創立145周年記念特別音楽会が、西日本豪雨義援を広く呼びかける機会になり、

我々星の子管弦小団は小額乍も参加、帰京後の校長お電話でお聞きしていたが、

新聞記事や義援欄のコピーを見るにつけ、大きな募金となったことに安堵した。

音楽会も一役買ったことに胸を撫で、あの素晴しい児童達誇らしく思った

 

8月4~5日、都山流尺八年次夏期講習会開催を機会に、8年ぶり熊本訪問、

星の子弦楽団だが、東日本大震災前年まで10年間、熊本で足跡を残している。

阿蘇生涯音楽の集いを熊本YMCAと共催、保育園、小学校、専門学校等で、

熊本の仲間も交え、数多くの交流音楽会を実践、楽団実力向上の基となった

 

生涯音楽の集いは形を変え、福井県越前市北新庄小学校音楽会充実を後押し

ふるさとの唄を唄う会&児童達コラボ、ふれあいコンサートは満10年経過

大震災後は、復興祈念音楽会継続の原動力になっており、本当に有難い事

大震災翌年7月阿蘇水害、2年前の熊本地震、また1年前九州北部豪雨で、

大震災復興祈念会の義捐金一部が、熊本YMCAを通じ各々に届けられた

音楽を介した復興への小応援、感謝の小さな表現になっているかもしれない

 

熊本コラボの中心は元YMCA総主事小山哲夫氏、だが氏は4年ほど前倒れ、

復帰後はかっての大車輪協力は困難、今回は西田晶子女史がお世話下さった

女史に案内頂き、熊本地震の大被災地、益城町の一部、長期再建の熊本城等、

自身の目で見、心に感じたが、被災者が居住される仮設住宅集会所等へ赴き、

七ヶ浜の場合と同様の音楽小会等を実現させたい、そんな意欲が強く湧いた。

タイト時間の中、阿蘇生涯音楽の集い推進の主要5人の懇親会が叶ったの

 

冒頭の松ヶ浜小学校管弦小団10数名による演奏などまだまだ先の話、

こじんまりした四重奏、それと皆さんの唄コラボなど、喜んで貰えそうだ。

弦楽団旧知西田女史を、尺八.宮澤/宮城、畑/神奈川、林田/熊本各氏に紹介、

和洋を越え、音楽が災害復興へ少なからず繋がって行く、夢などではない

 

8月は、大きくは、戦争・・・広島、長崎、終戦、復興日本での日航機事故等、

忘れがたい悲惨な歴史や大惨事を、いやがうえにも思い出させられる季節、

お盆時でもあり、日本人とその心が試される、そんな気がする時節

不幸から復興、復興から前進、そんなことに今後も音で関われたら幸いだ。

 

2018.8.11  星 重昭

 

 

 

時宇来

July 

河の音 時越え永久の 幸運べ

 

西日本豪雨、絶対的降雨量以外、地形や地質河の有無、ダム放流等、多々関係様相、

犠牲者の冥福を祈り、被災皆様の一日も早い立ち直りや復興を、心から念じたい。

後述、小学校児童たちが立ち上がった募金とその義援に、我らも同調すべく決めた。

 

今日は、宮城県七ヶ浜町立松ヶ浜小学校、筆者の母校の誕生日、創立145周年日、

今の子供が思う感覚としては、父の父のそのまた父の子供時代?・・・ウ~ンだろうか、

江戸時代終焉間もない1873年、平成、昭和、大正の前、明治6年の7月15日のこと。

調べてみると慶応なら9年、新撰組の副長土方歳三が函館戦争で銃弾一発に死す翌日。

 

1年ほど前、村石好男校長からお電話を頂き、この創立記念のことをお聞きし、昨秋、

松ヶ浜避難所音楽会時に校長が足を運ばれた折、直接聴衆にもその想いを話されたが、

そのテーマというのは、「学校の誕生日をみんなで祝おう~音楽に思いを乗せて」で、

7月13日、小職&仲間達が招かれ、星の子小管弦団演奏による特別音楽会が実現した。

 

会場は松ヶ浜小学校体育館、横に広がる形で児童が座り、後ろ、両脇、舞台は大人達、

最初に校長の優しいお話、ハイドンの弦楽四重奏曲セレナード、少し人数が増えての、

モーツアルトのアイネクライネナハトムジーク、名高い曲に、児童達は大喜びだった。

基本は授業、音楽室の大作曲家と名曲が一つの柱、バッハのカンタータ傑作が続き、

「主よ、人の望みの喜びよ」は、弦楽に筝=琴、尺八が加わり、16人の特別小管弦団、

合唱も?!の和洋が溶け合う響きは、宮城の小さな町の人々に、自然に届いたそうだ。

 

同窓生の代表でもある寺澤薫町長が、長い歴史一端の、昔の小生部分なども紹介され、

これからの更なる町発展へ、子供達や町民の松ヶ浜小学校愛を更に・・・と語られた後、

この日のもう一方の柱、12分ほどの長尺曲、「河北」の東北初演奏披露となった。

 

前年度に松ヶ浜小校長をされた、石巻市大谷地小杉山昭夫校長に案内頂いたのだが、

大震災の2ヵ月後に訪ねられた、変わり果てた大川小学校の衝撃が、曲の根本にある。

その後の時間の中で、それは癒されつつ想いが熟成、やがて、小さな音が湧き出し、

次々に旋律になり始め、重なり合い、響きになり、終には大きな曲となったものだ。

 

奥羽高峰に落ちた水一滴は流れとなり、他の川と合流、やがて大河の源流となり、

山々を縫い平野を潤し、岩手名歌や宮城秘曲も聞かれ、様々な姿を愉しませてくれ、

やがて、潮の香りに誘われつ、大海原の胸に抱かれる、大北上川のイメージであり、

上記の大川小、北上川の現在の河口へ向かう辺りの旧河北町を、曲名としたものだ。

 

命短かだった多くの子供達、手を携えた教師達、その惨禍が風化されることが無く、

音楽の中で永遠に生きられるように、また、人々と自然の良い付き合いが続くように、

の祈りであり、かつ、感謝・願いでもある、想いの音の形、それが「河北」である。

 

長くも、音楽は聞きやすいだろうか、洋楽古典の一典型、ソナタ形式の行き方だが、

邦楽や邦楽器にはあまり無い類、特に筝楽には演奏的には最難レベルで超ご苦労だ。

現代日本では殆どが洋楽、オーケストラもプロアマ数多いが、邦楽コラボ実現は稀、

神奈川の中川歌雪社中4名、宮城&神奈川合同宮澤寒山氏等都山流尺八楽会員5名、

鈴木薫女史の加わった、立石恵理ほか星の子弦楽団の首都圏勢7名、それに加え、

この会の5日前、横浜かなっく音楽ルームで行われた、71回復興祈念音楽会での、

七ヶ浜松ヶ浜小会に参加できなかったメンバー4名共々、衷心より感謝申し上げる。

 

その復興祈念会のプログラムに寄せられた、歌雪師(/米寿)メッセージにあるが、

このほぼ同じ内容曲の2つの音楽会は、多くの方々の、多大なお骨折りで実現した。

全部書けないが、宮澤氏は横浜会にもご出演、宮城県の筑紫会櫻井歌寿玲師方共々、

お琴の運搬ご提供を下さり実現、ご友人、関係各位も遠くからご来聴、楽団を鼓舞、

地元、松ヶ浜小同級の議会議長大町睦夫君、歓迎会を開催下さった他10人超同窓、

村石校長と、実現を全面応援下さった武田光彦教育長には、心より感謝申し上げる。

 

思えば、体育館改築中、国際村での学習発表会訪問出会い中津川教育長、梅田校長、

翌秋、落成した体育館でのピアノ音楽会実現ご苦労の前述杉山校長、そして大震災、

鈴木睦夫校長との屋上5月写真、前年会に居た渡邉淑子の姿は2ヶ月前召され無し、

以後は生涯学習センターや公民館、仮設住宅集会所を中心とした音楽会を心がけた。

佐々木校長時に小楽団音楽会が実現したが、お骨折り各位には、深謝の次第である。

 

長い曲は、木の温もりが素晴しい体育館に、音楽ホールの如く心地よく響き渡った。

低学年児童も歌える「うみ」共演、「海」の大人歌唱にも負けない美しさは驚き、

それは、音楽会の最後曲「松ヶ浜小学校校歌」1~5番完全版歌唱で頂点に達した。

筆者の、長い指揮の歴史でも、最高の音楽感動の一つと言えるものになったのだ。

宮城県には珍しい中山晋平作曲、作詞渡邉波光先生交友から生まれた、真の名曲、

児童代表から花束&感謝挨拶に続感動、来賓横の大学同期、軍司啓元校長も感動顔。

 

多くの同窓生が共に校歌を元気に美しく歌える、というのは本当に素晴しいこと、

海から5kmの大川小学校、数少ない明治6年創立校、無念至極の廃校、校歌は…?、

松ヶ浜小は海から2~300m、あの児童達にはいろいろ想える大人になってほしい。

 

うみ町七ヶ浜…、復興祈念組曲”東北”の後半、「東海」も届けられればと想う。

宮城、福島の海も表わされる曲、大震災被災地の、前進の強い力になれば、と願う。

日本人の心に響く「音楽」、それを、和洋の垣根を越えて具現できるなら本望で、

その機会を頂いた東日本大震災、復興・・・心の復興に、今後も音で関われればと思う。

 

2018.7.15  星 重昭

 

 

 

受 運

June 

グレィ週 雨季の憂きにも 幸潜み

 

ゴールデンウイークの翌月、今の時期はグレイウイークスとでも言えようが、

梅雨の晴間とはよく言ったもの、スカッと晴れる日も有り、日々事々は運次第?

雨、はね泥、強烈日差し、対処はそんなに難しくは無いが、運で済まぬは地震!

大阪地方の今回の激震、被災の方々、恐怖体感の方々に、お見舞い申し上げたい。

 

TV画面で震度5表示の奈良の友人に早速電話、激しい揺れも無事、に先ず安心。

他も何人かおられ、今のところ3人と話せたのだが、相当激しい揺れだった様だ。

復興へ確かな前進があること、今後、同様地震で惨い犠牲が無いこと…祈りたい。

明日は何処?、近年の地震は予測不可、気遣い…思いやれる日本人でいたいもの。

 

晴と曇の間の昨日は本格雨、復興祈念音楽会第70回は、「弦楽四重奏小会Ⅵ」、

生憎の天候の下での会場は、駅に直結した戸塚区民文化センター・リハーサル室、

戸塚区の方々も居られたが、遠くの区、市外県外の方も半数ほど、有り難かった。

 

メインは、弦楽四重奏の神ハイドンの70曲ほどの名作の中の傑作、「日の出」、

続く弦カルで聴く名小品集も、ホーンパイプ風/ヘンデル水上の音楽を皮切りに、

スケルッツォ/真夏の夜の夢、タンゴ/アルベニス、セレナーデ/ハイドン等、また、

夏の日の恋の他、懐かしのpop名曲集と続き、欧米の時節感が色濃いものばかり、

夏至前夜、締めはずばり、筆者4年在住スウェーデンの夏舞曲を愉しんで頂いた。

恒例季節の日本名曲は、夏の思い出、夏は来ぬ、弦カルは聴衆唄と一体になった。

 

実は、会の始まる前の気分は、夏至前夜の気分などではなく、ほぼgrayだった。

この3ヶ月、メンバー身辺に諸々の事態が起り、何曲もの完成が危惧された程、

近親者不幸、他の会の過酷日程による体の悲鳴、4人揃い練習は正直2回だけ、

そんな状況が救われたのはおそらく、以下の2つのことが実現したからであろう。

思わぬ何人かの専門的奏者の有り難いご来聴は、大変大きいパワーを頂けたし、

世界共通語、楽譜を信じることで、ハンディを最小に食い止められたのだろう。

 

「弦楽四重奏Ⅰ」は大震災翌々年6月、横浜北YMCAでの小さなトライヤル、

その後5年間、この期の恒例になってきたことに一同は真の有り難さを感じるが、

それは責任の重さの痛感、基本を大切にせねばと自覚を新たにするものである。

大震災という、負の遺産からの恵まれた有り難さだ、との認識は強く持ちたい。

音楽は良いもの、良くないもの、どうでもいいものの3種で、本物は最初のみ、

立石恵理、岡野京子、勝田尚子、3人の弟子はアマゆえの過酷環境もあろうが、

基本=良いものが生まれるためのこと、に常に向き合い真摯に進んで貰いたい。

 

さて、次回復興祈念音楽会に触れるが、新曲「河北」初演が近づいてきている。

7月の会も恒例になってきて、星の子弦楽団と筝楽中川歌雪社中の「弦と絃」、

今回のⅣは尺八賛助を得て神奈川区で開催されるが、5日後、ほぼ同じ内容が、

宮城県七ヶ浜町立松ヶ浜小学校創立145周年記念特別音楽会として行われる。

 

東日本大震災の後は1200人避難、今軌道に乗る復興の中でのお目出度い催事、

このお招きは3年前とは少し違い、有り難さ痛感、卒業生として責任も感ずる。

 

村石好男校長曰く、全児童に加え、保護者、地区民、他関係者でその感動を共有、

母校の末永い繁栄・発展を祈念、また、同窓生、家庭、地域、学校の絆の深め、

それを、離れても、故郷と人々を音を介在する仲間達とともに想ってくれる事実、

創立記念催事に相応しいと考えられたそう、本当に有り難いことこの上なく、

逆の責任の重さを感ずるが、皆でそれを今後の前進の力にさせて頂こうと思う。

 

振り返ると、震災4ヶ月前杉山昭雄校長時に招かれた”お帰り先輩達音楽会”、

ショパン曲たちを真剣に聴いた若い後輩達、初めて筆者伴奏で歌った級友達、

皆で懐かしんだ、校長室で見た、50数年前小学時代の優しい校長怖い校長、

それが、半年後の次の訪問では、屋上の鈴木睦夫校長を囲む写真は一人不足、

大震災は多くの人と、筆者にも思い出いっぱいの家々も、奪ってしまったのだ。

 

その足で訪ねた石巻、特別授業をさせて頂いた市中から北部の大谷地小学校、

隣は大川地区から避難者の仮設住宅、子供達先生の種々表情も忘れられない。

松ヶ浜小から移られた杉山校長に案内頂き訪れた、大川小学校の姿、”嗚呼”

…七ヶ浜の小学生犠牲者皆無の一方、数十名児童と教師達の消えた未来、は、

裁判報道も続き、ずっと心に蟠まっていたが2年前、静に音に変わり始めた。

 

それが上記「河北」、村石校長も今回創立記念会に相応しいと判断頂けたが、

”山、水、河、人、歴史、文化、自然の恵みへの感謝、人々を思いやる心”

和洋を越え、音楽として演奏者聞き手の心で共鳴するか、伝われば幸いだ。

 

塩釜第1小と同時期創立の名小学校、何と校歌作曲は中山晋平、地方では稀だ。

渡邉波光先生は大先輩、三木露風他と日本の童謡運動をされ、著名民謡研究家、

詞は7つの浜が基、自然と歴史の恩恵、人の優しさ気高さ、未来へ勇気が湧く、

今なお、旧さはまったく感じられず、名旋律と相まって、孤高の名校歌である。

今回は特別、5番までフルバージョン、前間奏付き完全伴奏、効果が楽しみだ。

 

