THE ONLY SAFE PLACE (1986) |
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USパワーメタラー、ABBATOIR(あばとわーる)の2ndアルバムです。 曲調は正統派メタルをスピーディにしたタイプで、力押しをしてきます。メロディもありますので、一般メタラーにもお勧めできます。音質はメタリックです。Vo.は高音質主体で、金属質であり、曲の緊張感を増強しています。 スラッシュ色の強いパワーメタルの好盤です。 ('05/03/26) |
ACCEPT (1979) |
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言わずもがなの、ACCEPTのデビューアルバム。楽曲的には普通のHMなんだろうかな。バラードをウド・ダークシュナイダー が歌ってない(ピータ・バルテス?)けど、このころのバラードはかなりメローなのでウドの声は合ってないと思う。音質は あんまりよくないけど、すんなり聴けるアルバムです。ウドが若い!ってあたりまえか。裏ジャケのウドが、トム○ャットのボーカルの人に見える、ってわかんないよね。 |
I'M A REBEL (1980) |
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うーん、これは2ndですね。音質は少しよくなった気がするけど、曲はあんまりよくないなぁ。メンバー自体も認めていた と思うけど、キャッチーですね。ACCEPTっぽくないというか、ウドにあってないと思う。ここでも、バラードはウドが歌っていないので正解かな。個人的にはバラードは好みじゃないんでいいんですが、ウドが歌ってたらもっとつらかったかも。 |
BREAKER (1981) |
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3rdです。これはいい。曲はHMそのもの。ウドも気持ちよさそう。ウドファンにはたまらんですな。I'M A REBELとはまったく の別バンドという印象。Breakerなんかは気付いたらこぶしを握りながら聴いてた。ただ、難点が…。うちにあるCDは輸入版(I'M A REBELとのカップリング)なんですが、Son of a bitch(名曲!)の歌詞がちがーう!多分、規制が入って修正したやつだと思うんだよなぁ。買いなおそうかなぁとも思ってます。 《追記》SPVから発売されているリマスター盤は"Son of a Bitch"の歌詞がオリジナル盤となってます。モチロン、買いましたとも。 |
RESTLESS & WILD (1983) |
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4thアルバム。それにしても、"Fast as a Shark"はいい曲だなぁ。牧歌的なオープニングから、空間を引き裂くようなウドのヒステリックなシャウト、そして畳み掛けるようなドラミング。まさに、HMとしか言いようのない曲ですな。ウドのシャウトも気合入ってます。 聴いたことない人はもったいないから、 だまされたと思って一度聴いてみてください。アルバム全体を通して、硬派なHMが聴けます。ウドは歌い上げるより、シャウトしているほうが気持ちよさそうだし、個人的には聴いてて気持ちいい。後々、ACCEPTの特徴の一つとして挙げられている、 超重低音コーラスの片鱗も見えますね。ACCEPTのなかでは一番好きなアルバムです。 |
METAL HEART (1985) |
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スタジオアルバムとしては6thになりますか。Metal heartはいいねぇ。悲しげな曲調にのるウドの叫び声と地響きにも似た重低音コーラス。名曲です。ウルフ・ホフマンの「エリーゼのために」も悲しげでぴったりという感じ。ただし、サビでは拳を振り上げる必要あり、 というか、自然になる。このころになると、コーラスのほうが力強いという気がしますね。もっとも、ウドの声はウドしか出せないので比較になんないかも。並みのバンドのボーカルには超えられないこの重低音コーラス。やっぱりACCEPTっていいバンドだなぁ。アルバムとしては ミドルテンポの曲が多く、キャッチーな所もありますがウドの声と重低音コーラスが乗ればHMになるのであんまり気になんないです。いい曲多いね。 |
RUSSIAN ROULETTE (1986) |
