スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★★★☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★★☆☆ |
USスラッシャー、SACRED REICHの1stアルバムです。
SACRED REICHは作品ごとに曲調が変化していきますが、本作の曲調はスピード重視のスラッシュで、スレイヤータイプと言えるでしょう。音質はやや重めですが、モダンな感じはありません。硬質でヘヴィメタリックです。Vo.は中〜低音域でドスがきいたタイプです。
全体的に初期スレイヤーをベースに、低音を強化したような印象です。スラッシュ好きの方で聴いたことがない方は、聴いておくべきアルバムです。
('05/03/20)
スピード | ★★★★☆☆☆ |
攻撃性 | ★★★★★☆☆ |
パワー | ★★★★☆☆☆ |
マニア度 | ★★★★★☆☆ |
USメタラー、SANCTUARYの1stアルバムです。
曲調は正統派のへヴィメタルですが、時折スラッシーになります。全体的に暗めの曲が多く、アメリカ〜ンな能天気さとは無縁ですね。ワレル・デェインの驚異的なレンジ(超高音〜低音)を誇るVo.が中心になっています。音質は硬質であり、Vo.に負けるどころか相乗効果をもたらしています。本作のVo.は超高音で超音波を出していますので、聴き手を選んでしまうと言うところもありますが、メタリックであり個人的にはかなり気に入っています。
なお、本作のプロデュースはデイブ・ムステイン(MEGADETH)であり、当時は大変話題になりました。ムステインらしく(?)マニア受けするバンド、アルバムですね。
('05/03/16)
スピード | ★★★☆☆☆☆ |
攻撃性 | ★★☆☆☆☆☆ |
パワー | ★★★☆☆☆☆ |
マニア度 | ★★★☆☆☆☆ |
SAVATAGEの6thアルバム。このバンドは結構評価高いんですが、私には普通のバンドの普通のHRアルバムに聴こえます。なんか中途半端ですな。曲調は哀しげで音もきれいなんですが、いかんせんボーカルが合ってないような。美旋律の曲にはもっと澄んだ高音の出る人がいいんじゃないですかね。このボーカルにはスピードナンバーのほうが合ってると思います。私には退屈なアルバムでした。ファンの人ごめんなさい。
.…と以前は書いていたんですが、聴きなおしてみるとジョン・オリヴァのVo.以外は耳に心地よいアルバムということがわかってきました。
('05/10/02加筆)
スピード | ★★★☆☆☆☆ |
攻撃性 | ★★☆☆☆☆☆ |
パワー | ★★★☆☆☆☆ |
マニア度 | ★★★☆☆☆☆ |
故クリス・オリヴァの追悼ライブアルバムです。
88−90年のライブテイクの寄せ集めになっていますが、選曲としては当時のベストに近いものといっていいのではないでしょうか。
全体的に音はクリアで、ライブの臨場感がよく伝わってくるアルバムになっています。演奏はタイトでアルバムバージョンで聴かれるようなきれいなメロディはライブでもよく栄えています。
ただし、やはりジョン・オリヴァのVo.はこのバンドにはあっていないと再確認してしまいます。ジェフ・テイトタイプのクリアなハイ・トーンが合うと思いますね。
('05/10/02)
HYPER TRACE (1988) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
ドイツのパワーメタルバンド、SCANNERのデビューアルバム。 曲調は正統派に近いタイプで、いわゆるジャーマンメタルからイメージするものとは少々違います。音質はHELLOWEENなどより硬めで、硬派な印象を与えますが、時々入るSEがとても中途半端です。コンセプトがSFなんで仕方ないですが、入れなかった方がよかったかもしれませんね。Vo.は音程を外すことはありませんが、上ずり気味のハイトーンの上に、粘っこくて気持ちの悪いビブラートで歌うため、好き嫌いがはっきり分かれそうです。個人的にもあまり好きなタイプではありませんね。 全体的にマイナーというか、マニア向けという印象が強いアルバムです。 ('07/06/03) |
TERMINAL EARTH (1989) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