例年、7月七夕時期は福井県越前の北新庄小へ招かれて来たが、今年は10月、

昨日その要の一人、故郷の歌を唄う会山崎昭彦氏が来宅、打ち合わせ出来た。

 

夢に、梅雨憂鬱も消えるが現実、熊本など、復興地の大雨も大変気になる。

これからが本格夏、体力を過信せず、気を確かに持ち、乗り切りたい。

 

2018.6.22  星 重昭

 

 

 

芽 居

May

 

金週間 価値ある期間か 時間かな

 

三月からの高い温度は四月も上がり続け、ついには五月までヒートアップ、

おまけに強風は度を越し、風薫る五月…の風情には大分遠かった印象のGW、

一週間以上早い甘夏の白い花開花、その後の花びら~実の子たちの自動間引き、

例年の掃除が特に苦労だったのだが、来春は大収穫の予感、楽しみではある。

一昨日の菊名の歌声広場では"みかんの花咲く頃"歌唱、母の日お似合い曲だ。

昨日今日は一転、春を待つ頃の感、まずは体調管理に留意したいもの、さて…

 

GWは、筝楽の中川歌雪師と高弟長岡師との、新曲の初回練習から始まった。

曲は後述だが、事後の夕食は宮城県七ヶ浜町自慢の白魚三昧、舌鼓を打った。

翌々日、お隣の宗泉寺さんより、今年も、大変貴重な美味しい竹の子を拝受、

憲法の日、都山流尺八の駒井、阿部師とも、宮城の銘酒共々「竹」感謝した。

邦楽諸氏は、下記の和洋横断コラボ成功へ向け、気分良くスタートを切った。

 

昨日、七ヶ浜町松ヶ浜小学校の村石好男校長からこの件で電話を頂戴した。

出身母校が7月、創立145周年を迎えるにあたり、小生楽団をお招き下さり、

星の子弦楽団に中川社中、それに尺八賛助の小楽団で赴くことになっている。

特筆すべきは、宮城からも、関係の筑紫派筝楽と都山流尺八で数名賛助の予定、

弦楽との合わせ練習も週末に始まり、宮城組情報交換等も含め、忙しくなる。

 

その曲名は「河北」、宮城県は、石巻市に合併前の旧町名からとられている。

北上川の氾濫対策で、大河川は河北町の大バイパスから太平洋に注ぐのだが、

大震災での、大川小学校の大悲劇舞台となったのは、誰もが知るところだろう。

多くの子供たちの遺族と市と県の訴訟争いとは違う、自然や歴史に立ちつつ、

多くの命の価値を後世に生かしたい、そんな気持ちを名前に込めたつもりだ。

”大変良いこと、子供達も大人達もしっかり聴いて欲しい”と村石校長の弁、

紙数も有り、この曲については、またあらためて詳しく触れることにしよう。

 

近年、孫達と遊ぶGWの後半、今年は女子孫が一人増え楽しさも増えた、が、

子供の日、今年2度目の羽織袴の演奏、目黒区邦楽演奏会は家元も多数出演、

有数伝統の会、尺八演奏は問題なくも帯で毎度苦労、次は一人で!と決心だ。

と、世田谷大蔵の園光寺墓前でも誓ったが、お相手はチェロの中島隆久先生、

師匠は、尺八人間国宝だった山口五郎先生とも全国ツアーされたりしていて、

邦楽も造詣が深く、最終演奏…尺八とチェロ合奏協奏二章、初演も懐かしい。

この日13回忌となるが、御礼と報告のため、可能な限り参りたいと思った。

 

GWが終わって、ベルギーの友人、ルネ・敦子Bersma夫妻が離日された。

夫人敦子女史は欧州の草月流をリードしつつ、日本の唄コーラスのメンバー、

大震災前、小生の”金子みすゞ童謡曲集”曲たちの合唱縁で親交が生まれた。

大震災翌年の4月は、夫妻&令嬢ナタリーの3人が、小生故郷七ヶ浜をご訪問、

七ヶ浜中学校グラウンド仮設住宅集会所で、活花、DVD観賞、…コーヒー、

活花実演のバックは和には和で小生の尺八演奏、貴重な癒し会になったのだ。

Bersma氏祖先は鎖国時代初の来日西洋夫人、夫は長崎出島のオランダ主事、

そのDVD上映に、宮城の小さな海町の人々も、大きな関心を持ってくれた。

 

明治政府が3箇所認定した一つ、東北一の菖蒲田海水浴場を持つ七ヶ浜だが、

高山地区の米国への別荘地無償長期貸与や、海外文化コラボの拠点の国際村、

ヨットハーバー、トライアスロン…、多くの国際的な繋がりを持つ町である。

 

夫妻の今回の春は、実は、素晴しい、大変有難い、復興支援をお携えでの来日、

ご多忙の4月半ば、今回も我々を訪ねて下さり、充実時間を共有できたのだが、

その日何と、大変な額の義援を、復興途上の七ヶ浜町へと託して下さったのだ。

 

敦子女史の至近ベルギー個展で、手狭になったのも理由の一つと語られつつ、

実は、家宝的な、江戸人形、歴史的な置物や漆器の類を、何十点も手放され、

欧州の人々に、七ヶ浜を通した東日本大震災復興へ支援を呼びかけられたのだ。

そんな事情もあり、この義援は、夫妻のご希望にも沿って、上記7月の訪問時、

小生手を経て、直接寺澤町長にお渡しを、と電話で会話して下さったのである。

 

GW…、誰が言ったのか、金の週間ならぬ、価値ある期間…の様に思える、

長い人生の中で関らせて頂いて来ての、多くの方々との充実時間たちだろうか、

そう思えば、4月末~5月上旬のこの期間でなくてもGWになろうか、愉しい。

 

昨年5月半ばのSweden、Ingemarが12前奏曲を弾いてくれた時間もGW、

かこさとし氏が月頭に亡くなられた報に、音楽朗読劇として上演させて頂いた、

「きつねのきんた」や、関った越前市皆さんとの時間を想ったのも、GWかな…

 

宗泉寺の山門の今月の短い言葉だが、”どんな 自分に なりたい の”

今日は、”関らせて頂く皆様との時間は本当に有り難い、と思う自分”かな

 

2018.5.10  星 重昭

 

 

 

栄風里流

April

 

巡る風 読まず怯まず 逆らわず

 

お隣宗泉寺が花まつりの昨日、檀家ではない小生も、お釈迦様のお頭に三度、

甘茶かけさせて頂き、甘茶も頂き、同伴孫二人も思し召しのお菓子を頂戴した。

健康と、上着の要らない暖かな春の日の有り難さ、心も体もリラックスできた。

 

遡って、年末年明け~長い厳寒は3月始めまで続き、一転急温暖?暑く!なり、

梅を愉しむ中の早い開花桜は4月入っても続き、3週間もの満喫は記憶に無い。

 

我家の小庭には30歳ほどの甘夏の木一本が有り、例年、梅満開が収穫の合図、

夏みかん、木枯しや雪に耐え冬終わりに収穫、福井や宮城等にお届けしている。

3月半ば、大震災7周年祈念会を無事終え、木登りもしたりしつつの第1回収穫、

昨日は前述孫の恒例実体験、残り7個が狩られ終了、月末は白花が匂い立とう。

 

桜を長く楽しめた一方、夏日もあった雨無し暑春は異常、今後の天候が心配、

今朝の報道では昨日、縁深い佐賀県の神埼だが、満開の桜に雪が降り注ぐ様子、

遅すぎ、と早すぎ、の逆転現象は、地球の病気がまた少し進んではいまいか。

 

この3ヶ月の間に、気づけば、知人友人先輩、親しい三方が天国に旅立たれた。

遠いSwedenまでは不可能なるも、岐阜県と新宿には赴き、別れを惜しんだ。

 

後者は、がんや放射線関係の名医松江寛人先生、音楽も愛し、その力を信じ、

小生や弟子達も応援下さり、チェロアンサンブル練習へ、事務所提供も頂いた。

東日本大震災後、福島の子供達に向き合うためのクリニック開設と診療を実践、

昨年倒れられ手術闘病1年、その3月11日のご昇天、偉業は忘れまい、合掌。

 

慌しい3月末一時、自己の最低限健康管理、と、市の高齢者特定検診に赴いた。

翌週の結果伺いでは古賀一誠先生、”全く健康、私より何処も良好”とのこと、

昨年も同様の嬉しいお話だった記憶だが、今年はさらに有難味を痛感した次第。

 

先週の日曜は、散らずに残っていた地元の馬場町ケアプラザ土手桜のお祭り、

何とこの日、一ヶ月程遅い筈の、上の宮2丁目通り八重桜も、開花したのだ。

通り向いの宗泉寺一本八重桜ともども、歩く度の花チェックはこの季の楽しみ、

も、満開待ち遠しき金曜朝、大風で花びらならぬ、幾つもの蕾含み連花が落下、

可哀想、と集め拙宅テーブルの上で水に浮かせば、近年稀な部屋花見が実現だ。

 

復興祈念会無し四月のこの夜、宮城の名品”七ヶ浜町白魚”堪能会が実現した。

昨年は全く獲れなかった幻ブランド一品、縁町の友人平勝君が贈ってくれた物、

3月11日朝獲り急冷の解凍、同町演奏の縁関係一同、舌鼓を打ったのだが、

これまた幻の浦霞エクストラも一役買っていて、同町に嫁入りの旧いピアノ縁、

弾き手小学生の先生が贈って下さったもの、季節花と味満喫、皆で幸せを感謝。

 

この白魚会、実は7月の特別祈念会の実現へ、いろいろ愉しく語り合うもの、

弦楽団筝楽4回目コラボの「弦と絃」は、尺八賛助、宮城県の奏者も共演での、

「河北」初演の予定だが、練習始動前に、曲を眺め、東北へ思いを馳せたのだ。

 

今日も強風、昨日満開八重桜は哀れ桃緑半々、今年のGW入り頃は寂しいか。

「風」は日本の表現に特に多く使われる様で、気をつけたい日本語の一つか、

風当たり、風の便り、風向き、風読み、追い風、向かい風、風任せ、風見鶏…、

秋風、木枯し、春一番、いろいろ考えられるが、何か一つの性格がありそうで、

もしや、「風」に左右されず、自分自身がしっかりすべき…の様に思えてくる。

 

今週末、大学音楽科隔年開催同窓会があり、先輩たちに会いに仙台へ赴く。

宮城に教育大が出来、音楽専攻は我々代が最後、参加者は少なくなる運命も、

前回並み人数は嬉しく、前向き参加が元気の基!他故郷人々も会えたら幸いで、

姉と中高友人は見舞い、前述小学生が表敬訪問、桜が残っているなら幸いだ。

春、桜を見てまた幸せを感じる、今や日本人のみならず、有り難いことだ。

 

2018.4.9  星 重昭

 

 

 

真亜地

March

 

皆温む その日へ歩む 癒し音

 

2ヶ月前に書かせて頂いた”前奏曲”だが、続き=発展が生まれていて嬉しい。

蓑口和之氏の「ショパンの…」/学士会報No.927.に関し小職の感じた文だが、

実は今月、No.929.に掲載いただけ、氏からも、読まれたとの連絡を頂戴した。

 

名ピアニストA.コルトーは、ショパンの24前奏曲へ独自の標題をつけていて、

氏の発想、”12長調曲を第一幕、12短調曲を第二幕のオペラの様に鑑賞する”

というものだが、小生も、正月のゆったりした時間の中で、仰せの様に鑑賞し、

実際、その通りの感興が自分の中に起ったことなど、1月コラムで詳しく触れた。

 

氏曰く”妄想”は小生には立派な創造物、力作はAmazonで電子版が購入可、

実は昨日、更に嬉しい情報、更にわかりやすいYouTubeで誰もが鑑賞可、と!

早速、見つつ聴かせて頂き、大きな感銘を受けた次第、正にhotNewsである。

 

Y.T.は静止も、標題に準拠された数々の適材画像たちも、音楽と完全にマッチ、

その感銘は何倍もに大きくなり、”ショパンと祖国ポーランド真の愛”を堪能、

今回、明かされた「(ショパン24前奏曲)隠されたもう一つの顔」を実感、

あらためて、音楽を愛する氏の博識感性に敬服、慧眼(慧耳?)に感服の次第、

”ショパン、その真髄”が真にわかるようになる、と言っても過言ではなく、

ここに、ショパン好きの皆様方へ、”驚きのピアノ歌劇”鑑賞を薦める次第だ。

(小生の「12のピアノ前奏曲」も、歌劇仕立頂けたら、などは妄想である)

 

閑話休題、大震災7年節目の日、悩みつつ、チェロ独奏会を持たせて頂いた。

69回復興祈念会今回、第1回はあの1ヵ月後の4月11日、実はこの形だった。

現実的復興は進んできても、実際、優先順位が後のものは手付かず、が多く、

ましてや”心の復興部分については置いてけぼり”と感じられる人は多い様だ。

風化…?と流す?大勢の中に入る自己を想像、復興祈念も風化…?と案じた時、

復興に努める方々に寄り添いたく念じる毅然自分が居り、原点回帰答えだった。

 

ピアノ伴奏に頼れない無伴奏チェロ演奏、バッハの6組曲はこの分野の聖典、

1、2番は、師中島隆久先生追悼会等何度も演奏、も3、4番全曲は実は人生初、

還暦から一巡りという年齢の現実を見れば、癒しに至らせるのは、正直難儀だ。

24人の皆様がご来聴下さり、温かく強い力を与えて下さったのは大変有り難く、

更に多くの関係する応援者も居るように感じた程、演奏完遂原動力だったろう。

 

ビオラの実力者、鈴木薫女史曰く、一晩の演奏をやりきる勇気と力を貰った、

菊名の歌声広場会員の岡田美和氏曰く、目の前の音は最高の癒しで生きる喜び、

弟子の早福博史曰く、事前に演奏各曲をY.T.梯子も、生演奏が真の音楽と納得、

など、皆様は今回の会を満足頂けた様で、挑戦が大きな比重の当方は安堵した。

何より、大震災復興を真に祈念する人々が集った、このことが大きかった筈だ。

 

これからも、復興祈念音楽会が折々続き、感動共感する人々が、被災地を訪問、

被災地皆様との音交流が叶う時、真の心の復興も出来て行くのではなかろうか。

 

この度の会、実は既に出来ていた小職の新しいボーイング/弓動譜を何度か改訂、

その都度小生のパソコンが活躍、このPC技術、小職関係者への恩恵は多大な筈。

 

デジタル.ネット時代に対応できるよう、PC関連を指導してくれたのは林正佳氏、

音楽指導で活躍する中で、思うことがあり、社会人~ヤマハの合歓音楽院に入学、

教務.と指導を担当した小職が去った後のこと、全くのすれ違い人生の筈が友人に、

氏が、卓越早世音楽家、故菅野光亮に真に親しい音楽人を探されてのこと、合掌。

 

阿蘇で10年間実施の生涯音楽の集いは、林氏尽力でお膝元、犬山市でも実現、

生涯学習指導同輩、武生の人々、星の子弦楽団、我が師匠、関わりが多かったが、

病と闘いつつ笑顔でライフワーク、…復活祈念も無念、2月の末日夕昇天された。

教養や音楽文化にも深く根ざし、晩年、献身的にこの分野の充実を目指した氏、

音楽人脈、まとめられた労作等、故人意思を何とか少しでも前進させたいもの、

それが感謝とご冥福への祈りだろうか、サラバンド演奏時に氏の笑顔もよぎった。

 

