Last Up date: 2001-02-11

キャセイのチケットが取れない?
2000年10月某日、毎年末恒例になっている香港へのチケットを取るためにキャセイに電話。と、すでにキャンセル待ち20番目とのこと。おーい。返還後の97年から昨年まではギリギリでも余裕で取れたのに今年になって急に人気が盛り返したのか。
そのまま黙ってキャンセル待ちをしていても、とても取れるとは思えないので近くの旅行代理店にチケットの手配を頼むことに。なんとか6泊7日の日程が取れ、ホッと一息。飛行機はJALか。成田第2ビルかー、久しぶりだね第2、もう忘れちゃったよ。
出発20日前、キャセイから「午前便のチケット取れました。どーいたしますか?」との連絡が。丁重にお断りしたが、そもそも2重に予約を入れてるヤツが問題なんだよな。そーゆーのやめよーよ、迷惑だしさ。


旅行初日、事件発生!
2001年1月2日、いきなり寝坊して買っておいた成田エクスプレスに乗り遅れる。
事の起こりは、前日まで妻につき合い某イベント3連チャンをこなし(大晦日はオールナイトだし)、仕事関係を一通 り片付け、旅行の準備を終えてちょっと仮眠でも…と寝てしまったのが原因。だって寝たの午前4時だもん、疲れてたのよー。
目が覚めたらすでに7時。飛行機は10時発だ。横浜からNEXで成田まで2時間かかる。パニック。取りあえず10分で支度をし、走って駅に向かうことに。すでに意味を無くしたチケットを駅員に見せ、一番早いNEXの切符を手配してもらい横浜に向かう。
結果的にはなんとか間にあったんだけど、朝からスリリングな体験で疲れた。まー時間を持て余して空港で無駄 に飯とか食って後悔するよりはいーか。あとあといい思い出になるよね(なんねーか)。

午後2時香港着。朝の出来事で疲れを引きずっていたので、空港からタクシーでホテルに行くことにしようと的士置場に向かう途中、格幅のいい空港職員に呼び止められる。
以下会話の内容(要約)

職「タクシーですか? どちらまで?」
俺「チムシャツイのGイーグルホテルまで」
職「それだったらリムジンはいかがですか?さあ、こちらです」


半ば強引に荷物を取られて後に付いていくことに。この時点で「あー、観光ホテル協会の無料送迎リムジンバスがあるんだー。便利&親切だねー」とか思ってました。理解力無いですねー。着いたさきには普通 サイズの1.5倍は長いようなベンツのリムジンが。こっちのリムジンかーい!って突っ込みを入れても後の祭り、金額を確かめるとタクシーより1000円高程度だったので諦めて乗って行くことに。コレも経験よね。いやー広い広い、ムダに広いわ。そんなムダさを満喫中、運転手が話しかけてきたよ

運「お客さん帰りは何日デスか?」
俺「あ? 8日だけど?」
運「帰りもリムジンどうデスか? ここに電話して下サイ」
俺「は?はあ…」
運「コレ私の携帯ね、ここに直接電話くれたら50ドル安くします」


って全部英語なんでこんな感じだろうと。まー、なんとこの運ちゃん、リムジンの白タクを内職にしてました。うぁー、あなどれんとゆーかたくましいよなあ。

そんなこんなでホテルに着き、ひと休みしてからホテルのあるチムシャツイ近辺を散策することに。 カントンロードに出て近くの恒生銀行で取りあえず両替をすませる。まずい機内食のおかげで腹は減っていなかったので、デザートショップのホイラオサンでマンゴーミルクを飲むことに。…うまいよう。これを飲むと香港に来たという実感がわくよな。ただ今回飲んだジュースにはタピオカが入っていて、まずくはないんだけど色とかちょっとした違和感。メニューを見たら全ジュースにタピオカが。いつからそーなったんだ?…何にでもタピオカ入れるのはどーかと思うがなー。

