DAMNATION (2001) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
USメタラー、HADESの多分7thアルバムです。 曲調は比較的ストレートなヘヴィメタルです。音質が重いため、攻撃的ではありますが、曲そのものはスラッシュとは違った感じがします。Vo.は高音域中心で、頭のてっぺんから声を出しているようなタイプ。はっきりと好みが分かれるでしょう。このVo.はWATCHTOWERの2ndでも歌っていますが、年数を重ねたせいかこちらの方が音域に幅が出ているようです。もっとも狭いことには変わりはないですけどね。 あまり展開らしきものがないため、アルバムを通して聴くとかなり飽きます。曲単位でみれば、疾走感のある曲が多いこともあって楽しめます。そういう聴き方がいいんでしょうね。 ('05/05/29) |
RESURRENCTION (2000) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
ロブ・ハルフォード率いるHALFORDの1stアルバム。本作をもって、ロブ・ハルフォードはメタル界に復帰です。 曲調は正統派をベースとし、モダン・へヴィネスのエッセンスを気持ち加えた感じ。比較的バラエティに富んでおり、一本調子にならないのはさすがといったところでしょうか。Vo.はご存知のとおり高音主体ですが、曲調に合わせてかヘヴィでもあります。 JUDAS PRIESTのPAINKILLERと比べるとパワー不足と感じますが、そつなくまとまった良いアルバムと思います。 ('05/04/17) |
CALL OF THE UNBORN (1997) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
2ndアルバムです。 曲調はスラッシュ色の強いパワーメタルで、ミドルナンバーが中心。ところどころ速いパートがありますが、アクセント程度になっています。音質は重めで、全体的に暗い印象があります。スラッシーですが、暗いメロディが織り交ぜられているため、うねりは強くないんですが重苦しいアルバムになっています。Vo.は高〜中音域で、妙なメロディを歌っており、ちょっと好みではないです。 リズムもメロディも色々と工夫が感じられますが、とにかく暗さが目立ってしまっており、個人的な趣味からはちょっと外れますね。 ('05/05/22) |
BREAKING THE SILENCE (1987) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
ベイエリア・スラッシャー、HEATHENのデビューアルバムです。 このバンドの曲はどれもメロディアスで、ドラマチックです。でも、サウンドはベイエリア・クランチバリバリの硬質なもの。このアンバランスさがHEATHENの特徴でしょうね。速い曲もすばらしいのですが、ミドルテンポの曲もパワフルでいいです。ボーカルがちょっと弱いかな。ギターの音がやたらにでかいので変に気になるだけかもしれませんが。メロディアスなスラッシュというのは結構貴重かもしれないです。HELLOWEENあたりが好きな人には意外とヒットするんじゃないかな、と昔の雑誌に書いてあったけど、まさにそんな感じです。個人的にはかなり好きなサウンドです。 ('05/02/28改稿) |
VICTIMS OF DECEPTION (1991) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
2ndアルバムです。 前作と比べて、サウンドがずいぶんと重くなり、クランチ感が増加しています。ボーカル交代してないのにすごく変わった印象を受けるのはサウンドのせいかもしれません。Vo.も上手くなっているのは確かで、サウンド、曲調にあっていると思います。 本作の曲調は基本的に前作と同じ、メロディアス・スラッシュです。こちらもHELLOWEENタイプが好きな人には、結構いけると思います。特にお勧めは1曲目の"Hypnotized"で、この曲は長いイントロ(演説)を除けば、とてもすばらしい曲です。本作は一曲の長さがどれも長めです。展開が複雑で、どれも練られているので、退屈と言う印象はないと思います。前作同様、とても気に入っているアルバムです。 ('05/02/28改稿) |
IN CONTROL (1989) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