無伴奏チェロ組曲誕生300年の今、中核の3番、難曲大作の4番演奏は喜び、

一週間後は春分の日、バッハの誕生日であり、実は実母の誕生日、でもある。

春のお彼岸、桜開花の喜びの中で、有り難い先人達と心の対話をさせて貰おう。

 

季節は、卒業、別れ、新生への旅立ちの時、有り難う、健康に感謝する。

 

2018.3.14  星 重昭

 

 

 

 

増振亜里

February

 

日欧が 心温もる 音絆

 

 

冬のオリンピックの選手活躍に、喜び、大いなるパワーをもらうが、まずは、

この冬の、日本海側の豪雪で苦闘の皆様に、衷心よりお見舞い申し上げたい。

43年前か、金沢在住時代の1m数10cm雪、生活のための壮絶戦を想い出す。

本年の越前市北新庄小ふれあいコンサート計画打ち合わせを予定した2月11日も、

ふるさとの唄を唄う会指揮者、山崎昭彦氏の東京出張が叶わなくなり、無論延期、

子供達や関係皆様、多くの方々が、問題なく春を迎えられるよう祈るものである。

 

さてこのコラム、満18年で文章も長くなり、実態はもはやブログなのだろう。

個人的主張より、関らせて頂く方々との実態を紹介させて頂くことが多くなり、

特に、東日本大震災以後は、その復興をいかに音で関らせて頂くかが主であろう。

 

復興祈念音楽会前回をさかのぼると、昨年11月2箇所で開催出来た以下である。

義援対象自治体=星の子弦楽団縁の宮城県七ヶ浜町、及び鶴見区宗泉寺でのもの、

前者は星の子小弦楽団訪問による代ヶ崎浜及び松ヶ浜の地区避難所での音楽交流会

(代ヶ崎会は初実現、松ヶ浜会では、尺八の宮澤寒山師との有り難い共演が実現)

後者は臨時星の子弦楽4重奏団会、地区の方々方に大変喜んで頂け、幸いだった。

 

 年が明け今や2月、一昨日の18日の今回だが、神奈川区かなっくホール音楽室の会、

7回目となれば、もはや「何でも...ピアノ伴奏会」はこの時期の恒例行事かも…。

最後がアンコール代わりの、季節の名曲を聴衆が歌う通常90分会とは違って、

弦楽器、管楽器、専門家~愛好者学習者17人、クラシックからJazz?!まで、

小職伴奏で3時間繰り広げられるライブ、今回も大変意味のあるものとなった。

 

愛好者が、小職伴奏で生き生きした時間を持たれたいと考えられるのは大変尊く、

アマチュアオケ活動者も、各自の向上が重要ととらえこの会を重視、も同様だろう。

日本音楽も愛し研鑽の小職が所属する、尺八都山流神奈川県支部の仲間皆さんは、

高齢会ではなく、幅広い音楽対応挑戦、が参加原点となっている様で、頼もしい。

さらに、専門家的な方々が小職共演を望んで下さるのは、大変光栄なことである。

 

スタートが内輪の学習者発表会性格で無広報、年々、来聴希望増は良い事だろう。

特に、家族の方や重要関係の絆が真に深まるのは、真に素晴しいことに違いない。

 

初登場者の演奏は緊張感が伝わるがまず、伴奏が聞こえるようになるなら良い。

曲の難易度ではなく、練習での意図、基本の課題のクリアが増えて行けば良い。

伴奏付で音楽になるのは、わかりやすく言えば、2人三脚で楽しく進む様なもの、

前ばかりでなく、少し横、後さえ進んでみたり、立ち止まって景観を愉しんだり、

基本に沿って、楽譜に書いてある様に演奏すると、そんな愉しいものになるのだ。

自分だけ気合を入れると、他方は聴こえず、良い音楽にはなりにくくくなる。

年々個々、この”わかっちゃいるけど…”の世界から、抜け出しつつあろうか。

多いので、個々には触れないが、確かな領域に入りつつある方が増え、愉しみだ。

 

鈴木薫女史のヴィオラは毎回、皆の楽しみの様で、リサイタル待望の小職が選曲進言は、

シューベルトのVn名曲の、中音域楽器への編曲版、その全三楽章の通し演奏だった。

実際には3楽章は殆どVn原曲のままで、結局再編曲をし、当日合わせでの演奏、

しかし、聴きあい演奏することで、モーツアルト的古典派ピアノソナタの典雅さが匂い、

ベートーベン交響曲音世界があったようで、後の皆の反応に、ほらね!気分だった。

聴きあう演奏には、聞いた後、この”ほらね!”清清しさが生まれるのである。

 

今回の幸運は、ベルギー在住一時帰国中のクラリネットの川合由美子女史の出演、

シューマン幻想小曲集は昨年、門下勝田尚子がチェロで演奏、作者の管弦楽器指示曲、

管弦違い、音楽基本・本質の大切さ、本人も他も、学ぶことも大きかっただろう。

何より、音楽という共通語、情緒文化の共通世界、楽譜という共通認識に立ち、

良く聴きあい、一つの音楽にすることの大切さを、皆、認識新たに出来ただろう。

 

なにはともあれアンコールで、駒井光山氏尺八吹奏曲のサプライズ演奏となった。

曲調が似ていることで、題して”千と千尋アニメ曲に寄せるモーツアルトの幻想メヌエット”

意図通りの素晴しい仕上がりになり、両者握手、数十分違い世界真初演は大成功。

 

実は川合女史のご高齢お父様が、初めて鑑賞という弟様引率で聴きに来て下さり、

大感激だったそう、とても良い親孝行になったとのこと、本当に嬉しい限りだ。

 

音楽に、時代、ジャンル、地域、楽器の区別はなく、今生き、聞こえるのが音楽、

最も大切な原理は、聴きあって弾きあって、演奏者も楽しいのが真の音楽、の筈。

この恒例会をずっと大切にして行く、これは小生、出演者、関係者の同じ思いだ。

 

昨年会で、宮城道雄名曲「泉」ピアノ共演版世界初演だった、尺八の山根凌山氏、

今回、他と重なり欠演、義援をお寄せ下さったが、都山懇親会からの追加もあり、

今回は、出演者、ご来場皆様から託され分と合わせ、多くの義捐をお届けできた。

 

実は、私たちは義援者ではなく、逆に多くの恩恵を受ける側、を何度も実感する。

現地に赴き音楽交流をさせて頂く時、お互いが”われわれこそ”と言い合い笑う。

昨秋訪問で実感の被災地復興は、表面的に順調でも、人の心部分はまだまだの様、

東日本大震災復興祈念音楽会への、変わらぬご支援ご協力、感謝を申し上げつつ、

応援やご協力を頂き、元気を頂き、健康で継続できるなら、本当の幸いである。

 

祈念会は、大震災の一ヵ月後4月11日、蒲田での一台の弦楽器独奏から始まった。

次回復興祈念会は3月11日の7周年会、戸塚での会。原点に返りチェロの独奏だ。

 

2018.2.20  星 重昭

 

 

 

慈阿柔有

January

 

時空越え 心が繋ぐ 永久の音

 

前月、リリース間もないCD「12のピアノ前奏曲」に、少しだけ触れたが、

宣言どおり、今年最初のコラムは、”前奏曲”ということで書かせて頂こう。

 

前奏曲はその名の如く、歌劇の幕前曲や、バッハ等に見る、目的曲導入性格か,

ショパンやドビュッシー等、独立した自由な形の器楽小品をさす場合とがある。

 

管弦楽にずばり、F.リストの名高い交響詩の「前奏曲」”レプレリュード”があるが、

上記に非ず、ラマルティーヌの詩による”人生は死への前奏曲”の考えがテーマ。

 

さて、学士会報2017.Ⅳ”「ショパンの24の前奏曲」のもう一つの顔”だが、

 

著者の蓑口和之氏のご了承頂戴、短縮で恐縮だが、出来るだけ紹介させて頂く。

全標を含む全文掲載は困難、重要な2曲目イ短調曲逸話も、割愛させて頂く。

完全ではない、部分的に希薄な文章になってしまうが、どうかお許し願いたい。

 

前奏曲集(作品28)はショパンの最高傑作の一つに数えられているが…(略)

1839年1月にマヨルカ島で完成、着手時期については1831~1838年まで諸説ありという。

24曲全て異なる調性で書かれているのは、バッハの平均律K.曲集への敬意と言われる。

(略)曲はハ長調から始まり並行のイ短調を挟み、五度ずつ上がっていく…属調に繋がる配列。

 

コルトーは長い経験を踏まえ、24曲各々をイメージし標題*付け(*Pf譜/コルトー版記載)

傾聴に値するもので、以下、それに依拠して論(妄想)を進めたい。

上述の曲順を以下の如く並べ変える… 1.3.5.…21.23.と奇数を並べ、

次に、2.4.6.…22.24.と偶数を続けるとき、

長調曲からなる第1幕、短調曲からなる第2幕という、一つの物語が見えてくる。

その(1933-34年録音EMI.TOCE3563)中、演奏時間が2分以上の曲が5曲有り、

13.星空異郷で遠い愛人を想う 15.死はすぐそこの影の中 17.貴方を愛すと彼女が言う

2.悲しい瞑想:彼方に寂しい海が 24.血、熱情そして死 が、物語の山場、と見られる。

 

この観点からコルトー標題を見直すと、1.”オープニング” "2.臨終・昇天"の副題を付けたい。

左手伴奏は揺れる鼓動、溺死の心拍音に、右手はまさに"悲しい瞑想"、彼方の寂しい海、は、

この世あの世を隔てる暗海、事切れ寸前に主調イ短調が現れ昇天、4.墓の傍らに、へ続く。

 

では誰が昇天するのか、第1幕での愛人は誰か、(略)愛人は、擬人化された祖国、ポーランド…

”ショパンの祖国愛を謳った無言歌集”、”ウイーン滞在~パリに至る頃の心の葛藤絵巻”…

コルトーの慧眼への敬意と共に、当時の厳しい政治情勢の中、24調性の美しい衣装を着せた曲集、

曲順を変え、その中に封じ込められた、ショパンの祖国、ポーランドへの熱い思いを噛み締めたい。

 

確かに、現代はコルトーの時代と違い、簡単に曲順自由の聴き方が可能であり、

小生もこの正月、氏お奨め物語を十分に堪能、全く妄想に非ず、敬意を表する。

例えば15番通称「雨だれ゙」…、今後、演奏が少し変わるかもしれず、楽しみ。

 

小生前奏曲だが、曲数は半分の12、一曲は無調的だが、一応12調と言えよう。

変ホ短調曲は変ホ長調部分も有るなど、12曲で完結したように自己納得した。

むしろ、湧く曲想や、描きたい世界を基にしての標題、ドビュッシーの行き方、

アルバムタイトルは「想い出の続き」、奏者インゲマル他、思い出は依然継続中である。

 

ただ、小生のモットーで、作者題には拘束されず、自由に聴いて頂きたいのだ。

例、ドビュ…ゴリウォークのケークウォーク、小生には"残雪野、春初日、兎、モグラ、小鳥達"。

リリース前、小職門生徒や関係各位に、勝手標題付けキャンペーン?に参加頂いたが、

ユニークな観点からのアプローチもあるが、実標題に近いものも多く、安心した。

歌曲と違う器楽曲、その人なりの感性で聴くのが重要、癒されたり元気が湧こう。

 

CD、殆どの作曲は前世紀末数年のメイドインジャパン、も心はSwedenに居住気分、

言わば、欧州綺譚12章の性格、演奏者は居住時代からの友人 Ingemar Edgren 、

今回ジャケット解説は、前作金子みすゞ童謡曲集の、英語も、に加えスウェーデン語も、

で、素晴しい純朴翻訳を担ってくれたのは、Goteborgでの大家さんの娘Maria…、

それが何という悲劇、NewYear's Day前日、父母夫子供二人に看取られ昇天?!、

5月半ば、元気に2度も皆で会ったのに、秋口に昔治癒の大病が再発、無念至極だ。

この場で、冥福を祈りつつ、このCDと共に、永遠に生きるのを信じ、念じたい。

 

最近音信途絶えの方から届いた、CDを聴かれたというメールを了承頂き紹介する。

 

(略)O氏からCDを頂き(略)、ジャケットも素敵で、色合い雰囲気、最初見ただけでワクワク、

聴き、大自然を思わせるダイナミックな音に、作者の人生を感じました。音を通して、人のハートに、

癒しや優しさ、感動を与えて素晴しく、世界中誰でもわかる、言葉超えの感性、魂へのメッセンジャーです。

いつまでもお元気で、世界に癒しと元気を与え続けて下さい。ありがとうございます。(略)T.N.

 

贈られたのは弟子の一人の親友、近親者が癒され元気になる…、創った者の本望だ。

 

贈るといえば、リヴァージュの赤麗ピアノ、首都圏の公共場や施設は実現に至らず、

東日本大震災被災地、復興祈念会の対象自治体、宮城県七ヶ浜町の一般家庭に届く。

結局、年末ぎりぎりの決定、遅いお年玉か…?、2月初頭、小学3年女の子に嫁ぐ。

11月の、星の子小弦楽団で七ヶ浜訪問演奏時の、同級生、大町睦夫君→斉藤庄英君、

→弦の張ったピアノを生徒達に弾かせたい…のピアノ山内先生、のご縁が繋がった。

 

佐藤優衣ちゃん、近い将来、復興町で復興の小さな音力になろうか…幸運を祈ろう。

なあに…ショパン7番前奏曲だって8小節2回繰り返し小品、3、4年で弾けるかも。

ちなみに、愛すべきこの曲、コルトー標題は"楽しい思い出は香水のように漂う"とある。

いつの日か、贈り主磯田ご夫妻と、復興町を訪ね、想い出の続きを愉しみたいもの。

 

寒さ厳しき今冬、世界が、穏やかな永久の春に向かうよう、祈るとしよう。

 

2018.1.19星 重昭

 

 

 

 

 

 

2017

 

 

出泉場亜

December

 

時重ね 音が綴れる 人ごころ  

 

今年の師走、先月に兆しがあったが、やはり相当の厳しさ、先が懸念される。

今春誕生の孫を帯同時など、インフルエンザを貰わぬよう、例年ならぬ警戒だ。

 

生田流筑紫派邦楽曲の勉強会に数年間、神奈川の尺八仲間と参加させて頂くが、

お世話下さる肝心の長谷川歌奈穂師も会直前に 感染災難、無念断念となった。

 

3日の日曜、社中導師中川歌雪先生の米寿お祝いを兼ねた、第10回記念勉強会、

今回、初回曲の「星」に再挑戦、運よく歌雪師との合奏となり最上の有り難さ、

最難曲だが幸い、災難曲?とはならぬよう、の先生お導きでの吹奏、感謝至極。

派祖筑紫歌都子は、邦楽洋楽の垣根を越え、この先更に輝くであろう稀な天才、

ただ、邦楽は、洋楽世界の何十分の一の認知度、一般音楽愛好者に伝わり難い。

7月の”弦と絃Ⅲ”でも筑紫名曲を聴いて頂いたが、来年も勉強を結実させたい。

 