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初めて買ったACCEPTのアルバムです。7thになります。このアルバムの1曲目T.V Warを聞いた瞬間、ACCEPT、そしてウドのファンになってしまいました。今までのアルバムより明るい感じはしますね。確か、アメリカ進出を考えていたためと記憶してます。確かにアメリカンという感じもしますが、そこはそれ、ウドのボーカルは並みの人間には勝てないのでやっぱりACCEPTなんですな。速い曲はACCEPTとしては異質であるとよく言われていますが、T.V. Warといい、Aiming Highといい、超名曲のFast as a sharkといい、名曲も多いんですよね。個人的には速い曲のほうが好きです。このアルバムで一時的(?)にウドが脱退します。理由は音楽性の相違(よくあるやつね)。バンドとしてはアメリカンを志向していたのですが、ウドが反対したそうです。ウド脱退後はデビッド・リース(だったっけ?)を加入させ、8thアルバム(EAT THE HEAT)をリリースしますが、大失敗。解散してしまいます。その後ウドはU.D.O.を結成します。 |
OBJECTION OVERRULED (1993) |
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復活第一弾、通算9thアルバムです。メンバーは、ウド、ウルフ、ピーター、ステファン・カウフマンの四人。ギターが二人から一人になっています。RUSSIAN ROULETTEに続くアルバム(EAT THE HEATは抜き)としてはずいぶんとHeavyになってます。時代背景から行って仕方ないかな。みなさん、ウップンがたまっていたようで、すごい気迫。Objection overruledなんかはウドの声がなかったらACCEPTの曲じゃないなぁ。MOTORHEADみたいな気がしたのは私だけかしら。U.D.O.と比べるとどうのこうのという議論もあるでしょうが、ウドの声があればACCEPTなんだから、いいんじゃないかな。ミドルテンポの曲はウドが脱退する前のACCEPTの路線と同じでほっとできますね。2曲目以降は結構すんなり聴けてしまいました。 |
OMEGA CONSPIRACY (1999) |
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再結成AGENT STEELの通算3枚目のアルバムです。再結成に伴い、Vo.がブルース・ホールに変わっています。 曲調は往年のスピードメタルで、正統派メタルを思いっきりスピードアップしたもの。音質は時代を反映したためか、80年代のアルバムに比べると重めです。ただ、モダンな重さとは違い、うねるような感じではありません。 ブルース・ホールは超高音〜低音域とレンジが広く使えるタイプのボーカリストで、ジョン・サイリースとはスタイルが違っています。高音では金切り声で叫び倒していますが、声がヒョロヒョロになることはなく、全編で力強いパフォーマンスをしています。ジョン・サイリースも凄まじいVo.ですが、ブルース・ホールも負けず劣らずの凄まじいVo.です。 全編疾走していますので、爽快感抜群のアルバムになっています。ただ、メロディアス・スピードメタルではないので、キャッチーではありません。メロスピと思って聴くと、衝撃が大きいので覚悟してくださいね。 ('05/05/12) |
MAD LOCUST RISING (1985) |
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1stと2ndの間に出したミニアルバムです。タイトル曲のほか、JUDAS PRIESTの"The Ripper"などが入っています。 さて、本作、間違いなく名盤です。 タイトル曲の疾走感はAGENT STEELの中でも屈指のもの。さらに、超高速のギターリフ、ギターソロが乗り、加えてジョン・サイリースの超絶ハイトーン・スクリーミング・ボイスが叫びまくりという、スビードメタルの王道中の王道が聴けます。一回聴いたが最後、アドレナリンが噴出しまくるような感覚が味わえる名曲です。 ジョン・サイリースの声は特徴的過ぎるため好き嫌いがはっきり分かれますが私は大好きです。 "Mad Locust Rising"一曲のために買ってもお釣りがきますので、スピードメタルとは何かを知りたい方は入手しなさい!。メロディアス・スピードメタルではないので注意!! ('05/03/07) |
EARTH UNDER LUCIFER (2003) |
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4thアルバム収録"Earth Under Lucifer"のEPで、全4曲が収録されています。 タイトル曲はアルバム収載バージョンと同じなので、ほとんどありがたみはありません。 本作の真のありがたみは、残りの3曲にあります。これら3曲はブルース・ホールが歌う、ライブテイクで、曲は"Mad Locust Rising"、"Unstoppable Force"、"Agent of Steel"と正に鳥肌ものの選曲です。ジョン・サイリースのスタジオテイクとは少々赴きを異にしますが、こちらはこちらで凄まじいバージョン。 スピードメタルの真髄を味わえる、超名盤です。 ('05/06/06) |
OF HUMAN BONDAGE (2001) |