ジャーマン・パワーメタラー、HEAVENS GATEの1stアルバムです。 曲調はHELLOWEENタイプというより、正統派にジャーマン風味を加えたようなイメージで、メロディなどに特徴があります。時代的にはHELLOWEENの影響を受けているので、聴きやすいアルバムです。曲は比較的バラエティに富んでいるので、コアなファン以外でもいけるでしょうが、少々練りが甘いかなぁとおもいます。B級HELLOWEENフォロワー達のように、無駄に明るい曲はありません。音質も重すぎず、軽すぎずですので、まぁ無難な線かと。Vo.は高音域主体ですが、割と音域は広そうです。若干コモリ気味ですが高音は良く伸びるという、不思議な声質です。 まぁ、全体的に無難なアルバムです。 ('05/03/11) |
LIVIN' IN HYSTERIA (1991) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
2ndアルバムです。 曲調はHELLOWEENの影響下にあるパワーメタルですが、正統派の色合いも濃いです。前作と比べると、音質とVo.は基本的に同路線ですが、曲が良く練られており成長がありありとわかります。特に、1曲目の"Livin' in Hysteria"と10曲目の"Gate of Heaven"は一聴の価値ありです。 HELLOWEEN系であることは確かですが、他のフォロワーたちとは一段も二段も高い位置にありますので、機会があったらお試しください。中古だと安いしねw ('05/04/15) |
ONE SMALL VOICE (1989) |
|||||||||||
|
![]() |
||||||||||
2ndアルバムです。 曲調は、正統派でスピードは控えめです。Vo.がジェフ・テイトタイプのハイトーンなので、全体的にはQUEENSRYCHEに印象が近いです。ただ、本家の方が曲がいいと思いますが・・・。音質は少々軽めです。 QUEENSRYCHEタイプが好きな方にはアピールするものがあるでしょう。曲のインパクトが弱いので、個人的には悪くは無いけど、よくは無いという印象です。 ('05/04/01) |
HELLOWEEN (1985) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
ジャーマンメタルの代表格、HELLOWEENの1stミニアルバムです。 曲調はJUDAS PRIEST直系の王道メタルをスピードアップしたもので、スピードメタルといっても過言ではないでしょう。後の作品の特徴でもあるメロディの片鱗は見せていますが、それよりもスピード重視の姿勢が見て取れます。音質は少々安っぽいですが、メタリックであり通常ジャーマンメタルから想像されるものよりも攻撃的でさえあります。 Vo.はカイ・ハンセンがつとめており、想像通りヒョロヒョロの高音を聴かせています。下手という事になっていますが、曲調には合っており味があるので私は好きですね。 ('06/01/26) |
WALLS OF JERICHO (1986) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
2ndアルバムです。 本作の曲調は、いわゆるメロディック・パワーメタルの原型といえるもので、疾走感とメロディの両方が味わえるものとなっております。後の作品に比べると疾走感を重視した曲が多く、カイ・ハンセンがVo.のため、攻撃的な印象が多少強いです。 音質は前作より向上しており、音の分離がよくなっています。多少ベースの音が大きいような気もします。また、ギターソロが無駄に長いのも特徴ですね。 個人的にはHELLOWEENの中で一番好きなアルバムになります。 ('06/02/08) |
KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART I (1987) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
3rdアルバムで、日本デビュー作です。本作はマイケル・キスクのデビュー作でもありますね。 パワー、スピード、メロディが高いレベルでバランスの取れた、まさに名作です。曲調は、いわゆるジャーマンメタルの典型です。というか、これがオリジナルですね。音質は曲によって、微妙に変化させているように感じます。 マイケル・キスクのVo.は超高音〜低音域とレンジが広く、さらに太くてエモーショナルです。曲調にも良くあっていますね。本作では、大作"Halloween"が聴き応え十分です。 本作は次作(〜 Part II)と組みで一つの作品です。こちらの方が硬派と思いますが、カイ・ハンセンの趣味が出たからかもしれませんね。わたしは本作の方が好きです。 ('05/04/08) |
KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART II (1988) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