米寿お迎え中川歌雪先生は第一線溌剌ご活躍、少なからず関らせて頂く者の喜び、

二年前、高弟長岡歌穂師そして小職門勝田尚子チェロ共々、七ヶ浜訪問演奏頂いた。

派祖大先生に直接学ばれた歌雪先生には、筑紫音楽世界を更に学べるなら幸いで、

来年、横浜と仙台で宮城県の先生方共々、復興絆演奏会夢の実現なら更に幸いだ。

 

昨日、近年12月の恒例、小職弦楽関係門下生クリスマス発表会が東京であった。

生徒諸君には、通常の合奏レッスン会場は手ごろ広さ、気負わずに出来るようだ、

また、この時期特有の残念欠席で、そう多くはない人数になってもアットホーム、

OGも駆けつけたり、大事な学習の再確認もしっかりできたり、大変実効的だ。

 

この日、十八番?!コレルリX'mas協奏曲の原点回帰第一歩も、最少人数での船出、

それでも、White Christmas, JIngle Bellsともども、良い発表学習となったし、

氷上恵莉子勝田OG賛助もあり余裕?のチェロ合奏は、癒し世界も生まれた様、

先月の宮城七ヶ浜町地区避難所2箇所での演奏経験等は、とても大きかった様、

四重奏デビューだった早福博史君など、底辺を確かに支えつつあり、頼もしい。

 

終了後の恒例年次懇親会、大変充実したものになったのは、他の理由もあろう。

前日届いた野ノ島牡蠣、先月触れた三塚辰一君達と高校時代測量バイトの地の産、

宮城で定評ある松島湾最高品、七ヶ浜町会議長で小学同級の大町睦夫君の贈り物、

努力結集の演奏や、お互いの鼓舞談に花を咲かせ、舌鼓を大いに打ったのである。

父君ご入院でこの日参加不可のコンミス立石恵理ほかは、1年後に鼓打ち頂こう。

 

舌鼓と言えば、大崎の名フランスレストラン「リヴァージュ」に触れたいと思う。

かって、小生が月一回第4木曜の夕、ちょうど10年間ピアノを演奏させて頂き、

磯田修一シェフの旬傑作をその同じ回数分、名ワインと共に堪能させて頂いたが、

母上ご介護で不定期開店になったのを機に、数年前定期演奏も中断となっていた。

そして今春、10年後の再開発でビル移転決定を機の閉店ご決意、残念な報告だ。

 

ピアノは少し小ぶりながら、家具調の、正に品のある逸品のワインレッドカラー、

音的には、今の楽器に少ない、雅を感じさせる、なかなかの味がある類のもの、

お店ファン、門下生諸君、関係音楽家や友人皆様、近親者等、味と共々愉まれた。

リクウェストされたお客様とその曲、その後の短いながら味わい深い会話と季節、

目を静に閉じる時、それら想い出たちが、味と共、音と共、蘇るような気がする。

 

業者に売るのではなく、世の人々のお役に立つよう、小生関係で寄付されたい由、

物言わぬ楽器は勝手な恋愛などは無理、小生は暫し、嫁入り探しとなり2ヶ月程、

東京…神奈川…近隣首都圏と、まさに仲人気分を味わうこととなっていたのだが、

ここにきてどうやら、遠い嫁入りながら、最も自然な成り行きになりそうな情勢、

新年にでも、心温まるような、幸せストーリーを報告できるのではなかろうか。

 

今月も紙数が尽きそうで、1月前リリース*のCD「想い出の続き」に触れよう。

 

多他の困難を越え5月、SwedenでIngemar Edgren ピアノ演奏で録音のもの、

4年居住の北欧時間か、帰国後、20年程前あたりに出来た、”12前奏曲集”、

各曲副題を総合したアルバムタイトルは、想い出は終わったものでなく始まりの意味だ。

ドビッシー等を除き、一般的にはバッハ、ショパンなど、前奏曲に標題はない。

標題は個人的になりがち、今回出版前に、何人もに命名トライをして貰ったが、

愉しめ、興味を持って貰えた様で、作者自身にも、大いに勉強になる結果だった。

 

同じ頃出版された学士会報2017.Ⅳ、会員様が書かれた記述にはワクワクした。

名ピアニスト、コルトーは、ショパン24前奏曲に、独自標題をつけていたのだ。

要は、純音楽が、作者の思いとなり、弾く彼に完全に伝わっていたわけである。

文学や美術同様、個人の音楽作品が、他の人の心と結びつくのは素晴しいことだ。

実に興味深い標題が並んでおり、了解が得られたら、これも今後に紹介したい。

 

小生の思いや想い出たちが、少しでも、人々の大切な力になるなら本望なこと、

正に出版の大きな理由で、演奏による、作家たちの多くの名曲の紹介等も同種だ。

そんなことに、今年の最後に気づいたが、来年も信念を持って進めたら幸いだ。

 

実は、このCDリリースに少なからず寄与下さった方々の、健康心配もある今、

自身を支えてくれる健康に、何より感謝し、今年の残り時間を大切にしたい。

(*AC1106「想い出の続き」/星重昭・12の前奏曲 ヤマハ銀座店扱い)

 

2017.12.17 星 重昭

 

 

 

野辺場亜

November

 

里土産 温みの心 音絆

  

踊場うたの広場はかろうじて免れたが、小机城址の竹灯篭まつりは無情に流れ、

10月最終休日、台風接近の雨に泣かされ、拙宅で鑑賞予定者の残念会が実現、

3度目初流れの高校同窓会事務局木村謙氏、初初のCDデザイナー五島謙一氏、

謙氏2人が小雨如きで、初出会いも流れるのは悔しく、竹友駒井光山師も誘った。

師は、竹灯篭まつりの尺八演奏創始で責任者、最無念者、2人で短縮3曲を吹奏、

謙組2人も喜んでくれ、その後は4人の日米欧に跨る音楽の真髄論に花が咲いた。

 

11月10日稀好天、星の子弦楽団の2年ぶり交流音楽会訪問の宮城県七ヶ浜町、

我々の目に、高台住居群や、完成が見えてきた防潮堤など、白さが目に沁みた。

手付かずの部分は少なくなってきての実感、確かな復興の進捗が見えた嬉しさ、

あと2年で復興を完遂!!との町幹部の強い決意に、感動を覚え心熱くなった。

 

代ヶ崎浜と松ヶ浜避難所(公民館分館)二箇所の平日会で、皆様大喜び下さり、

チェロ四重奏のための移動の苦労も吹っ飛び、弦楽に寄り添う歌声に心温まる。

バッハの"G線上のアリア"や、ウエーバーの"森響き"に、お互いが癒されあい、

Vivaldi四季は「秋」ならぬ、皆様要望の「春」に、で心の収穫を分かち合った。

地元の二寺の楽しい唄となった「証城寺狸囃し」に、心も町民になって踊った。

 

復興の陰で、目に見えない、人々の心ダメージの深刻、適切対応を切望される。

我々の、首都圏での復興祈念会は、とても現地の皆様の力になっているようで、

現地での会の実践共々、自然な形で是非継続を!の声々に、気が引き締まった。

 

宮城の小さな町は、楽団メンバーには、不思議な故郷感を抱かせる所のようで、

”良く帰って来たな~”と歓迎下さる同町皆様との再会は、格別の様であり、

今回、参加が叶わなかった関係音友人たちの想いも、確かに届いた実感である。

 

11月16日、横浜の平日午後、拙宅隣接の宗泉寺では4回目祈念音楽会が実現、

当初、小職Pf、門下の岡野京子バイオリン、勝田尚子チェロのトリオで企画されたが、

下記、復興被災地祈念会と連続、準備手薄懸念、弦4部を持ち帰ることになった。

アマオケコンミスを務めるヴァイオリン立石恵理はOL、連週の平日休暇の実現は不可能、

小生フロントトップVn、豊島ゆかりセカントVnデビュー、岡野ビオラシフト、勝田Vcの、

上の宮地区5回目の一昨日祈念会、アマオケと違う厳しい形態、初四重奏組合せだ。

 

昨春完成の本堂の佇まいと響きは格別、木と木で生まれる温もりの心地良さか、

パッヘルベルカノンの癒しから、溌剌元気のアイネクライネ…も釈迦様は笑顔許容。

町内等多くの皆様に、若干遠方からの愛好方々も、で20余名の皆様がご来聴、

この地域の心のよりどころ、宗泉寺様のはからいのお陰に他ならず、衷心感謝。

"皆で歌う季節名曲"は、七ヶ浜同様、"里の秋""紅葉"等に"証城寺狸囃し"もで、

最後は、ソウ ソウ 宗泉寺~の庭は...負けるな~リューゲンさんに負け...と盛り上がった。

 

思えば、震災年の10月に旧い本堂での初めて会、山川響山師匠との尺八重奏、

5年前の4月、長岡歌穂師筝と小生尺八の会より、同寺御詠歌詠唱団が賛助演奏、

本堂建築中の時は、町内の自治会館に会場を移し、阿部晃山師と再び尺八重奏、

そして昨秋は初ピアノ、尺八、ヴァイオリンとの会、御詠歌隊賛助歌唱も復活できた。

 

御詠歌だが、8人詠唱団は弦楽四重奏との2曲のコラボ、美しい響きとなった。

"香具山の御詠歌"には、邦楽ながらグレゴリオ聖歌に繋がるものを感じさせられ、

十夜御和讃は、明治初期の歌謡風だろうか、純邦楽の強い伝統を感じさせられ、

あらためて、日本の文化の多様さ、深さ、広さ、素晴しさを再確認させられた。

 

寺院で、弦楽四重奏が洋楽、御詠歌詠唱と合奏、全く違和感を感じさせない。

大震災の被災地から帰った小楽団が、人々の心の温もりも持ち帰ったからか、

同じ楽器で音が綴られ音楽となる時、本当の絆が生まれるということだろうか。

 

今回は仙台での大学同期会がスタート、大いに語り弦楽四重奏~学生歌の伴奏!

想い出の続き、そのものか、2年後の弦楽での演奏参加の熱烈な懇願を受ける。

 

夕刻、七ヶ浜の旅館麻屋/同級生社長で楽団歓迎兼、恒例?小生小学校同期会、

今回は中高同期も3人参加、復興へ風化...とは逆の充実、素晴しいことだろう。

斉藤庄英、鈴木作蔵両君は上述、代ヶ崎浜地区避難所の会を伊藤代表区長共々、

実現成功の基だったが、その基は昨年5月、町全体での祝古希同期会であろう。

七ヶ浜は元来、松ヶ浜、亦楽の2小学校、凡そが七ヶ浜中に進み同期会の基。

 

この日、実は二君共々塩釜の中高同期、三塚辰一君も越境?参加してくれた。

高校入学以来、数々のアルバイト、卒業後の北海道、東京旅...諸々の大友人だ。

話せば隣町、皆と繋がりは深く、今回の2地区音楽会は素敵な前進機会だった。

役場首都圏パイプ役町会議長の大町睦夫君、松ヶ浜会お世話の代表区長信勝君、

出身菖蒲田浜の佐吉、三男、良治、伝明諸君、今回も参加一同、皆に感激感謝!

音楽会当日の美味しいお弁当温差し入れの、ガソリン店社長平勝君にも深謝!

仙台から松ヶ浜会ご来場、紅葉ご吹奏宮澤寒山師、利府町桜井ご夫妻にも深謝。

 

紙数が尽きてきて、リリースCD「想い出の続き」については来月である。

想い出の良い続きを作れる土台は、健康、無理と風邪には気をつけたい。

 

2017.11.18 星 重昭

 

 

 

憶人場亜

October

 

弾む夢 想いで新た 続く縁

 

本来の秋が戻ってくるのを期待しつつ、肌寒い雨の多い日々を耐えていたら何と、

時ならぬ大型台風、そう言えば一昨日、鶴見駅近くの公共事前投票所は長蛇の列、

多くのスポーツも大迷惑、日本の広い範囲で豪雨被害が心配される事態、心配だ。

 

毎月更新されているHPコラムが、長いこと前月のままだと、やはりまずい様だ。

近くの人は本人状況を察するが、遠方の弟子や関係者は心配し、時に連絡下さる。

月半ばを過ぎての更新は久しぶり、今、雨降りしきる休日、この一月を振り返る。

 

秋分の日、過去2度台風中止憂き目の尺八都山流神奈川支部定演は無事開催安堵、

梅雨の最中、夏の灼熱日々、曲ごとに何箇所かで、何度も合わせを重ねての実践、

会員同志は高齢者も多く、3ヶ月以上に渡る苦労、疲労慰労の秋に努めるべきか…

今年の定演後の小生、以下の新しい実りのため、かなり忙殺されることになった。

 

5月半ばにSwedenで録音された「12の前奏曲集」のCD製作が本格大詰め、

音盤のみのCDは普通ありえず、聴者に求められるのは意味のあるジャケット、

適切なページに、表紙表裏、日本語、英語、スウェーデン語の解説、写真等が収まる。

姿の見えない音楽、作者、演奏者のメッセージの何分の一かが伝わるならいい。

 

その計画は2度変更され、行き着いた先に、最善の旧友が居てくれたのは幸運、

ジャケットデザイナーは、音楽財団勤務時代、音楽を理解しあった五島謙一氏、

10数年没交渉だったが、純粋な美的センスは健在、無事に予定完成に向かえた。

この今、工場オンラインだが、3週間程は総力を挙げ、ハードだが愉しかった。

サブタイトルは「想い出の続き」、詳しい続きは来月のリリース後、としよう。

 

11月10日、久しぶりに宮城の故郷で訪問音楽交流会が実現することになった。

前日の大学学部同期会を機に、星の子弦楽団の有志が、是非と進言くれたのだ。

大震災から6年8ヶ月、復興は、表面上目に見える部分では進んでいる様でも、

見えない、”大震災さえ起こらなければ…”風の心の部分被災は深化していて、

体にもむろん、何人かの状況を見るに、その影響は顕著に進んでいると思える。

 

被災地の方々の心に寄り添いたい…の私達の音心は、今回更に強くなっている。

今までは、中央公民館、国際村、松ヶ浜小学校や松ヶ浜や菖蒲田浜避難所の会、

今回初めて、今まで交流出来なかった地区、代ヶ崎浜避難所での会の実現だが、

昨年5月、同町で初実現の”古希を祝う2小学校同期会”があったからこそで、

区長様方の尽力に感謝、可能な限り、現地皆様の希望の曲を!と準備している。

 

昨日は高校の関東同窓会、初回はゲスト招聘!?、以来普通会員として参加も、

6回連続が叶わず、この会を本当に大事にしている小生には、本当に無念な事。

ただ、木村謙事務局長の計らいで、森邦夫会長以下10名重鎮2次会に参加でき、

合唱で喜怒哀楽を共にした、後輩の石井隆治君など、思い出の続きを語れる等、

各人の親交を深め、同窓会全体の前進へ、夢を語れたのはとても嬉しいことだ。

不参加ながら、録音での校歌伴奏でこっそり参加、次回に繋がったのは幸いだ。

男女高合併で宮城最大の高校になった塩釜高校、新同窓生達が喜んで来れる様、

素晴しい会になっていくよう、確かな力が及ぶよう、責任を果たして行きたい。

 

