HEADING FOR TOMORROW (1990) |
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ご存知カイ・ハンセン率いるジャーマン・パワーメタラー、GAMMA RAYの1stアルバムです。 本作はカイ・ハンセンがHELLOWEENから脱退してしばらくしてからシーンに復帰した時のアルバムです。デビュー当時はほぼソロプロジェクトとして発表されたものでした。 主な曲調は当時のジャーマン・メタルの典型ですが、本作にはそれだけではなくいろんな曲調の曲が含まれています。基本的に明るくキャッチーなメロディ、一緒に歌える歌メロ、ツーバスドコドコです。いわゆるメロパワの直接のルーツと言える、HELLOWEENタイプですね。初期HELLOWEEN同様、カイ・ハンセンらしい無駄に長いギターソロも健在ですw Vo.のラルフ・シーパースは超高音〜中音域を駆使し、声に伸びも張りもあります。その後の活躍を考えてみると本作で一番おいしい思いをしているのは、実はラルフなんじゃないかと思っていますw ('05/03/10) |
THE REAPER (1993) |
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GRAVE DIGGERの復活作で、GRAVE DIGGER名義での4thアルバムになります。 曲調はパワーメタルですが、HELLOWEENタイプとは違う、攻撃的なタイプです。本作はスピードナンバーが半数以上を占めるため、アルバム全体に爽快感がありますね。音質はメタリックで、力でぐいぐい押してきます。 Vo.は本作においても高音のダーティボイスがメインです。ところどころ中音域のクリーンボイスで歌っています。演奏も歌唱も、すべてが攻撃的ですが、猟奇的な印象なくあくまで漢のパワーメタルです。 パワーメタル=メロパワの人には無理でしょうが、スラッシュ好きにはアピールするものがあるアルバムと思います。個人的にはGRAVE DIGGERで一番気に入っています。 ('05/03/31) |
ROCK YOU TO HELL (1987) |
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NWOBHM、GRIM REAPERの4thアルバムです。 曲調は正統派と言うか様式美というか、HMと言う言葉からイメージしやすいものです。本作の場合、スティーブ・グリメットのVo.を前面に押し出しすぎているため、ソロアルバムのような印象があります。 スティーブ・グリメットのVo.は広い音域と力強さがあり、強力そのものです。音質はNWOBHMのイメージよりはもっとメジャー志向であり、聴きやすく覚えやすいです。ただ、似たような曲が続くので飽きがくると思います。 大ヒット曲であるタイトル曲だけで十分な感じです。 ('03/03/15) |