4thアルバムで、3rdアルバムと対でひとつの作品となっています。 本作のメインコンポーザーはマイケル・ヴァイカートになっており、曲調が前作よりもキャッチーになっています。親しみやすいメロディの曲が大半を占め、全体的に聴きやすいアルバムになっております。マイケル・キスクのVo.は前作とほとんど同じスタイルで、エモーショナルなVo.を聴かせています。 前作、本作とも当時は非常に良く聴いていました。今聴いてもとてもすばらしい作品と思います。その後のジャーマンメタルブームのルーツとなった作品でもありますので、メロディック・パワーメタルなどが好きな方は、必聴ですね。 ('05/05/10) |
NOSFERATAU (1989) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
HELSTARのおそらく4thアルバムです。 本作の曲調は、メロディアススラッシュで、時折クラシカルなフレーズも出てきます。ギターもなかなかのテクニックで、複雑な演奏をこなしているようです。いろんなタイプの曲が収録されているので、飽きはしませんが、どれももう少し練りがほしいかなと思います。 Vo.は高〜低音域で伸びも張りもあります。正統派とか様式美系が好きで、パワーメタルが大丈夫という方には、結構はまるかなぁと思います。 ('05/04/07) |
MULTIPLES OF BLACK (1995) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
USパワーメタラー、HELSTARのたぶん5thアルバムです。 本作の曲調は、時代を反映してしまったためか、モダンヘヴィネス志向です。スピード感は若干残されているため、『遅い』という印象はあまりありませんが、決して『速く』はありません。音質も重く、Vo.も中〜低音域を中心としているため、全体的に重苦しいです。前作の正統派とは別のバンドのような印象があります。 モダンヘヴィネスとアメリカンパワーメタルを足して2で割ったようなアルバムで、よく言えばバランスが取れた、悪く言えばどっちつかずといったところです。 ('05/04/04) |
AWAKENING (1991) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
スウェーデンのテクニカル・スラッシュメタルバンド、HEXENHAUSのたぶん3rdアルバムです。 曲調はミドルテンポ中心で、プログレっぽい雰囲気を持っています。テンポチェンジが激しく、時折高速パートが入っています。音質はメタリックでやや重めですが、ドラムが少々抜けがいいように思います。Vo.は高音域中心で、若干細めというか若めな感じ。何となくですが、WATCHTOWERのような、CORONERのような、そんな感じでしょうか。入手は難しいと思いますが、テクニカルなスラッシュが好きな方は、見つけたら押さえてみましょう。 ('05/04/13) |
DEFYING THE RULES (2004) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
ブラジルの新世代メロディック・パワーメタルバンド、HIBRIAのデビューアルバムです。 演奏、楽曲ともデビュー作としては出来過ぎなくらいの高水準の作品です。音質は比較的硬めで、必要以上に明るいという事はありません。Vo.はまだまだ若さが見られるところもありますが、力強い高音を聴かせる、なかなかの逸材です。曲調は比較的オーソドックスというか、典型的ともいえるメロディアスなパワーメタルですが、勢いと潔さを感じるような溌剌としたものです。 ANGRAの影響下にあるとも思われますが、それだけにとらわれない可能性を感じさせます。ゲームソフトのようなジャケットは今一つですが、将来の楽しみなバンドです。 ('07/05/06) |
FULL LENGTH ALBUM
MIND WARS (1988) |
|||||||||
|
![]() |
||||||||
2ndアルバムです。 曲調はスピード感を重視したパワーメタルで、スラッシュというよりスピードメタルを想像した方が良いでしょう。展開が激しい複雑な曲が並んでおり、その疾走感とあわせて聴き手を圧倒します。 Vo.は中音域主体のだみ声で、時々苦しそうな高音のシャウトをします。曲があまりに複雑なためか、歌詞が余ってしまう曲があり、ちょっとかわいそうです。 HOLY TERRORはとにかくギター(リフ、ソロ)がすごすぎです。メタリック音質ですが、残念ながら本作は録音状態が悪すぎるため音の分離がダメダメ、ドタバタ感が強いです。 Vo.と録音状態をもっと良いものにしておけば、すごいアルバムになったと思います。 ('05/03/25) |