2000年1月17日
考えられる様々な規準を列挙しただけです。
大学通信教育部って、どんな人に役立つの?
その人は、どんな「課程」に入ればいいの?
ところで、いま言った「課程」って何なの?
他には、どんな点に注目して選ぶといいの?
なお一般的・公的な情報については、
私大通信教育協会のサイトを御覧ください。
同協会による案内冊子や、
大学合同説明会も是非是非御活用ください。
I 主な活用目的
A 中卒者:学位(学士)取得
B 高卒者:学位(学士)取得、通学部転入、資格取得
C 短大卒業者:学位(学士)取得、資格取得
D 大学(短大・院)在学者:資格取得
(在籍先で取れない資格でも、科目等履修生として取れる)
E 大学卒業者:資格取得、生涯学習、交流の場
(社会人再教育機関というより、趣味的集いの場)
II 入学:目的に合った課程のある大学へ
A 中卒者:特修生として入学資格取得
(通学部転部、他大学入学はできない。試験を経て入学許可。)
B 高卒者:正科生として1年次に入学し、卒業を目指す。
(専門学校・各種学校で、まとめて学生を入れる場合もある)
C 短大卒業者:正科生として3年次に入学し、卒業を目指す。
D 大学在学者:科目等履修生として、資格取得を目指す。
(他大学正科生との二重在籍を認めない場合もあるので注意)
E 大学卒業者:正科生・科目等履修生として資格取得等を目指す。
(資格関係の既修単位を認める場合もある)
III 課程選択:正科生か科目等履修生か、どの資格をとるか
A 正科生:正規の課程。卒業に必要な在籍期間として認められる。
(正科生として複数の大学には在籍できない。科目等履修生として
であれば他大学にも在籍できるのが普通だが、例外もある→佛教)
B 科目等履修生:単位修得のみを行う課程。
(正科生や科目等履修生として、他大学にも在籍できるのが普通。
ただし例外もある→日大、法政)
C 特修生:特定大学への入学資格を得るための課程。
(履修済み単位を大学卒業単位に入れる大学もある)
D 聴講生:卒業とも単位取得とも無関係な課程。
(科目等履修生や特修生の制度に組み込む大学もある→近大)
IV 科目選択:卒業のための必修・選択科目、資格取得関係科目
V 教科書:大学で発行するものと、市販書籍の転用がある。
VI レポート:2000字程度/以上。1科目1通、1科目2通、1単位1通、等
VII 科目試験:1科目1回、合格しなければならない。多くは論述式。
(日曜のみで1日最大4科目、東京で年5回という大学もあれば→近大
土曜と日曜で1日最大6科目、東京で年14回という大学もある→玉川)
IX 面接授業:本校・地方で行う。面接必修科目もあり。最終日に試験がある。
(出席票や挙手で確認。2000字の提出物を課す大学もある→玉川)
X 資格取得:正科生、科目等履修生として取る。正科生で複数資格狙いも。
XI 交流の場:学習会、各種サークル、文通。学祭もあり→玉川