店を出てチムシャツイのMTR入口に向かって歩いてると小さなお店に若い子らが群がってるのが見えた。まー原宿のクレープ屋みたいな物なのかな。でも売ってるのは串シュウマイや揚げたかまぼことかなんだけどね。あとで食えたら食おう。
MTRの構内で、オクトパス(八達)に50hk$追加する。カード内のクレジットは82hk$。まーこれくらいあれば今回の旅行中、移動には困らんだろう。さて、これからどーしよう。
夕飯はどこで食う?今回の旅行初の飯、出だしが肝心だろってことでハッピーバレーにあるディムサムに決める。ここのあわびの蒸し飯、うまいんだよね。
じゃあ腹が減るまでヤウマテイ〜モンコックに散歩にでもいきますか。MTRでヤウマテイまで2駅。モンコック側の出口から地上にでると、甘い香りと学生たちの人混みが目にはいった。香りの正体はカスタードクリームが入ったベビーカステラのようなお菓子。思わず買ってしまう。あ、夕飯が…まいっか。うまい。焼きたてであっさりとした甘さがいい。食べながらネイザンロードの人混みを見ていると、買い食いをして歩く人たちが目に付く。いや目に付くってゆーか10人に1人くらいの割合で食ってるし。四六時中腹の中に物があれば、身体は余分なカロリーを抱え込もうとはしないよな。だから太った人が少ないのかも。
などと考えつつ信和中心まで歩く。大勢の人混み(ここら辺はホントに人が多い)に揉まれて5分ほどで信和中心に到着。相変わらず(笑)の中身は

●4F 3級エロVCD中心。4級?もあり。ほとんどが和物の海賊盤。
●3F アニメ、映画のVCD、DVDが主。アイドルのグッズを売る店もあり。
●2F 3Fとほぼ同じ。プラス離島旅行(うっふん系)の代理店など。
●1F プレミア系おもちゃ、携帯、雑貨多種
●BF アイドル、ファッション、おもちゃ(プレミアなど) って感じ。

去年とたいして変わってないか。あ、PC系違法ソフトの店が増えたかも。電脳関係のビルから逃げて来たんだろうけど、これでビル内の生態系がまた変わるのかも。そーいや去年まであった4Fの洋服屋、無くなってたぞ。あのオヤジ、元気でやってんのかな、と回顧モードで信和中心を後にし、再び街の散策に。
その後ネイザンロードひとつ裏手にある兆萬商場で、新しくできたフィギュア店などを冷やかしつつ腹具合を確認。
「…食えるな」
じゃちょっと早いけどディムサムに向かいますか。



夕飯は点心などを
モンコックからワンチャイまでMTRで10分ほど。そこからディムサムのあるハッピーバレーまではトラムで移動すること約20分。…トラム大好き。
店に到着、まだ時間が早かったのか俺達が最初の客だったようだ。一応メニューはながめるが、だいたい注文する物は決まってるんだよな。 かにシュウマイ、時菜、チャーシュウまん、ホタテの詰め物揚げ、あわびの蒸し飯、そしてマンゴープリンなどを注文。え?プリン食うの?ま、いーか。 …うまい。何食ってもうまいよー。
「時菜ってさ、なんの野菜なの?」
「ベジタブル」
「…あ、そ」
茹でた野菜に熱した牡蛎油(ピーナッツオイル?)をかけ、それにオイスターソースを付けていただく。このシンプルな物がなんでこんなうまいのかね?同じ物、横浜の中華街じゃ3倍で出してるぜ。くぅ〜たまんね。
メインの蒸し飯がやってきた。米の上に調理された鳥肉と椎茸、それにあわびを竹の筒に入れ蒸しあげた物。シーズニングソースをかけ、一気に食らう。…鳥のうまみが染みわたったゴハンとソースが絶妙。あー、香港に来たんだって改めて実感。ほとんど喋ることもせず黙々と食い、一気に完食。ごちそうさまでした。
帰りもトラムでワンチャイまで行き、そこからMTRでホテルのあるチムシャツイに。寝るにはまだ早い時間だけど、寝不足だし明日もあるので7-11でサンミゲルを4本買いホテルに戻る事に。サンミゲル、うまいよなーこのビール。滞在中はほとんどコレしか飲まないし。カールスバーグもイケてるけどね。でも日本で買うと倍くら高くなるのは理不尽だよなー。とかTVの活劇を見つつ、3本空けてそのまま爆睡。毎度毎度懲りないもんだ。 でも

「なんとかなるものなのね〜」

2日目につづく。
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