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5thアルバムです。 曲調は、メロディアスなパワーメタルですが、能天気なメロディではなくどちらかと言うと、暗いメロディが中心になっています。スピードに固執しているわけではなく、ミドルテンポの曲が多いです。 音質は重めですが、キーボードが前に出ているため、ドロドロした感じよりは少しですがシンフォニックな感じがあります。Vo.は中音域中心で音域はそれほど広くは無いと思います。なんとなくですが、ちょっと無理して歌っている様に聴こえますね。 全体的にはHELLOWEEN系統よりも、ICED EARTHあたりが近いかと思います。プログレっぽいことをやりたかったためか、キーボードがかなり前に出ていますが、むしろアクセント程度にした方が、曲調に合っていたのではないかと思います。 ('05/05/26) |
ANGELS CRY (1993) |
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ブラジルを代表するメロディックパワーメタルバンド、皆さんの大好きな(w)ANGRAのデビューアルバムです。 疾走感、メロディ、演奏とどれをとっても高品質の大変よいアルバムです。後の作品と比べると、音質はやや尖っているようにも聴こえます。アンドレ・マトスの声質は、若干抜けの悪いハイトーンで、好き嫌いが分かれると思います。曲調は比較的オーソドックスと思いますが、各パートの良いところが上手く引き出すつくりとなっているようです。クラシックとの融合についても嫌味がなく、とても聴きやすいレベルに収まっていて、好感が持てます。 全体的に日本人の感覚によくマッチしていると思います。このバンドがメタルの入り口になったというメタラーが多いのにも、納得がいくというものですね。 ('07/05/06) |
ALICE IN HELL (1989) |
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ANNIHILATORのデビューアルバムです。かなり複雑な曲展開を持ったパワーメタルです。ランディ・ランペイジの声質は特徴的なので、人によっては拒絶反応を示すかもしれませんが、ダーティで結構好きです。リリース当時はMEGADETHにも通じる所があったため、インテレクチュアル・スラッシュと呼ばれていました。非常にテクニカルで、複雑な展開が多いため、乗りにくいかもしれませんが、慣れると病み付きになるアルバムです。昔、ラジオかテレビで某氏がアニヒレーターと読んでいましたが、今ではちゃんとアナイアレイターと読んでいますね。 |
NEVER, NEVERLAND (1990) |
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2ndアルバムです。ボーカルが変わってちょっとだけ聴きやすくなった感じがします。1stほどスラッシュさが薄いけど、ANNIHILATORらしさも存分に発揮しています。ただ、一般人向けじゃないですね。I Am In Commandなんかはスラッシュですから。楽曲に幅ができたというのでしょうね。個人的には1stのほうが好きですが、いいアルバムだと思います。 |
SET THE WORLD ON FIRE (1993) |
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3rdアルバム。またボーカルが変わってますね。アルバムごとに聴き取りやすくなって、どんどん普通のHMになっていくような気がします。個人的には1st見たいに複雑な展開のスラッシュが好きなんでどうだかなぁという感じ。たしか、ジェフ・ウォーターズは1stを作るときに、ランディ・ ランペイジを加入させたくて働きかけてたと思うのですが、別に声質が好きだったからじゃないんでしょうかね。まったく違ったタイプのボーカリストです。スピーディな曲は1stに通じる所もあるので、ANNIHILATORらしくていいですが。 |
Official Site (Anthrax.com)
Official Site (Victor, Japan)
Official Site (Nuclear Blast Records)
FISTFUL OF METAL (1983) |
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御存知NYスラッシャー、そしてスラッシュ四天王、ANTHRAXの1stアルバム。Vo.はニール・タービン、Bはダン・リルカですね。 1stアルバムではスラッシュというより、パワーメタルといった方が良いような比較的聴きやすい曲が並んでいます。音質はやや軽目かもしれないので、90年代中期以降のANTHRAXサウンドを期待すると、肩透かしを食らいます。曲調はIRON MAIDENっぽいツイン・リードをベースとした、比較的オーソドックスなパワーメタルで、疾走感もそこそこあります。 Vo.は高〜中音域で、無理矢理叫んでいる印象がありますが、それはそれで味があっていいと思います。 本作では、"Panic"、"Metal Thrashing Mad"、"Deathrider"といった、疾走曲がお気に入りです。特に"Panic"では、今のANTHRAXではなかなか聴けない、ライトハンドのハモリが聴けます。 ('05/03/02) |