先約は、3年連続でお招き頂いた、昼前からの禅当寺自治会の年次シルバー会、

所は横浜市の青葉区、多々の歌をピアノ伴奏”うたごえ広場”の特別会だった。

”うたごえ…”は小職生業の一、歌謡曲、唱歌、童謡、歌曲、民謡…何でも、

良い歌を生きた伴奏で生きた歌にするもの、菊名の会での鈴木茂氏進言で実現、

湯谷芳信会長以下、年々、成果を高く評価下さるのは、本当にありがたいこと、

今年も昼食も同席すれば、横浜市民人生先輩、名士皆様と更に親しくなれたし、

今回田中副会長が構想の”日本のうた旅”も大好評、来年以降に夢も膨らんだ。

 

今週末は、5000本の蝋燭灯が揺らめく、小机城址の竹灯篭まつり幽玄な世界、

人々何千人もが愉しみにしている、17回目を迎える、温和清新な灯りのまつり、

この新しい伝統に、小生を含む神奈川支部会員の尺八都山流の和の音が貢献だ。

雨の無きことを祈るが、まずは台風、明日、踊場のうた広場ができますよう…。

 

2017.10.21 星 重昭

 

 

 

聖風天場

September

 

竹の縁 御嶽身の丈 長ける夢

 

9月に入り、30度越えの日々があっても、何日も続かず、やはり秋を感じる。

台風直撃は少ない今年も、豪雨大雨はその後もかしこであり、逆に怖さを感じる。

 

今年の御岳山初秋2日間は恵み好天、可憐レンゲショウマたちに笑顔で迎えられ、

日程も良く、念願の重要無形文化財、薪神楽観劇も叶い、洗心でき英気を養えた。

 

尺八同門の年次同窓会とも言える、東京都青梅市御嶽での、恒例の響山会合宿、

通常は個人の稽古で、師匠関係の新年会や、冬夏の春和会筝曲発表会参加以外、

同門とはいえ交友は少なくなりがち、特に小職は神奈川県支部に所属、尚更だ。

 

一ヶ月前は、都山流尺八の年次夏期講習会受講で、最高気温37度の姫路に滞在、

宿坊は海抜800m辺りの「能保利」、年一回帰省感の中の、格別の天国気分。

尺八9本の音、3人の絃方賛助、日本の音が霊山の清静なる気の中にただよう。

 

都山流の始祖、中尾都山の本曲から八千代、磯馴松、地歌三曲の名曲で岡康砧、

初代山川園松名作集から、夏の組曲、田植え唄によるヴァリエーション等の他、

近年の尺八重奏曲から、山本邦山の二重奏第四番など、難曲、佳品も選ばれた。

荒城の月変奏曲等、通常一尺八寸・六寸管に加え、2尺三寸・一寸管とも合奏。

現代的作品や、未体験分野の新らしい刊行作品などの挑戦や、実体験研鑽など、

今年は特に意欲的な内容となったが、充実は深夜にも及ぶのが合宿ならではだ。

 

同門交流が最も深まるのが合宿、夕食後懇親会は多少の無礼講も大目/青梅で、

師匠、兄弟弟子間、近況、尺八、邦楽、音楽、老化現象対策談義にも花が咲く。

かなり時間も過ぎ、なかなか最初の吹奏が生まれない中、風向きは小生へ、で、

持参したのが、宮田耕八郎の山の朝、やまびこ、は御岳山にぴったりだろうか、

前述姫路で、宮城県支部長の宮澤寒山師から頂戴した、素朴簡単かつ清新佳品、

若き先輩小暮峻山師と、そして、頼もしい後輩竹村響友山師との二重奏である。

 

後者だが、高知帰郷、農業をしつつ、両親介護や地域貢献等に奮闘の合宿盟友、

復興祈念会にも最も足を運んでくれ、今は都山流高知の星、かの地共演が夢だ。

入門後日の浅い後輩も、の合奏も続き、入門間もない自分が重なる夢路佳境…、

一転、師匠の「八重衣」の声、準備無しの小生に、この譜で一緒に!追い声、

運動不足熟年の30分走/奏か否か、後輩皆さんには鑑先輩には遠かったかも、

時は25時を回り、本年響山会合宿余韻は、御岳山の野鳥たちにどうだったか。

 

「八千代」は都山流の君が代的特別曲、今月23日の神奈川県定演の冒頭曲だ。

合宿では毎回、悪天候以外は早朝7時の御嶽神社献奏をさせて頂いてきている。

今年は、日本三御嶽神社の一、この武蔵国御嶽神社の歴史的改築後の初奏献、

玉串を捧げさせて頂いての祈祷、本殿での献奏、いつになく身が引き締まった。

伝統宿坊のご主人は実は兼神主、今年はご利益がいつも以上!の意を強くした。

 

宿坊~神社の坂階段は年長者には年々きつくなろうが、まだ数年は大丈夫気分、

2次会で健康講義を下さる、8歳年長の弟弟子清水塩山師にまだ負けられまい。

 

この合宿は17回目だそう、想えば小職、ご縁で山川響山師門を叩いて18年目、

14、5回参加させて頂いてようか、気がついたら今回、先輩は2人、年長は1人、

灼熱夏日に、富山県の試験で師範に当第させて頂いてから、早くももう11年目、

長老と呼ばれる日が近いか、若々しい現役状況を維持して行きたいものである。

 

参加が叶わなくなった先輩諸氏も少なくないが、有形無形の助けを忘れまい。

若い先輩、大田築山師は民謡尺八がルーツの名手、祈念会でも民謡共演下さり、

むろん尺八全般の実力者、先輩師範の背中を拝見、後をついて行かせて頂こう。

さらに若い先輩、前述小暮師は合唱等洋楽に関られ、小職には入門後の大頼り。

 

洋楽生業小職、折に触れコラムで尺八や邦楽に触れるが、神奈川の諸師が多く、

小生成長に欠かせない有難い存在の同門諸氏に、今回、少し触れさせて頂けた。

 

本心、気が入る尺八だが残念だが弟子は無し、54歳開始は経験不足が否めない。

10代末から、多様な経験が続いてきた洋楽とは、師範とは言え同じに出来まい。

やるべく仕事も幸いそこそこ多く、尺八弟子の確保指導育成までは困難な状況、

身の丈を大切にし、無理は避けつつ、尺八道により長けるよう、常に心がけたい。

 

公財)都山流尺八楽会の月刊機関紙「楽報」は、各地の同志の活動等がわかる。

前述宮澤師にもお聞きしたが、7月の山形県上山での南東北3支部合同合宿記事、

発表音楽会あり、厳しさ有ろうが魅力的、地元帰りで参加させて頂くのも夢だ。

昨日稽古後、師匠と御岳山合宿話題、旧知の宮澤師参加も勿論大歓迎とのことだ。

そんな合宿の発展や、前述竹村師の高知合宿~演奏など、竹の縁の夢は広がる。

 

今月24日は唯一空日、弟子、立石恵理がコンミスの田園都市フィルの15回定演、

大好き曲、ブラームスの四番交響曲は北ヨーロッパ秋色と高貴香り、楽しみだ。

いろいろ音楽が目白押し、健康に感謝し留意し、今年も芸術の秋を愉しみたい。

 

2017.9.14  星 重昭

 

 

 

 

 

邑雅州都

August

 

水流れ 福岡の音の 時を越え

 

近年顕著な梅雨時等の各地での最悪な線上豪雨、七月に入り一段と酷くなり、

九州北部豪雨で大災害をもたらし、多くが犠牲となったことに黙祷もしたが、

秋田の横手や佐渡その他で連日猛威、片や首都圏は凡そ猛暑で水不足のよう…、

神奈川も短時間大雨に右往左往、7月30日の音楽会無事遂行は有難いことだ。

 

1年前絶賛頂いた復興祈念会が「弦と絃Ⅱ」、再演の大要望で「Ⅲ」が実現だ。

戸塚区文化センターリハ室空間では、その音が原曲では…と感じて頂いたほど、

冒頭曲のバッハ「主よ.人の望みの喜びよ」の響きは、真に美しく、自然だった。

邦楽が続いて、奥日光物の傑作「流れ」は華厳の滝幻想、深遠清涼の感動世界、

戦後間もない時期に誕生の「南の夢」の、時空越え心繋がる爽やか癒しの如し、

”太鼓”が取り持つ世界のリズム”里津夢”繋がり感の異色名品が「タイコ」、

ブラヴォー喝采等、来聴皆様の心太鼓も、琴線に触れ打ち鳴ったように思えた。

 

元々の尺八琴合奏が、弦楽絃楽合奏になるのだが、”弦と絃”でより鮮明化か、

新邦楽の天才音楽家、筑紫歌都子先生は幼少時に、洋楽とバイオリンを学んだ。

生田流筑紫派は福岡県家元の流派、恐らく、現代人が最も共感する邦楽だろう。

 

弦と絃Ⅲともなると、皆が歌う季節日本名曲も、弦絃コラボの質も密度も増す。

特別編曲の「うみ、海、夏の思い出」にも、聴衆の皆様には大満足された様で、

全体も、昨年より更に喜ばれ、関係者の苦労も報われる真に嬉しい会で終えた。

”弦と絃”の実現に際しては、いくつもの点で困難や難儀が伴う現実があるが、

来場皆様との真の共感が克服の大原動力、日本美原点再確認の自然な形であり、

更に意味あるものとして充実させられ、継続できるなら、幸いなことである。

 

1年前の弦と絃Ⅱの後、その前月実施の「弦楽四重奏Ⅳ」分と合わせた半額を、

熊本阿蘇大地震復興へ、熊本YMCAを通じ義援させて頂いたが、今回祈念会、

新世紀の10年間、星の子弦楽団が阿蘇YMCAコラボで貢献させて頂いた縁、

3人犠牲大災害の福岡県東峰村に一部も、聴衆と演奏皆様義援をお届けできた。

同村ボランティア現場から戻った直後のYMCAスタッフ、久保誠治氏と話せ、

その結果、現場や役場で懸命の小野氏、泉氏と短かくも話せ、現場実感も得た。

猛暑の片付け、雨なら人々再避難、仮設住宅建設、2000人小村の大変さだ。

 

今回も、主な義捐自治体宮城県七ヶ浜町へ、託された復興祈念をお届けした。

明治政府全国3公認の一つ、同町菖蒲田海水浴場は、大震災後初の全体開場、

全国TVニュースで流れるも、現実は海開き後3週間が雨天、昨日が梅雨明け、

少客因は他にも、海の家、休憩所、レストラン等必須環境は、震災前とは激変、

現実に即した新環境の整備等は、住民復興優先の影で後回しとならざるを得ず、

更に、人々の心の復興は、格差も広がる現実さえもあり、特に必要な様である。

未曾有震災根が大変深いわけで、復興祈念の会は機会を見つけ、続けたいもの、

音を介した復興祈念は、首都圏でも現地でも、実現させて行きたいのである。

 

明後日、公益財団邦人.都山流尺八楽会の夏期講習会があり、姫路に出向く。

宮城の宮沢寒山師など、全国の先輩諸先生とお会いでき話せたら有難いこと、

中高、大学まで3校一緒で、なんと奇しくも、同流の師範になったのが藤倉君、

40年ぶり位・・・懐かしい、兵庫在住卜山師と再会できるなら、嬉しいことだ。

 

若く勢いある歴史創り、悠久を経る文化熟成、どちらも大切で素晴しいこと、

後者には、当事者のメンテや努力、それに多くの人々の協力が必要だろう。

 

冷夏気味に発進の首都圏8月、心身を労わり、国や自分の歴史を振り返る月、

温故知新の夏だろうか…、続いて来る…同窓会の秋、芸術等の秋に備えたい。

台風等が怒り狂い、暴れることのないよう、今、祈り念じることにしよう。

 

2017.8.3  星 重昭

 

 

 

 

寿来

July

 

七夕や 有難き極み 越前路

 

 

少雨で水不足が心配されることの多い北九州地方が、大変なことになり心痛だ。

生きるもの全てに欠かせない根幹が水、鬱陶しくも、普通の梅雨ならいいのだが、

近年の局地的超豪雨には、義捐以外に力になれることが余りなく、口惜しき極み。

 

戦後復興の最中、大地震直後にあったという福井大水害も梅雨時だっただろうか。

そんな背景もあった戦前戦後の越前の、小さな地域舞台の音楽劇が、昨年あった。

招かれてから10回目だった、北新庄小学校ふれあいコンサートでのことである。

 

数年前、北新庄自治振興会が発行の小冊子、”北新庄むかしむかし”の中の一遍、

それは宗近宗助原作「戦争があった頃、お爺ちゃんの少年時代」、その朗読劇化、

小職の脚色、戦争の悲惨さを現代へ伝える橋渡しで、祖父に加え孫が設定された。

故郷の歌を歌う会や児童達が出演、弦楽四重奏&二管伴奏ミュージカル風ものだ。

 

福井県越前市北新庄小への初訪問は、10年前の秋、経緯等は後述に詳しいが、

子供や地域皆様と年一度再会に相応しいとのことで、翌年から原則七夕日の実施、

北新庄小、北新庄自治振興会、所属のふるさとの歌を歌う会、皆様お招きで継続、

児童の総合学習、大人生涯学習地域貢献ほか、計り知れない大きな意味があろう。

コンサートの冒頭、山本校長が児童達へ語りかけたメッセージが心に残った。

”皆のお爺ちゃんお婆ちゃん達の、元気溌剌前進する姿、声は、皆の成長の力”

何事にも前向き挑戦の子供、ノウハウ豊かな高齢者、優しく支える地域と伝統、

単なる音楽の鑑賞会ではないこの会、継続に関らせて頂くのは、自身の力になる。

 

東北大震災復興祈念と称されたこの会、音楽朗読劇は東北の民話「人間無情」、

冒頭、大雨の大洪水、幸い助かった、二つの動物、何種類かの人間の生き様話で、

前述の爺&孫も昨年に続き再登場、大切な教訓が今に蘇る、貴重な時間になった。

過去の4回と違い、爺役の宗近氏以外、台詞を全部5年生が受け持ったのは初めて、

中嶋暁美元校長の名語りを縫い、東北弁他の生き生き台詞の連続、本当の絆作り、

前日の通し練習心配を覆す本番出来栄えの充実、原作脚本弱点の完全カヴァーだ。

恥ずかしさ、慎ましさ等を越え、やるなら本物をの気概と、伝統が生まれた実感、

感動の中、来年も続くなら、是非同じものを再演したい欲求が自分の中に湧いた。

 

これには、今回から一歩進み、劇中で歌う会好評初演の「どじょっこふなっこ」を、

もう一つの「北新庄小唄」共、高学年生達が歌う会と共に歌ってほしい思いがある。

授業日数等の確保が更に厳しくなる流れの中、最高の成長をしてくれる予感がする。

 

上記と「村の唄」、2つの伝承歌採譜編曲で、小職の北新庄縁が出来たのが13年前、

唄う会発足が機、唄う会上田佐和子女史が武生縁の一曲入りカセットを所持した縁、

紫式部武生在住時の一遍、”ふるさとにかえるやまじ…”「国府の式部の哀歌」だ。

その数年程前三重県合歓の郷で、ヤマハ名古屋の林正佳氏に女史を紹介された縁である。

曲は70年半ばに小職が金沢で作曲、その後幾つか演奏され、録音されたていた。

歌う会は前述の宗近惣助団長、指揮山崎昭彦氏、伴奏上田女史、前述曲が団の基本、

2年後の北新庄小新校舎落成祝賀演奏ふれあいコンサートに初招待の幸運となった。

 

