スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★★☆☆ |
ジャーマン・パワースラッシャー、PARADOXの2ndアルバムです。隠れた名盤として知られています。
PARADOXはドイツ出身バンドですが、音楽性はMETALIICAに大きな影響を受けていると思います。アルバムの作りもMETALLICAの方法論(アコースティックのオープニング→疾走曲)が使用されています。曲は展開が激しく、良く練られています。音質はベイエリア風味の強いクランチサウンドで、ジャーマン・スラッシュの様なゴリ押し感はそれほど強くありません。ジャーマンパワーメタルmeetsベイエリアクランチといったところでしょうか。
Vo.は高〜中音域で若くて細いため、パワー不足感は否めません。ベイエリア系の好きなスラッシャーにはまさにツボと思います。もちろん、一般メタラーにもお勧めできる、良いアルバムと思います。
('05/03/03)
スピード | ★★★★★★☆ |
攻撃性 | ★★★★★★☆ |
パワー | ★★★★★★☆ |
マニア度 | ★★★★★☆☆ |
3rdアルバムです。
PARADOXは何の前触れもなく突然復活するバンドで、本作も前作から10年近くたって突然発表されております。
曲調は前作の路線をを継承したメロディアス・スラッシュでやはり『ドイツの(いい時の)METALLICA』がはまるかと思います。
音質は時代を反映したため、前作に比べると大変と重いものになっていますが、疾走パートとメロディの美しさから、モダンヘヴィのようなドロドロしたものにはなっていませんね。
Vo.は前作と同じ人ですが、前作の様な不安定な高音主体ではなく、ドスの利いた中音域主体のタイプになっています。音質が重いため、このVo.はよくあっていると思います。ヒョロヒョロしたVo.が唯一の弱点だったのでこれが改善された事は喜ばしい限りです。
(05/08/25)
スピード | ★★★★☆☆☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★★★★ |
たぶん2ndアルバム。
曲調はGRAVE DIGGERやMANOWARに通ずるいわゆる硬派なパワーメタルで、練りが甘いのか一本調子になるところも多々見られます。Vo.は高音域中心で無理矢理すごむという、何とも中途半端なスタイルで、掛け声コーラスの方が迫力があります。
このアルバム、なぜかHELLOWEENのマイケル・ヴァイカートがゲストで参加しています。何とかしてあげられなかったのでしょうかw
('06/03/08)
スピード | ★★★★☆☆☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★☆☆☆ |
マニア度 | ★★★★★★☆ |
2ndアルバムです。
バンド自身がNWOBHMから続いているためか、曲調はNWOBHM色が強すぎる気がします。音質はギターがチャカチャカと歯切れがよすぎるため、なんとも不思議な雰囲気です。Vo.(マイケル・ジャクソン!)は唸る様に歌うタイプで中音域主体です。
発表されたのは1989年ですが、それよりも古臭く感じる曲作りをしていると思います。個人的にはあまり好きな音質ではありませんね。
('06/03/27)
スピード | ★★★★★★☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★★★☆ |
スイス産パワー・スラッシャー、POLTERGEISTのたぶん2ndアルバムです。
曲調はスピードナンバー中心で、不思議なリフを持つパワーメタルよりのスラッシュメタルです。音質は非常に硬く、特にギターの音が個性的です。金属的過ぎるというか、ビョンビョンいう感じ。生理的に受け付けない方もいるかもしれませんね。
Vo.は高〜中音域主体のクリーンながら力強いタイプ。ついでにいうと、DESTRUCTIONのアルバムで歌っていたりします。
バンド自体はそれほどメジャーではありません(というか、マイナーですw)が、なかなか面白いアルバムです。
('05/04/19)
スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★★★☆ |