2ndアルバムです。Vo.が知る人ぞ知るS.L.コーに替わっています。 音質は前作と変わりませんが、中途半端なSEが無いことと、S.L.コーのアグレッシブなVo.のためか、硬派度が上がっているようです。曲調は前作よりもメジャー感が出たというか、聴きやすくなっています。B級正統派の中では良質といえるのではないでしょうか。S.L.コーのVo.はドスが少々効いたハイトーンで、かなり不器用ですが味があって好きですね。 このアルバムに入っている"Buy Or Die"のPVでSCANNERを知ったのですが、初めて買ったのがあろう事か1stでした。Vo.があまりに違うので、ガックリきた覚えがあります。 個人的には隠れた名盤と思っております。漢メタルファンにもお勧めします。ただし、見つかればねw ('07/06/03) |
スピード | ★★★★★★☆ |
攻撃性 | ★★★★★★☆ |
パワー | ★★★★★★☆ |
マニア度 | ★★★★★☆☆ |
4thアルバムです。
曲調は、ジャーマン・スラッシュ流儀の突撃型スラッシュで、疾走パートが大目の爽快感に満ちています。
音質は少々重めですが、ウネリはそれほど感じられません。Vo.はドスが効いており、曲調とあわせて攻撃的です。曲の構成やリフは比較的シンプルと思いますが、その分攻撃性が際立っており、なかなか個性的で良いアルバムだと思います。
本作を境に曲調が大幅に変化していきます。個人的にはこのアルバムと前作とで十分です。
('05/05/22)
スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★★☆☆ |
UKパワー・スラッシャー、SLAMMERのたぶん1stアルバムで、変なお面をかぶった4人組のジャケットです。
曲調は、ベイエリアタイプのスラッシュですが、エッセンスとしてOVERKILLやANTHRAXのような力押しが加わっており、なかなかいい内容です。疾走感があり、音質は重めですがそれほどドロドロしてないので、聴きやすいのではないでしょうか。
Vo.は中音域主体で、苦しそうに高音を出します。癖のある声質なので、好き嫌いが出てしまうかもしれません。
ベイエリア系の好きな方にはアピールするものがあるアルバムと思います。
('05/04/25)
スピード | ★★★★★★☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★☆☆☆ |
マニア度 | ★★★☆☆☆☆ |
ご存知スラッシュ四天王、そしてメタル界影の帝王、SLAYERの1stアルバムです。
本作の曲調は、後の作品よりも正統派に近い印象ですが、スピード感はさすがの一言です。強いて言うならば、気合の入りまくったJUDAS PRIESTといったところでしょうか。
トム・アラヤのVo.は中〜低音域のダーティボイスで、はき捨て型です。後のボーカルスタイルも基本的には変わっていません。音質はSLAYERにしては軽めかも知れませんが、一般メタルに比べると若干重めです。ギターソロではギターが悲鳴を上げるような音を奏でております。
SLAYERのアルバムの中では、比較的聴きやすいアルバムと思います。
('05/04/02)
スピード | ★★★★★★★ |
攻撃性 | ★★★★★★☆ |
パワー | ★★★★★★☆ |
マニア度 | ★★☆☆☆☆☆ |
2ndアルバムです。
前作から比べると、速さが増加しており、いわゆるSLAYERタイプのスラッシュメタルのイメージに合うものとなっています。一曲の長さが、SLAYERとしては比較的長めです。音質は攻撃的で、ギターが悲鳴を上げています。トム・アラヤのVo.も悲鳴を上げるパートが増えており、攻撃性に拍車をかけています。
SLAYERの最高傑作は3rdであることは、異論がないかと思いますが、本作も基本的には同路線なので、マスト・アイテムといえるでしょうね。
('05/04/14)
スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★★☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★☆☆☆☆ |
ジャーマンスラッシャー、SODOMの4thアルバム。