コンサート前日、歌う会皆様との夕食会では、大きなサプライズが待っていた。

宗近惣助氏編纂の「北新庄”ふるさとの歌を歌う会の軌跡”」が出版されたのだ。

重ねて、氏と関係皆様に、出版と素晴しい歩みに、心からお祝いを申し上げたい。

氏は勿論、皆様が13年間日々、地域のため、子供達のため、日本や世界のため、

歌う会の様々な催しで、音を通し、大きな貢献をされて来られたのがよくわかる。

年に一度お会いするだけの小生に、多くのページ大きなスペースを割いて下さり、

恐縮しつつただただ、氏と皆々様に、あらためて、感謝申し上げる次第である。

 

5年前、盛夏の最中に倒れられた宗近氏は、その後懸命リハビリに励まれている。

昨年は、車椅子ながら、歌う会に復帰されての、上記音楽朗読劇への感動ご参加、

今回は、補助杖歩行、元気に爺役再出演と歌唱、コンサートを盛り上げられた。

左手作業による困難編纂を続けて来られての、まさに、”奇跡の軌跡本”に感嘆、

感動頂戴に感謝、更なる氏のご健康と、歌う会の更の前進を祈念する次第である。

 

復活、再前進といえばもうお一方、キューピッドの林正佳氏に触れさせて頂こう。

氏が上田女史を紹介下さってから20年程、小生参加北新庄小音楽会は10年間、

今回、待望の北新庄訪問が叶ったのだが、実は宗近氏と同様の大ドラマがあった。

 

昨年の盛夏、倒れ入院大手術、一時命も危ぶまれた経過で、嬉しい復活だった。

手術2ヵ月後にお見舞い、今思えば、その時のこの北新庄訪問お誘いは相当無謀、

しかし、氏はその直後から食事やリハビリに、新たなスウィッチが入ったようで、

この訪問を復活の目標にされ、実際、見事な成果と結果を作られたのだった。

 

氏のライフワークは”音楽と社会貢献”、そこで氏と小職交友が充実してきた。

氏は専門企業退社後、地域や団体の前進を、優れたCDやDVD製作等で応援、

”音夢”NEMU銘通りの活動をされておられ、実力音楽家にもファンが多い。

個人的にもPC全般の師匠、間接的に生徒や関係各位もお世話になっていよう。

 

咽頭の全摘出、食道の一部はご自身小腸の移植、声帯を失い筆談だった状況下、

この訪問の直前から、縁もあり岐阜大学医学部病院の食道発声教室通いを開始、

北新庄訪問前日は3回目の教室、幸運にも、その訓練実習を見学させて頂けた。

 

電動器での人工発声が氏のファーストステップ、講師=既往先輩も驚く成果、

第2ステップ食道粘膜での発声、最終ステップ食道発声による通常会話へ向け、

リハビリのクリアへ強い決意を示されておられ、逆に小生は大きな力を頂いた。

武生往復路は、9割方の普通会話、過去未来を大いに語れ、嬉しい時間だった。

 

北新庄小学校や認定保育園では、奥様や小生制止も聞かず?、熱血撮影の敢行、

氏が発端の文化の節目を見届け、一つの形にされるおつもりなのであろうか…、

それが回復の力になれば最も幸い、心から、順調な復活ご活躍を祈念している。

 

文化と書いたが、8年前のふれあいコンサートで、子供大人合同初演した名作、

5年生徒詩の曲「大空お絵描き」の歌う会の再演は、真に素晴しいことだった。

来年は今年聴いた後輩達も一緒に歌おう!、無論、もう一曲「私はお花係」も!

 

”根付いた文化を味わえた感動”、”永年希求の望ましい、音での3世代交流”

林氏はさっそくのフェィスブックで、今回訪問の感激を、凡そそう紹介された。

宗近氏本は、一瞬で消え去る音と違う形の文化、これらの記述や歌曲も満載、

北新庄小ふれあいコンサート小生参加満十年、お二方に心から敬意を表したい。

 

学校、自治振興会、歌う会、関係各位の充実発展を、心から祈るとともに、

切実な天変地異の無いこと、悲しみの人々に広く永い救いがあることを祈る。

 

2017.7.10  星 重昭

 

 

 

 

受運

June

 

生かされて 息粋行きたい 感謝音

 

近親者の生活や動向変化は、自身や家族が生きていく上で大きなことだろう。

この3ヶ月程、ここ数年で最も変化のあった時期、自身の本質も試された様だ。

当然、それはずっと続くわけで、決して”あぁやれやれ…”は、人生には無い、

と、のんびり書けるのは、そんな変化は少し落ち着いたわけでまずは有り難い。

 

港北区に接する鶴見区のこの地区への定住だが、この6月で満30年となった。

子供達も徒歩7、8分の港北区の小学校、鶴見区の中学校を卒業したもので、

この地の皆さんもおそらく、どちらもわが町…の気分を抱いておられようか。

 

一昨日、3ヶ月ぶりの復興祈念音楽会は、港北区菊名の横浜北YMCAで開催、

そこは実は30年前子供達が水泳を学び始めた所、彼らには小学校分校的存在、

4月に発足40周年となり今回、記念コンサートを、で共催会となったのだ。

 

ここでの祈念会は3度目、最初は4年前のこの季、「弦楽四重奏会」だった。

それ以来毎年6月に弦楽四重奏/弦カルを行うのが恒例になり、今回は第5回、

多くの馴染みお客様を想定しながら、節目の40周年的な内容吟味を行った。

 

毎回シリーズのハイドンだが今回、天皇ご退位問題での「皇帝」がメイン曲、

この作者の「セレナーデ」を皮切りに、メヌエット、スケルッツォ、ユモレスク、タンゴ~夢の後に、

と時節柄、夏至モード指向の曲も交えた名曲を聴いて頂き、喜んで頂けた様、

特に、民族音楽のSwedenの夏の野外舞曲には、皆様方は興奮された様で、

いつかこの時期、メンバーの北欧演奏を実現させたい、の意を強くしたのだ。

 

続く、アンコールに代わる恒例”皆で唄う季節の日本名曲”は素敵な音空間、

各コーラス詩を重んじた編曲が施されての「夏は来ぬ あめふり 夏の思い出」

”うたごえ広場”や、ワイズメンズクラブ関係の皆様、そして小職地域の方々ほか、

60余名の声と、決して大きくはない弦カル伴奏コラボは、美しく溶け合った。

多くの満足顔…洋楽の真の社会化の具現か、これからも意を持って進みたい。

 

実はこの会の少し前、会のチラシを町内2、30軒ほどに配らせて頂いたが、

地区の大先輩ご夫婦から、収穫直後の大変美味しいたまねぎを何個も頂戴して、

メンバーにもおすそ分け、たいへん美味しかったようで、その縁に感謝した。

それが、この日の弦カルの、実力以上の演奏の原動力になったかもしれない。

 

小生宅隣接のこの地の名寺、”宗泉寺”に少し触れさせて頂かねばならない。

昨年11月の本堂建立記念3重奏会まで、大震災復興祈念会を3度開催頂くが、

2度目、’13、4月尺八琴会より、同寺の御詠歌和讃歌唱隊コラボが実現、

”たまねぎ”はそのメンバーの一人滝川様のご夫妻のご収穫を頂戴したもの、

その新鮮な甘さを生かしたレシピは、ご住職夫人の直伝、かってない美味!

たまねぎ、は”たまにはねぎらってあげよう”なのか、全く有り難いご縁だ。

 

檀家総代加山様ご夫妻や、前の家の庄子様お仲間等、ご町内様も多数ご来聴、

皆様仰るのは、良い音楽との時間をすごさせて貰い、行って本当に良かった、

足腰が弱って来ており、お寺さんでやって頂くと更に良く、皆さんが聴ける、

また近いうちに是非…、本心嬉しく、この地に在住満30年の幸せを実感だ。

 

今回、実は、昨年の、オーボエ増澤正晃氏ゲストの再現を…の計画だった。

”この地”での2回目は、共催目的”この地においての人々との更なる共存”

を重んじ、小生YMCA-お客様方の距離が近くなるよう、4人での会だった。

氏との競演はメンバーのレベルアップにも大切、1年後を今から忖度したい。

 

今回他のメンバーも、相応準備をするに難しい、身辺の相当変化があった様、

それでも、多くの皆様の有り難い力で乗り切らせて頂き、前進させて頂いた。

この有り難さを、来月の「弦と絃.その五」等にも繋がせて頂きたいと思う。

 

これまでの道程、ライフワーク、趣味、夢と実現etc...全てが人生なのだが、

喜怒哀楽…、怒も哀もきっと、多くの人のお陰で、喜や楽になるのであろう。

日々、この地で、感謝、謙虚、勤勉の精神を忘れず、生かされて行きたい。

 

2017.6.6  星 重昭

 

 

 

 

芽意

May

 

離れても 通う心に 花ぞ咲き

 

 

大震災後、遠い海外旅を極力控えてきた小生、7年振りにSwedenを訪ねた。

普通なら叶わない旅のはず、どんなに重要だったのかは後述するが、帰路に、

人生における貴重な初経験、とはいえ、誰もが避けたいことに遭遇したのだ。

 

北欧滞在中、最も世話になったS機だが、コペンハーゲン離陸後3時間半後、

水系トラブル発生で機長が判断でモスクワを遥かに越えた辺りから引き返し、

結果的には何とノルウェーのオスロ泊、丸1日遅れ、体は疲れて帰国したが、

命の危険とは関係ないことだったので、ストレス等の後遺症は皆無、幸いだ。

 

5月半ば、連れ合いはそれどころでない忙しさに見舞われている中の一人旅、

それにはわけがあり、家族や身内の誰もが快く送り出してくれた旅、北の春、

町中何処もかしこも百花繚乱、エーテボリGothenburgは35年前の赴任地、

かの地の名ピアニストによる、小生の12前奏曲レコーディングでの訪問だ。

 

Ingemar Edgrenインゲマル.エドグレン、縁があって実は娘のピアノ教師、

帰国直前、「前奏曲とソナチネ」を演奏録音してくれてのレコード化も幸運、

1991年1月にP3重奏曲が、国立エーテボリ響協会室内楽演目に選考され、

彼の属するガルシアトリオによって初演されたことなど、大幸運と言えよう。

長い年月を経るも今回にも繋がるわけで、思い起こすと、全く有難いことだ。

 

前述レコード収録前奏曲を契機に”12前奏曲集を完成させないか?”が、

彼の言、可能性を買ってくれるのは嬉しいが、この分野は多々の先人名作、

筆もしばし錆付いていると、X'masカードに”ショパンは8小節でも1曲…”

などと書かれれば、筆不精も勇気付き、今世紀に入って12曲に達したのだ。

 

前回訪問時、かの地在住の他の友人、オケ主席チェロGoran Holmstrandや、

ハープのMasayo松尾女史とは会えたものの、Ingemarはギリシャ旅行中、

前奏曲集録音計画が相談できず、正直、実現は遠のいたように感じていた。

 

今年の年頭、Ingemarから連絡、今年の出来れば早いうちに録音したい由、

目の急な悪化が進み、来年は良いピアノ演奏は視力的に不可能なのだそう、

この5月半ばに、奏者の地元でのレコーディングが実現したわけである。

 

およそ3分ほどの曲たちに、王子の大冒険、灯るあかりの冬の夜、無言歌、

地中海幻想、西へ吹け吹け東風、中断された子供の遊び、など音絵葉書風、

前奏曲とはいえ、各曲には少なからぬ作者の意思も有り、副題を持たせた。

半分近い曲は、入り江の漁村?に1年ほど住んだことで誕生したのかも…、

その辺りはCD解説で少し触れられるので、楽しみにしていただきたい。

 

この国の第一級といわれるスタジオで、最高級のスタインウェィピアノ、

幻の日本製マイクロフォンで録音のヴァージョンなど、森の音楽会の様、

曲への愛着と集中度、3時間ほどで全曲録り終え、繋ぎ等も全く必要なし、

そして、全曲録音できた喜びがあるのでお礼は一切遠慮、との演奏者の弁、

そんな奇跡に近いことがあるのは驚きで、有り得ないこと、めったにない、

本来、有り難い、とはこのようなことを言っているのではなかろうか。

録音のKalleも、殆どビジネスを抜きに取り組まれ、真に感動を表した。

作曲者からの感動に加わり、演奏者の本当の喜びになった様で、忘れまい。

 

今回、Goran の家で3、4曲、チェロ2台の合奏もさせて頂いたが、彼は

東京交響楽団主席を長く勤めたB.ボーマンその他、多くの名奏者の先生、

チェロDuo作品初演共演等の話しが進んだのなど、望外の喜びだった。

 

入り江漁村の家のオーナー、Klell Andreasson宅の2度訪問は熱狂した。

奥さんChristinaが吹くハーモニカでの民謡等に、持参尺八で共演した。

何と、この家族は90年代の前半世田谷に居住したことで、二重の稀な縁、

娘MariaはCD解説Sweden語翻訳を約束、英版完成を待つことになる。

まずは日本語がスタート、暑くなっていく中で、感動を原動力に頑張ろう。

彼ら皆の来日も、CD完成を機に本当に実現しそうで、実に楽しみである。

 

録音日翌日は帰国日、最初に触れたが、期せずのノルウェー泊だったが、

この地の大友人Ragnar Moeは、前記ピアノトリオ初演にも来てくれ、

その存在は「無言歌」も生ませ、今回コンタクトを深められ正に禍転福為、

彼のインフォメーションで、一夜明ければ、年一番国祭を楽しめたのだ。

 

帰国の翌々日、弦楽合奏の指導でメイン曲はグリークのホルベルグ組曲、

祝祭TVでも流れていたし、北欧での演奏の夢が一気に広がった気がした。

 

核になるのは弦楽四重奏、6月4日の復興祈念音楽会63回へ、心しよう。

 

記録的な5月後半の暑さ、北欧の爽やかさを意識したいものだ。

 

2017.5.22  星 重昭

 

 

 

 

 

恵風里留

April

 

美しく 今年も咲いてる 心花

 

 

先月末、数年ぶりで受けた市特定健康検診は問題なく、嬉しく始まった弥生、

早い桜開花が、寒かったり雨が多かったり…で難花見も、例年より長く愉しめ、

夏日襲撃?で一気散花も、濃桃の八重桜にスムースに移行、春再来は有難い。

 

四月半ば好天日、ベルギーからのBersma夫妻と、横浜の百花繚乱を愉しみ、

どこかしこ、満開桜はむろん、港の見える丘や山下の公園の花たちに癒された。

 

夫人敦子女史は欧州の草月流をリードしつつ、日本の唄コーラスのメンバー、

大震災前、小生の”金子みすゞ童謡曲集”曲たちの合唱縁で親交が生まれたが、

5年前この季、ご家族で被災地宮城県七ヶ浜町の仮設住宅集会所を訪ねられた。

Bersma氏祖先は、最初の来日西洋夫人“テツィア”、そのドキュメント上映、

敦子氏の生花、欧州珈琲、それに、小生の尺八演奏も加わった復興祈念だった。

今想えば、大変な時期、皆かなり必死、それでも君が丘の桜蕾も愉しんだのだ。

 

そんな回想もしつつ、晩餐のいずみ野名寿司店へ、筝演奏家中川歌雪先生合流、

欧米数カ国で10数回の演奏の重鎮、七ヶ浜や欧州のコラボ会夢の花も咲いた。

 