マニア度 | ★★★★★★☆ |
USパワーメタラー、POWERMADの1stアルバムです。本作は、一部のマニアの間で、隠れた名作として知られています。
曲調は展開の激しいスピードメタルで、スラッシュ色はあまり強くありません。スピーディでアグレッシブな曲の他、名曲"Nice Dreams"のようなきれいなメロディを持ったパワーバラードもあります。
Vo.は超高音〜中音域とレンジが広く、さらに良く伸びます。多少芝居がかった歌い方をしますが、ロブ・ハルフォードよりもかっこいいと思いますw
本作は捨て曲無しの名盤と思います。どの曲も良く練られており、一曲一曲聴くも良し、全部通して聴くもまた良しです。
ジャケットが怖いキューピーちゃんなので、手を出しづらいと思いますが、見つけたら聴いてみてくださいね。
('05/03/12)
スピード | ★★★☆☆☆☆ |
攻撃性 | ★★★☆☆☆☆ |
パワー | ★★★★☆☆☆ |
マニア度 | ★★☆☆☆☆☆ |
北欧度 | ★★★★★★★ |
PRETTY
MAIDESの1stアルバムで、北欧メタルの名盤として良く知られています。
曲調は、北欧らしい透明感のあるどこか悲しげなメロディのきれいなものが中心。本作では、バラエティに富んだ曲が収載されており、飽きさせない作りになっています。
音質は曲によって、変化を付けているようです。ロニー・アトキンスのVo.は、高〜低音域とレンジが広いうえに、時にはアグレッシブに、時にはしっとり歌い上げる、非常に器用なタイプ。曲に表情を付けることができる、逸材と思います。
本作は他の北欧メタル勢よりも、メタル度が高いアルバムです。キャッチーですが、それを理由に聴かないのは、もったいなさ過ぎだと思いますよ。
('05/05/01)
スピード | ★★★☆☆☆☆ |
攻撃性 | ★★☆☆☆☆☆ |
パワー | ★★☆☆☆☆☆ |
マニア度 | ★★☆☆☆☆☆ |
北欧度 | ★★★★☆☆☆ |
3rdアルバムです。
曲調は1stの頃と比べると大幅にアメリカナイズされたメロディアスハードロックになっていますね。
音質はキーボードの割合が増えているためにキラキラで、一般人にも受けそうです。メロディには北欧らしさがある程度残っていますが、キャッチーでとても聴きやすいアルバムです。
私の場合、リアルタイムでは完全に敬遠していた音及び曲ですが、聴き直してみるともったいない事したなぁと、そんな風に思ってしまいますね。
('06/03/10)
スピード | ★★★★★☆☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★☆☆☆ |
ジャーマンメタルバンド、PRIMAL FEARの1stアルバムです。
発表当時はラルフ・シーパーズ(元GAMMA RAY)とマット・シナー(元SINNER)のプロジェクト扱いだったような気がします。
曲調はJUDAS PRIEST直系の正統派メタルにジャーマン・メタルのメロディを掛け合わせたような感じ。音質はメタリックで、いろんなタイプの曲が収録されています。Vo.のラルフ・シーパーズはGAMMA
RAYでも聴かせていたように、中〜高音域のパワフルタイプ。なんでも、JUDAS PRIESTに入りたかったそうでそのエネルギーをこのアルバムに注ぎ込んだような感じがします。
('06/01/25)
スピード | ★★★★★★☆ |
攻撃性 | ★★★★☆☆☆ |
パワー | ★★★★★☆☆ |
マニア度 | ★★★★★☆☆ |
ジャーマン・パワースラッシャー、PYRACANDAの1stアルバムです。
音質はクランチ感が程よい感じ。曲調はスピードナンバー中心ですが、ジャーマン・スラッシュよりは、アメリカン・パワーメタルに近い印象です。Vo.はハイトーンで、声質は若くて細めです。ジャーマン・スラッシュというイメージを持って聴くと、少々中途半端な感じ(Vo.の凄み不足)になるかもしれませんね。スピードナンバーは、強引に突っ走るタイプですので、疾走好きにはたまらないでしょう。特に2曲目の"Democratic
Terror"が突っ走ってます。でも、最近のメロスピファンの方には、スラッシーなギターリフはつらいかもね。
('05/02/28)