スピード | ★★★★★★☆ |
攻撃性 | ★★★★★☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★★★☆ |
ドイツの大酒のみスラッシャー、TANKARDの1stアルバムです。
曲調はハードコア色の強い、直線的なスラッシュですね。典型的なジャーマン・スラッシュよりも、曲構成が単純なような気がします。音質はそれほど重くなく、意外とあっさり聴けてしまうかもしれません。TANKARDの場合、基本的な曲構成は本作以降ほとんど変わっていませんが、時代によって音質が重くなっていきます。
Vo.のゲレは裏返りそうな高〜中音域のだみ声で、上ずりながら歌いうところがあるため、好き嫌いははっきり分かれるでしょう。
本作でもすでにアルコールソングが含まれており、バカッぷりを発揮し始めています。音楽そのものは直線的なスラッシュが好きな人にはアピールするでしょうが、歌詞に意味を求める方にはちょっとお勧めできませんねw
('05/08/28)
スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★★☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★☆☆☆ |
Thrash第二世代の代表的バンド、TESTAMENTのデビューアルバム。かっこいいアルバムです。よく言われますが、初期のMETALLICAに似ています。ただ、音はこちらのほうが硬質だと思う。ボーカルの迫力ではチャック・ビリーのルックスもあわせてTESTAMENTの勝ちかも。ほとんどが直球勝負のスピードナンバーですので爽快感抜群。典型的なThrash Metalだと思いますね。ベイエリア・クランチバリバリでザクザクゴリゴリ。初心者にはきついかも。
スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★★★☆ |
マニア度 | ★★★☆☆☆☆ |
2ndアルバムで、最終戦争後の世界がテーマのコンセプトアルバムになっています。
1stに比べて、音が重くなっており、曲調は暗めです。1stのような勢いに任せたスピードナンバーは減っていますが、展開の激しい良く練られた曲が多い、良く出来たアルバムです。個人的にはTESTAMENTで最も出来の良いアルバムと思っております。
前作は前任Vo.のスティーブ・ゼトロ・サウザに合わせた曲がほとんどのため、チャック・ビリーは吠えまくってましたが、本作は聴かせるような曲もあり、聴いてて飽きがきません。楽曲単位でも良い曲がそろっていますが、是非一枚通して聴いてください。最後の曲のエンディングが、一曲目のオープニングにつながる作りになっているので、リピートで聴くと、なおよろしいかと思います。
('05/03/01)
スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★★★☆ |
パワー | ★★★★★★☆ |
マニア度 | ★★★★☆☆☆ |
1st及び2ndからの曲を再録した企画盤なんですが、本作はとてつもなく強力です。
まず、オリジナルメンバーに近い編成での収録である事。ということは、そう、アレックス・スコルニックが流麗なソロを弾きまくっています。そして、本当のオリジナルシンガーである、スティーブ・ゼトロ・サウザがゲストで参加しています。
選曲は初期を代表する曲で占められており、スピーディー、アグレッシブ、そしてメロディアスな名曲ぞろいです。音質は時代を反映しているため、オリジナルよりも重くなっていますが、モダンヘヴィのような重さではなく、あくまで曲の攻撃性を際立たせるためのもの。ドラムも手数足数が増えており、ちょっとメロデス的ではありますがなかなかいい音をさせています。たしか、一発撮りだったように思うのですが、生々しい音質は、スラッシュの醍醐味といえるでしょう。
チャック・ビリーのボーカルはパワフルかつアグレッシブで、アルバムバージョンよりも強力ですね。TESTAMENTの曲をゼトロが歌うところを初めて聴いたのですが、初期の曲はチャック・ビリーよりもゼトロの方があっているように思いました。特に初期の名曲であるにも関わらずスタジオアルバムに収録されていない、"Reign
of Terror"でのボーカルは、すさまじいものがあります。
企画盤ということでスルーされがちですが、へたなバンドの正規盤よりもはるかに強力ですので、聴いた事がない方はお試しを。
(05/08/24)
スピード | ★★★☆☆☆☆ |
攻撃性 | ★☆☆☆☆☆☆ |
パワー | ★★★☆☆☆☆ |
マニア度 | ★☆☆☆☆☆☆ |
北欧度 | ★★★★★★★ |
北欧メタルの代表格、TNTの4thアルバムです。
曲調はミドルテンポ中心で、きれいでいてどことなく悲しげなメロディに、キラキラしたギターとキーボードが乗っています。北欧メタルとして思い浮かべる、透明感があり、キャッチーできれいな曲がそろっている名盤ですね。
Vo.は高〜中音域で少しだけダーティですが、曲を壊すことはありません。コーラスもきれいな高音を出していますので、曲のきれいさを際立たせています。北欧メタルを聴いたことがない方は是非聴いてみてください。
北欧メタル=メロデスと思っている方は、本物の北欧メタルを聴いて、耳をきれいにしてみてはいかがでしょうか?w
('05/03/20)
スピード | ★★★★★★☆ |
攻撃性 | ★★★★★★☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★★★★ |
USスピードメタラー、TOXIKの1stアルバムです。
曲調はスピード重視のスラッシュ色の強いスピードメタルです。音質は録音状態があまりよくないために、音の分離が今一ですがとても複雑な演奏を意図も簡単にこなしているという印象。
ボーカルは抜けの良すぎるハイトーンで、ややヒステリックなシャウトをするため、ハイトーン嫌いの方には無理なタイプかもしれません。
メロディの面白い曲も含まれ、意外と言っては失礼ですがバラエティに富んだアルバムになっています。
入手は困難を極めると思いますが、スピードメタルファンは押さえておきましょう。メロスピではないので注意!
('05/08/25)
ASCENDANCY (2005) |
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新世代メタルコアバンド、TRIVIUMの2ndアルバムにして現時点での出世作。 曲調は比較的シンプルなメロディアス・スラッシュという感じがして、メタルコアというカテゴリーが無ければ、まったく気にならないでしょう。音質は完全にメタルで、ハードコアのような印象派はほとんど無いように思います。ボーカルスタイルはクリーンボイスの軽めな歌い方とドスを効かせたデス声によるシャウトが交互に入れ替わります。メタルコアバンドの特徴ともいえるものですね。デス声でのシャウトについては、決して聴きやすいわけではありません。しかし、メロディには見るべきものがあり、クリーンボイスではちゃんと歌っていますので、最近のメタルを聴かないという人や、オールドスクールスラッシャーにもお勧めできます。 アルバム全体としてはバラエティに富んでいるとはいえませんが、佳曲ぞろいなので出来は非常によいです。 ('07/06/03) |