実は2週前だが、福井県越前市の合唱の指導者指揮者の山崎昭彦氏が来られ、

恒例の北新庄小学校でのふれあいコンサートの、今年の打ち合わせを出来たが、

この店で、歌雪氏と高弟長岡歌穂氏小生ともども、愉しい有意義晩餐も出来た。

来年、地域、世代、分野を越え、皆が元気に強く前に進む、音コラボ花蕾誕生。

 

元気に強く前に進む…と言えばこの前日だったか、七ヶ浜町の佐吉君から電話、

3月末日に、町の仮設住宅の廃所式が行われ、何とか皆、元気に強く前に進む、

ことになり、皆が我々に大変感謝している…、を伝えたかったとのことだった。

 

公園、スポーツランド、学校グラウンド、そんな本来の使われ方に戻すそうだ、

が、何十人かは今後もみなし仮設に住む選択しか出来ず、など復興は無論未完、

全ては順次復興の手順工程、手付かずはまだまだ多く、今後が心の復興本番だ。

 

一周年の熊本も、お城はともかく、東日本大震災と同様の種々の問題があろう。

まず、忘れないこと、音が出来るお礼、恩/音返しを心に留め、時を待ちたい。

 

節目の季節、人それぞれに希望が生まれ、残念にも逆の、苦悩も存在しようか、

むろん、小生や関係者にも、そんな悲喜こもごもはあり、人間と人生だろうか、

残念状況でも、希望の心を持って少しでも前に進むよう、明るく生きたいもの。

 

5月半ば、Swedenで、小生ピアノ曲集が、友人奏者によって演奏録音される。

目が悪くなり、のんびり待てない状況だそう、苦悩と希望の典型とも言えよう。

希望、と捉えられるよう、良い時間、良い結果になるよう、祈り、念じている。

 

春、美しい花々…、人は喜ぶが、大地、水、太陽、いろいろなもののお陰、

有難いのは、見えない素晴しい花々、人間の温もりで育まれているものだろう。

高いところで、目を細め優しく見つめているのは、神か先人達か、有難い。

 

 

2017.4.19  星 重昭

 

 

 

 

 

真亜智

March

 

温もりを 育ててこその 開花かな

 

 

天と神は、温もり恵み季を楽には与えてはくれず、逆に試練を与えるようだ。

毎年、3月に入り少しすると、自分の心がなにか切なく、温もりが欲しくなる。

東京大空襲に消えた父を思う、に加え、東日本に降って湧いた未曾有大惨事、

あの日、長い震度5強の恐怖体感と、TVで見た光景の全ては生涯忘れ得まい。

大震災から6年、気分も巡るが…、多くの当該皆様の重苦しさは計り知れまい。

 

あの日からの無気力苦悶時間、何とか立ち上がり一人チェロ演奏の4月11日、

以来、応援同調下さる方も増え3年間は何とか、11日を基に復興祈念会の実践、

さすがに4年目に入ると毎月は叶わなくなるも、満6年経過も継続中、有難い。

 

翌年から、3/11にはむろん、小さくも温もりある会の実施を心がけてきて、

昨年のみ6日前だったが、踊場地区センターの共催会は、意義深いものだった。

今年は、なかなか3月の休日日程の会場が取れずに、困り始めていた2月初旬、

田口努横浜YMCA総主事からの催しコラボのお誘いは、それこそ正に福音、

3.11当日、関内の中央チャペルで音追悼、復興祈り実現、正にAmazing!

 

今回で、チャペルでの小職演奏は3度目、最初は震災前年1月、初孫誕生前夜、

横浜YMCA主催被爆ピアノコンサート演奏、この日同様、最初はバッハ同曲、

震えが止まらず、暫し指弾が叶わず…は忘れ得ないが、惨い戦禍から数十年、

長い、復興と繁栄の時が巡り頂いたご縁に驚いたが、管弦小団での演奏は初だ。

 

”主よ.人の望みの喜びよ”だが、合唱部は都山流尺八神奈川4師での吹奏、

変則編成弦6人との小ステージ演奏だが、カンタータの確かな小感動になった。

続く”四季「春」”3章、メヌエット省略”アイネクライネナハトムジーク”、

至近距離での弦楽名曲は、皆さんとも少し温もりあえ、元気共有も頂いたのだ。

続く”朝の海”は中尾都山の邦楽尺八二声部曲、弦楽とのユニゾンは不思議、

昨年7月、作曲された福井県の北新庄小演奏時で、小学生たちもそうだったが、

先人達に感謝し、地球規模のパワーを貰える、そんな実感になるのは得がたい。

 

震災年4ヵ月後の共催祈念会、チャペル2度目演奏の”Cello & Pianoの夕”

プロの田口氏メッセージ、大震災支援シンポジウムでの指導者言葉紹介がある。

「今、海の怖さから、海と離れようとする状況がある。しかし、海に囲まれた

日本に住み、海の恵みを受け、海に育てられたことを、忘れてはいけない」

私達は、震災年の秋から、宮城の各被災地でも、朝の海の演奏を許して頂いた。

皆の手拍子と共の演奏…、海に生きねばの皆に、ずっと添う覚悟だからである。

 

最後曲は弦だけで Amazing Grace 、皆様、心で唄っていたからであろう、

全くその場での神のお告げ!、の盛り上がった部分でのハミング加わり誘いに、

演奏のない尺八の4師もむろん大いなる鼻歌、生まれた温かさ、一体感こそ、

このコラボ音楽会の名称、”音で少し温もりあいましょう会”の核心であろう。

 

会の後、何人もが、最初の曲から心が動かされ、Amazing…で泪が…とのこと、

5年前のこの時期に宮城県七ヶ浜町仮設住宅集会所を一緒に訪ねた、ベルギーからの友人、

 

3世代の歌の中で、透き通った小さな子供の声、”未来の扉は明るく開けられ、

悲しみ苦しみがいつの日か喜びに変わる”…心に信じられる気持ちが生まれた。

 

横浜YMCAの、この日を含む、一連のかけがいのない6つの催しの中、

”東日本大震災から6年、3.11を忘れない…つながる”第2部の共催小音楽会、

来場せねばわからなかった、聴かねば感じられなかっただろう、大事なもの、

それを感じ、分かち合うことが我々の務め、今後も地道に歩んで行きたいもの、

生かされているからこそ、活動でき前進させて貰えるわけで、本当に有難い。

 

さて、翌日は温い好天、我家の甘夏の3度目の、枝に登っての決死?の収穫、

夏蜜柑といいつつ、残念にも夏までは持たず、春一番などは、沢山吹き落とす。

30年の経験上、GW頃の開花のためには、今最終の収穫するのが一番の様だ。

師走半ばに大風があり、慌てて収穫した第1弾をクリスマスプレゼントとして、

前述、北新庄小にお届けも早生は苦味勝り、ずっと気になり再お届け、不思議、

土居内校長からご連絡、偶然6年生と同数、今日の卒業式で贈呈だそう、感激。

 

良薬は口に苦し、も、今回食べてみたが、甘さが完全勝り、これなら大丈夫!

一年を通じ、風邪をほとんど引かなくなったのは、甘夏のお陰、有難いこと、

7月ふれあいコンサートでお世話になる、北新庄の唄を唄う会にもお送りして、

北新庄小5年生が一時文通の、小生母校宮城県七ヶ浜町松ヶ浜小にもお届けし、

久しぶりに佐々木吉行校長の元気なお声拝聴、…甘夏たち、本当にありがとう。

 

七ヶ浜は小生が小学生時代は村、大震災の5ヶ月前に松ヶ浜小でピアノ演奏会、

翌年秋から毎年、弦楽団の音楽会を…ということになり、プロジェクトが発足、

震災年秋に訪問出来たが、小学校演奏会は3年後、無理な被災地会は避けたい、

森も木も見つつ、縁の被災地復興を見続け熟慮し、小さくも音祈念を続けたい。

 

最後に、話は戻り、”音で少し温もり…”だが、実は、全員で練習できたのは、

この日の午前が初めて、千葉、埼玉もいて、苦労と工夫して準備しての当日、

各曲の仕上がりにはメンバーの絆も大事、演奏のノリ作りに貢献したのは海苔、

七ヶ浜町松ヶ浜の星海苔店の海苔による美味おにぎりが、良い音の基になった。

 

年頭の宮城県海苔品評会で準優勝、2月は皇室献上、おすそ分け拝受だった。

皆が作った北新庄小から拝受の”あきさかり”は完食で叶わず他銘柄だったが、

早朝から白米おにぎりを握ってくれた門下2人、岡野京子勝田尚子女史に感謝、

YMCAと、ご来場の皆々様のお陰の会、楽団皆と、心からお礼申し上げたい。

 

桜花待つ、卒業や新生活への時、過去も顧み健康留意、確かに進みたい。

 

2017.3.16  星 重昭

 

 

 

 

笛歩羅里

February

 

音たちに 癒され互い また前へ

 

大風の今日だが、一人…にこにこする、そんな久しぶり気分かもしれない。

一昨日の通称”何でも伴奏会”、なかなか充実したものになったからだろう。

 

この恒例会、自己の演奏希望曲を、小職にピアノを弾かせ、具現させるもの、

昨年よりエントリーは二人少ない14人、聴衆は8人で昨年より4人増えた…

と言うと驚かれるが、チラシ等も作らない、内輪の関係者発表会性格のもの、

度胸試しも、芸域拡張も、技量向上も、リサイタル準備も、何でもOKである。

浮かび上がるのは、度胸初参加OKも、毎年出るなら確かな前進、であろうか。

 

発表会的ではない部分は、いくつかあり、殆ど演奏者の助けになるものだろう。

普段着服装OK、演奏前紹介トークで緊張緩和、特に、戦艦大和回避も可、は、

その船出なら本格戦いの前に沈没…???を避けるため、早々やり直しもあり、

内輪会の理由の一つはこれか、立派?解説など無い、紙一枚プログラムの会だ。

 

残念!は、早福博史君、有名POP2小品デビューの筈がインフルエンザ欠演、

皮切りの、引き潮、Mr.ロンリー、は後述のチェロ二人の代奏で会がスタート、

尺八助奏付の初参加唄、酒と泪と…、と、3度目?歌唱の、闘牛士の唄、と続く。

昨年は聖V.デー日開催で、”愛”テーマ、今回は”流れ”がキーワード模様、

寂しき泪も、カルメンの血滴りも流れ、自然スペイン流れで駒井氏、亜蘭笛州、

ギターのトリルは尺八のモミ手に変わり、これは他ならぬ中東メリスマ東西流れ、

ラテン繋がりのイタリアならヴィヴァルディ、バロックソナタでヘンデルに、で、

流れは英国、ケルトの香りを色濃く残す、スカボロフェア、尺八の山﨑氏の希望。

P.サイモンに敬意、で同じ古い讃歌を入れたが、伴奏はギター、人生初披露だ。

 

昨秋、北海道の台風被害のときも触れたが、ギターは小生の最初の大好き楽器、

この日は、昨年から研究しているが、調弦と奏法はリュートスタイルでの演奏、

続いた、ダウランドのリュート歌曲ともども、有り難い高評デビューとなった。

 

唄は、昨年ロック曲ROSEで初参加した高橋由紀女史、かっては電子Or.奏者、

芸域拡張の典型か、英語の先生経験も生き、シェークスピア時代空気蘇りも自然、

小生要請での2曲だったが、Frow My Tears に心で涙ぐんだか、皆癒された。

 

生徒達や、演奏熟成を目指す方々に永年言ってきたことが、女史に起こった。

門下の勝田尚子を通じての助言のみでこの日を迎え、一回の合わせだけで本番、

まさに英語の…、Do!ではなく、Be come →Become、そんな音世界だった。

 

前述ヘンデル岡野京子共、門下女史は今回、やっとその域に来れた様で幸い、

それと、大震災日演奏の定番チェロ3重奏の助っ人も2度の、西田潤一郎君の、

今回の、クライスラーの佳曲”ルイ13世唄とパバーヌ”にも当てはまること、

今年の指導でBecome世界に到達は、大学後輩でもあり、とても嬉しいことだ。

 

”夢の後に”演奏は阿部氏、尺八なら更に難曲、弦楽器愛奏名曲の原曲は歌、

持ち替えなら更に映えるかフォーレ節、二本再演も希望、氏は以下の大意読み。

 

あなたの姿に魅了された眠りの中で、私は幸福な夢を見た、燃えるような幻影を。

あなたの瞳は優しく、声は澄みきって響く。あなたはオーロラに照らされた空の様に輝く。

あなたは私を呼び 私は地上を離れて あなたとともに光の彼方へ行く。雲が開き清らかな輝きを見た。

哀しい夢の目覚め! 私はあなたを呼ぶ。夜を返してくれ、戻ってくれ輝かしい人よ

 

味わい読むこの詩、大震災被害者の、その後の、夜明けの思いに重ならないか。

氏は昨年11月、鶴見区宗泉寺での、節目の60回会でも岡野女史共々共演。

 

さて、場面は正銘邦楽流れ、宮城道雄”泉”、無論伴奏は琴に代わるピアノ、

楽譜ご提供、相模原市議会前議長,尺八須田朗山氏曰く、この形の初演、光栄、

春の海、に匹敵の名曲、山根氏との再演実現し新しい流れになれば、と夢見る。

 

シューマン”幻想小曲集”は大人音世界、譜面通りピアノ律動なら邦楽に似た、

旋律の微妙ずれ、ですませられるかもしれないが、合奏で一つ音楽に、なら別、

チェロは、3連音の流れを感じつつ、2連音たっぷりの伸びやか旋律を共に唄う、

聴き手がどんな幻想を抱くかは自由、小生の幻想は南独逸の泉…ラインの流れ、

その世界に来れたのは想いではない、技術以外に不可能、それが・・・become…

 

アルページョはギターやお琴に通ずるハープ風の意、アルペジョーネは幻楽器、

その名曲ソナタ演奏は、星の子弦楽団皆の憧れ鈴木薫女史、2年がかりで完奏。

ハンガリー、エステルハーツィ皇女カロリーナの師シューベルトへの想いか、

2楽章の、恥らうつつましさ、3楽章の、情熱のほとばしり、まさに楽興の時、

合わせの、2回通しでは隠していた両面を見せてくれ、今年は更に楽しい共演、

熊本でのリサイタル実現が愉しみ、大地震復興に役立つなら…、夢の前に、だ。

 

終盤、泉、流れ実感のチェロ.ビオラでのロマン派名曲、良い会なわけである。

 

急遽締め要請エントリー下さったのは、故人間国宝山本邦山師門の吉田郁山氏、

”リンゴ追分”の特別ショートバージョンで、全くの本番=初合わせを頂いた。

来年は、氏の希望曲ではなく、技量に合わせてリクウェストすべく、楽しみだ。

 

皆のお陰、長めトークも必要な会、”皆で唄おう”省略も、最高の時間だった。

 

この日特筆は菅田美紀子女史、2ヶ月前コラム紹介の同窓先輩ご来聴は感激、

我々皆にとって今後の発展が楽しみ、千葉県の高校筝楽部で指導しておられる。

作曲中の大きな邦楽合奏曲の想いの町石巻市出身、ずっと心を痛めておられる。

 

昨日は一つの新しい船出、今日、笑顔ですごせるのは本当に有り難いことだ。

 

実は、小学同級盟友伊丹辰男君が亡くなり明日49日、重い気分日日の1月半、

我家の随所にも、彼の、真に温かい心があり、心の風穴はなかなか埋まらない。

七ヶ浜町からの横浜出稼ぎで20年、家メンテ・リフォームのコーディネーター、

帰郷移転積荷中に倒れ入院加療していたが、新年早々痛恨極永眠、冷たい帰宅。

 