SODOMの個人的イメージは、とにかく疾走。本作の曲調も疾走そのもの。ジャーマン・スラッシュの典型と言えるでしょう。トム・エンジェルリッパーのVo.中〜低音域でそれほどうまくはないですが、ダーティで曲調に良くあっています。音質は当時としては若干重めです。攻撃的な音質で、初心者を拒絶しています。
本作で認知度は急上昇したように感じます。おそらく時代的にスラッシュが全盛を迎えたことと、"Ausgebombt"によってSODOMのイメージが変わったことによると思います。私も"Ausgebombt"を聴くまではSODOMに興味はありませんでした。その"Ausgebombt"、MOTORHEADとかTANKが引き合いに出される爆走ロックンロールですので、聴いたことのない方は試してみてくださいね。
('05/03/21)
スピード | ★★★★★★★ |
攻撃性 | ★★★★★★☆ |
パワー | ★★★★★★★ |
マニア度 | ★★★☆☆☆☆ |
極悪SODOMの10thアルバム。
本作はほとんどの曲が暴走しまくりの強烈スラッシュで、一般メタラーにはお勧めできません。しかし、アグレッシブなメタルが好きな方は、まさに必聴の強力盤です。ミドルテンポの曲もあり、こちらはずっしりと重いです。
音質は重めで重低音が腹に響きます。SODOMのアルバムは録音状態が悪ければ悪いほどカッコいいような気がするのは私だけでしょうか?w
トム・エンジェルリッパーのVo.はいつもと同じ、上ずり気味な高音+ドスの効いた低音で、攻撃性十分。
自然と頭を振ってしまいますので、運転中は聴かない方がいいですよw
('05/04/19)
スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★☆☆☆ |
マニア度 | ★★★★★☆☆ |
フィンランドのスラッシャー、STONEの2ndアルバム。
STONEは、メロディに特徴のあるスラッシュをやっています。スピード感もそこそこあり、ベイエリア系が好きなスラッシャーにはアピールするものがあります。
Vo.は中〜低音域であまり抑揚のないタイプ。決して上手くはありませんので、期待しないように。音質はクランチ感のあるサウンドで、少し低めかと思います。
本作に関しては、曲ごとに出来にばらつきが多く、一枚通して聴くのはちょっとつらいかもしれません。タイトル曲は長くて飽きちゃいますね。もっとコンパクトな曲であれば、良いのですが・・・。個人的には結構好きな曲もあり、楽しめましたが、万人受けするような印象はありませんね。マニア向けと言ったところでしょうか。
('05/03/01)
STORM WARRIOR (2002) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
漢メタルバンド、STORM WARRIORのデビューアルバムです。 全編にわたり疾走しています。曲調は初期HELLOWEENというか、カイ・ハンセンからの影響をもろに受けています。何でもメンバーをカイ・ハンセンを師と仰いでいるとか。プロデュースもカイ・ハンセンだしね。ようするに、わかりやすいメロディ+ツーバスドコドコの疾走感+長いギターソロ+タイトル連呼のシンガロングパートと、カイ・ハンセンが大好きなパターンです。音質は少々硬派です。Vo.はカイ・ハンセンを若干低音側にシフトさせた感じで、こちらも影響がモロわかりです。 全体の印象としては、これが21世紀に製作されたとは思えないほどの原始的な漢メタル。潔さというか、勇壮というか、勢い重視というか、とにかくメタルやカイ・ハンセンに対するありったけのパッションを叩きつけたようなアルバムです。こういうアルバムは決して大ヒットしませんが、個人的には大好きです。 ('07/06/03) |
スピード | ★★★★☆☆☆ |
攻撃性 | ★★★☆☆☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★★★★ |
オーストリアのパワーメタルバンドのおそらく4枚目。
このバンド名になる前にも数枚リリースされているようです。
曲調はプログレッシブ・パワーメタルで、テクニカルな感じです。音質はキーボードが前に出た若干キラキラした感じですが、それほど鼻につくというレベルではありません。Vo.は中音域主体で、少々力強いです。
曲調は焦点が絞れているために全体的に聴きやすいアルバムになっていると思いますが、このバンドならではという、決め手に欠ける印象があります。
('06/01/15)