ARMED AND DANGEROUS (1985) |
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1stと2ndの間に出されたミニアルバム。Vo.がジョーイ・ベラドナ、Ba.がフランク・ベロに替わって、そのお披露目という形でリリースされました。 本作の出色は、"Metal Thrashing Mad"と"Panic"のスタジオライブで、ジョーイ・ベラドナが歌っています。ニール・タービンも味があっていいボーカルですが、ベラドナ・バージョンは次元が違うといった感じです。また、新生(当時)ANTHRAXということで気合が入ったのか、アルバムバージョンよりもかなり速く演奏しています。とくに、チャーリー・ベナンテの足数がものすごいです。 1stとカップリングでリリースされる事が多いため、そちらを入手された方がお得ですが、80年代的ポージングのジャケットは是非見ておいてもらいたいですねw ('05/09/02) |
TERROR SQUAD (1987) |
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ARTILLERYの2ndアルバムです。ARTILLERYといえば、3rdからのアラビア音楽を導入したパワーメタル(+だみ声)がいいと言われます。でも、2ndまでの曲調はSLAYERの影響が大きい、疾走感優先のスラッシュです。また、ところどころにメロディアスな部分があり、なかなか面白いタイプと思います。このアルバムでは何と言っても1曲目の"The Challange"が名曲です。 疾走感、メロディ、だみ声Vo.と私の好みが集約されているバンドと言えるかもしれないです。ただし、Vo.の声質は初心者には厳しいかもしれません。でもデス声のような低音タイプではなく、ウドをさらにだみ声にしたような、どちらかというと高音タイプです。デス声よりは聴きやすいと思いますので、見つけたらお試しください。 ('05/02/22) |
BY INHERITANCE (1990) |
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3rdアルバムです。 本作では部分的にアラビア音楽っぽいメロディが取り入れられた、メロディアスなスラッシュを聴かせています。前作までのSLAYERタイプからMETALLICAタイプへと変貌を遂げており、こちらの方が完成度が高く個性的と思います。 音質はクリアで特にクランチ感が強いギターサウンドは、ベイエリアファンにアピールするものがあります。Vo.は一貫して個性が強すぎるため、好き嫌いが出るのは仕方ないところです。 アルバムを通してよく練られた曲が収録されていますが、日本盤には当時の国際情勢から、超名曲"Khomaniac"が削除されています。 ('05/11/12) |
THE FINAL DEMAND (2004) |
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スウェーデンのパワーメタルバンド、ASPERITYのたぶん1stアルバム。 曲調は北欧っぽいメロディが美しいパワーメタルで、メロデス的なスピードパートをアクセントとして使っています。 音質はやや重めで、暗く切ないメロディとよくあっています。Vo.は中音域主体でちょっと苦しそうですが、デス声ではないので聴きやすく、曲調には良くあっています。 メロディアスなパワーメタルですが、HELLOWEEN系とはメロディが違っており、お気楽ムードはありません。デスラッシュバンドCARNAL FORGEのサイドプロジェクト的なバンドなので、その辺も影響しているのかもしれませんね。スピードに固執せず、あくまで必要性に応じてアクセントとして用いているところも、好感が持てます。 常々、メロデスはデス声じゃなければ曲の美しさが際立つのになぁと思っているので、このバンドのようにクリーンボイスでやればいいと思います。個人的にはとてもいいアルバムと思います。 ('05/05/17) |
VIOLENT BY NATURE (1990) |
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USパワースラッシャーの2ndアルバム。 曲調は展開が激しく入れ替わるタイプです。音質は少々硬めで、 Vo.がKREATORのミレに似た高音域のだみ声のためか、KREATORのような印象があります。アルバム全体としては比較的バラエティに富んだ曲が並んでおり飽きさせない作りになっているのではないでしょうか。KREATOR好きは、チェックしておくといいでしょう。 ('06/01/03) |