実家は、名高い菖蒲田海水浴場のほぼ中央、大きな民宿は最初に流されたそう、

復興祈念会にも仕事が空けば来てくれそっと義捐、楽団の何人かが無念の合掌。

今年の故郷訪問時再会を楽しみにしていたが、祈念会で故郷応援継続…が答か。

 

もうすぐ大震災から6年の節目、また3月11日がやって来ようとしている。

復興祈念会は一ヵ月後から継続、あの日あの時刻、横浜YMCA共催で実現。

 

人の幸せを祈り、災い無きを念じ、身近ではインフルエンザ等…ご自愛を…

 

2017.2.21  星 重昭

 

 

 

 

者柔阿里

January

 

構うなら 有り難きほど 育つ縁

 

新年が明け、多くの方々と目出度さを共感できるのは、本当に有り難いこと、

一方、目出度さに縁遠い境遇や、目出度さの逆状況に置かれた方もおられよう。

世界の動向も気掛かりな年頭、自分だけ良ければ…の考え方は個人でも世界でも、

気をつけたい戒めたいもの、人皆、人間の真理、世界の原理を考えめぐらしたい。

 

年が明けてのNHKラジオの最初の放送で、小学同級盟友の嬉しい声が聞けた。

今年、北海道の寺社の後、新年の鐘の音は、宮城県七ヶ浜町菖蒲田浜の諏訪神社、

最初に搗いたのは”七ヶ浜の佐吉さん”で知られる渡邉君、インタビューがあり、

神社の被災と復興、鐘の音にも乗せ発信する応援感謝、町民の復興への強い意思、

全国への元気メッセージに、横浜の小生もまた新たな想いになれ、力づけられた。

 

彼達との強い縁の復活きっかけは大震災、楽団等の音による復興祈念活動だが、

2ヶ月前の宗泉寺での会が節目60回、今、こちらの方が力づけられてきた実感だ。

前コラム取り上げの同寺12月お言葉は”縁は 生まれるもの 育てるもの”だが、

実は”縁は 生きもの 育てるもの”だった様、今年は落ち着いて生きねばと反省、

ともかく、あらためて考えると、別の大切な意味も教えていただけ、感慨深い。

”有り難くも生まれた縁というもの、生きているので放って置かず、育てなさい”

は時節柄、縁の象徴年賀状などでも考えさせられようが、意味有るものにしたい。

 

ここで考えたいのは無理をしないこと、全ての縁を育てるべく頑張り過ぎないこと、

個々の人の新しい縁作りを手伝い、その縁者が協力したり主たる育て人になるよう、

知恵を絞り、大切な手出しをすることこそ、年を重ねる者の良い生き方だろう。

後進が育つ状況作りに笑顔で普請、多くの人と苦労も喜びもシェア出来れば幸いだ。

宗泉寺の新年お言葉は”幸せのパスポート それは笑顔”、真に大切だと思う。

 

正月4日、何年ぶりかで、拙宅での元弟子さんたち新年会が持てたのは目出度い。

小生師匠中島隆久先生ルーツの、癒し響き本物チェロアンサンブルへ意欲の高揚、

クリスマスイヴの発表会での弦楽合奏に感銘、触発されたのも大きかったようで、

震災被災地復興をチェロ合奏で実現の夢も高揚、意味ある時間になった様で嬉しい。

有り難くも生まれた縁が少し育ってくれているのは、放って置かなかったからか…、

笑顔が少なかった…と反省しつつも、有り難く思い、祝いの"えんころ節"を唄った。

 

翌日、3世代での越後中里スキー場、12年前に諦めたスキーを愉しませて貰った。

還暦後初の年男は、まだまだやれそう実感、孫にいいところを見せよう…の気概、

実際には、こんな筈では…の、体力、体幹、柔軟性、カン等の自然衰え実感の連続、

”ダメダメ無理しな~い!”と自分に何度か言いきかせ、笑顔で諦めの連続だった。

2日リフト券利用は片手に余り孫と母の指導を優先、幸い、五体無事笑顔帰京した。

 

息子の今の年齢の時は欧州アルプスのスキー場の頂上からホテルまで一気降り、

なんてことは、”では、今やって下さい”と言われたらお終い、音楽でも同様だが、

音楽なら仕事、それを出来るようにすることで、多くの人のためになれるわけで、

むろん、人前では笑顔も、影では基本的修練をする…昨年までと何ら変わるまい。

 

七草粥を頂いての昨日、今年の外での初仕事は、山野東京でのチェロアンサンブル指導、

曲は、中島チェロアンサンブル初演後、弦楽版も含め何度も演奏された「サラバンド」、

小生組曲”高原”からの一曲だが、全体を流れるのは”出会いの縁の素晴しさ”、

初見に近い初回の取り組み、かつ、見学者も加わった合奏試しだったにも拘らず、

2週前の発表会成果か、自信も助けるか、かなり癒される音になって嬉しかった。

新しいご縁効果は大きく、長い時を経て立派に育つよう、念願する年頭である。

 

お弟子さんたちには、今年も”構い愛”の大切さも学び、音と生きてもらいたい。

まだまだ若輩の小職、関係諸氏には懲りずに構って頂け、育てて頂けたら幸いだ。

皆様にとって、良い年になるよう、あらためて祈ろう。

 

2017.1.8  星 重昭

 

 

 

 

 

2016

 

 

出船場亜

December

 

有り難き 生まれしご縁 育てたし

 

11月初旬の休日、大学学部の関東地区隔年同窓会、菅田美紀子先輩縁が生まれた。

女子高での要職を退かれ何年か経った昨年春、クラブ活動指導で現場復帰とのこと、

入学者複数人がお琴を是非やりたし…とのこと、そう、女史は筝/琴の演奏指導者、

それも生田流筑紫会、は小職が深く演奏学習させて頂いている中川歌雪先生と同派、

加え、後述弦楽器の弟子等、何人もの音楽友人と同じ、柏市でご活躍なのだった。

今回も、竹一本の助奏で、”青葉燃ゆるこのみちのく…”は感動熱唱になったが、

女史とは、来年の文化祭での尺八でお手伝い共演等の話など、大きな夢が広がった。

 

故郷宮城県七ヶ浜町の特産、幻の魚”ぼっけ”だが、今秋は全く不作だったそう、

春先…梅雨…夏場…秋口、異常高温や台風など大きく影響、生育産卵体系に異常か、

大震災後毎年、星の子弦団関係は、秋の旬の期に訪問、音楽交流させて頂いてきて、

(昨秋は前述中川先生&高弟長岡歌穂師、小生チェロ弟子勝田尚子の4人組邦楽)

夏頃まで弦楽四重奏での訪問交流を考えていても、この形が組めないことになり、

諸般も考慮し訪問を諦めたが、第2週末の祭り困難もニュースになった様、心配だ。

 

そんな同時期、思いがけず四国4県の旅で、ぼっけ鍋ならぬたたき鰹の南国土佐へ、

9月の合宿で乾杯の尺八同門竹村饗友山師とは、高知内の長語らいが出来て幸い、

88箇所巡礼38番札所、37番から徒歩30時間との金剛福寺、楽々バスに感謝、

弘法大師の広大世界が少し分かったか、人や楽器のせいにしない様になりたいもの。

 

愛媛は20年程前チェロ中島隆久先生他と松山で演奏、今回はゆったり愉しめた。

愛用の尺八の製作者、高井竹峰師と会えるか…も楽しみの、要修理管帯同の旅、

西条市に工房を構えるが、愛器の竹は番外札所ベストテンの1、久妙寺山腹の産、

師は、仕掛けていた近親者のお見合いが、この日この時間になってしまったそう、

翌日昼食を、香川の金比羅山詣での後ご一緒に…などとの話しにもなったのだが、

82歳師は運転大愛好者だそうも心配、昨今の高齢者事故等が過り丁重にお断り、

会えなくも、四国で四国人と何度も四国話は痛快、縁は有り難く、良い旅が続く。

 

金比羅は高校修学旅行の50数年ぶりか、785段往復も願い事があれば楽しく、

同日午後には隣県徳島の秘境、祖谷を訪ねることが出来、かづら橋を渡れるなど、

道路が良くなってのバス旅行だからこその充実旅、忙しい現代人に嬉しい限りだ。

四万十川、祖谷の粉ひき唄、平家落人、吉野川…、行く前は全く考えなかった、

心が豊かになる、沢山の知らなかったことを各々今日も知る喜び、旅の醍醐味。

この四国旅行は、連れ合いの提案に従っての実現だが、数年早い金婚祝い旅の感、

目、心、舌等の満喫旅感謝旅、実はこれで47都道府県全走破、有り難いことだ。

 

さて、一週間後、4ヶ月ぶり復興祈念会を我家隣の宗泉寺で持たせていただいた。

ご近所隣組の皆様から、”遠いところは行けないので近くで…”との要望も多い。

大震災年の秋、山川響山師匠との二本尺八会、3年前春の前述長岡師との竹絃会、

今回は、今春落慶の本格本堂で”深まり行く秋 音で温もろう会”の実現となった。

 

この日に縁があったのは、尺八の阿部晃山師、弟子岡野京子/バイオリンの二人、

同じく備わったピアノを囲む性格の会、「月光の曲」を皮切りに「月澄む野」など、

月関連曲を主に、お祝いの「金婚式」なども演奏されたが、初曲は「月影御詠歌」、

今回も、宗泉寺和讃御詠歌詠唱会の賛助共演2曲があり、有り難い音空間が生まれ、

恒例最後は”皆で唄う季節の日本名曲”、浜辺の唄…荒城の月…、感動音場だった。

本堂の音響は、音楽専用小ホールに引けをとらない程美しく、何度も心で合掌した。

縁峰山宗泉寺、今後も今回のような温もれる会が実現するなら、素晴しいだろう。

 

堂内総勢40人皆にとって、この第60回の節目会は、忘れえぬ晩秋時間になった。

集まった震災復興への温かい想いは、主催縁の七ヶ浜町へしっかり届いたようだ。

本日、寺澤薫町長から、これまでの会の、関係者や聴衆皆様へのご丁寧礼状を頂戴、

復興現況のご報告のみならず、今後の我々の発展へ激励にもなり、大いに力が湧く。

 

宗泉寺山門左に有り難いお言葉があり毎月更新、小生も心に留めるよう試みている。

11月は”人生は いつも 自問自答”、上記会実施に至るまでの小生の心の様だ。

思うに、困難が多くても、心を込め頑張ると、皆良い答えになって返ってくる…か。

 

今月は”縁は 生まれるもの 育てるもの”、これはまさに、まったく…納得至極、

このコラムの根本もまさにそうなのかも知れず、小職の指導基本理念かもしれない。

生まれる、というありがたい現象に、育つ、ではなく、育てる、が大切なのだろう。

育て、育つ折々の段階で、多くの人々のお陰及び、原点の縁に感謝することだろう。

 

11月の雪舞いの中、パイプオルガン無料会を聴きにサントリーホールに赴いた。

8月に7年ぶり再会の音楽財団時代友人二人の再再会に姪も同席、縁は育てたい。

 

寒くなりゆく師走、急がず、温かいお茶でも友に、旧いLPなど聴くも良さそう、

来る年に、また少し縁を育てる夢も見つつ…、風邪を引かぬよう留意しつつ…だ。

 

2016.12.8  星 重昭

 

 

 

野辺夢芭

November

 

雨降りて 月日経てこそ 自固まり 

 

10月、52年前はむろん東京オリンピック、あの頃は、秋晴れ大運動会の象徴月だ。

今年などまさに、雨が多く急に寒くなった感、本当に天候の有り様が変わったのか。

音楽会等は少ないのに多忙、風邪を引きそうになるも元気に11月を迎え、幸いだ。

 

例年9月後半が恒例の都山流神奈川県定期演奏会だが、今年48回は3連休の初日、

県内有数の筝社中とも共演、リハーサルも重ねた鎌倉芸術館での意欲的取り組み会、

雨は上がっていて良天も、聴衆の少なさは問題あり、謙虚に向き合いたいと思う。

 

その数日後、高校の関東地区同窓会があったが、後輩友人の事務局長は今年も奮闘、

100ページ近い素晴しい同窓会報編纂に敬服だが、出席者確保も益々苦労模様だ。

母校が女子高と合併し新制高校となって7年、旧女子高同窓合併で当初は賑わうも、

実は会員高齢化での参加者減少は頭痛の種、5回の新生同窓生も生まれているが、

彼等がこの同窓会に参加してくれるためには、我々の大きな努力が必要になろう。

今回理事に推されたからか、人事ではなく自分の事として取り組まねばの思いだ。

 

さて第4月曜、踊場地区センターの月例歌の会に、副会長の加藤尚臣先輩が初参加、

高校のみならず中学、そして学部違いも大学も同じ、氏は高校で強豪のボート部、

今は少年野球の休日コーチ等で活躍、音楽好きでお嬢様も歌手、今後発展が楽しみ。

横糸の同級会と比べ、縦糸の同窓会は、本当は更に大きい可能性があるように思う。

 

同窓会の翌週、昨年に続き青葉区の禅当寺自治会の恒例シニア会にお招き頂いた。

大好評だった”戦後を日本名曲で…”を、初の2年連続で今年も是非となったもの、

内容も対象皆様も同じでの実施ながら、昨年にも増す愉しい時間を共有でき幸いだ。

後日、この催し骨子を作成の油谷会長から、来春の桜祭りでの琴尺八演奏のお誘い、

そこからまた何か新しい良い事が生まれるのでは…の同窓会夢想気分、全く有難い。

 

踊場の歌会から戻った午後のこと、玄関に福井の銘新米がどーん!と届いていた。

北新庄小5年生が、地域の大先輩達指導で懸命育成の「あきさかり」を今年も頂戴、

七夕日恒例のふれあいコンサート10回目は、星の子小管弦団5人での訪問共演、

音楽会は、小学校在校生~同窓の高齢者達に我々も加わって、大同窓会様相に…、

寒さも深まる季節、各メンバーにも心温まる舌鼓プレゼント、感激深謝の秋だ。

 

北新庄小、北新庄自治振興会、所属の故郷の唄を唄う会お招きお陰の会参加継続、

それは音楽財団勤務時、小宴での友人の、唄う会伴奏者上田佐和子氏紹介が小縁、

起点は40年以上前、小職が金沢で作曲した、紫式部武生在住時の歌への録音縁、

12年前の唄う会発足時、北新庄の2つの伝承歌採譜編曲を依頼されたのだった。

 

10月最終土曜日の夜、横浜線で2駅の小机は城址市民の森、13回竹灯篭まつり、

5000本もの電気不可の温もり灯り、まさに幻想幽玄世界の一つの典型だろう。

10年前から、都山流の神奈川県前支部長駒井光山師ほかの有志参加で演奏も継続、

近場小生も是非とのお願いから今回5回目、途中小雨も…の中、4人で一心吹奏、

本曲と呼ばれる尺八のオリジナル曲の斉奏及び2部合奏曲、今年はしっとり音か、

今回の天候下で素晴しいのは2000人のお客様、尺八も良くフィットした様だ、

尺八仲間3人に加え、前述の高校同窓事務局木村謙君も昨年に続き来聴下さった。

反省会は、音楽、文化、地域、…現代社会の変貌と高齢化の実情R