キバタンのアトム

このコは「元手乗り」の状態でした。
鳥にとっての思春期の3〜4才頃、気性の激しさから前飼い主さんに襲いかかり激しく叩かれ、
それ以来づっと人間が嫌いでした・・・・というより人間が怖かったようです。
最初の状態は、人の急所を襲ってきます。特に顔(目、口)です。
ペットとしての動物が人の顔を襲うのは、ホリスティックの獣医師によると異常な状態だそうです。
このコの場合は抱えきれない巨大な恐怖を感じ顔を襲う&すぐにキレて我を失う事で「自分を守っていた」ようです。

このコを飼われていた方は「白色オウム」が好きで好きで仕方なかったのです。
信頼関係崩壊後は数年掛けて回復に努めましたが一進一退のまま無念にも長い闘病の末に亡くなりました。

帰宅するのも気が重くなる程の暴れん坊でしたが、現在(2003年1月)には環境や自分の置かれた立場を
理解し慣れてきました。
噛む、飛びつくの行動も陰を潜め、まだ甘えベタであるけど可愛い仕草もみせるようになりました。

以前から知人から親戚宅で飼われてる「白いオウム」
の話しは聞いていた。
(襲う&噛む、夜も明るい場所に居る、その他色々)
その時はコバタンかな?との話しだった。
「引取らない?」と打診され伺うと・・・・・・・・・・・・・
そこには立派な「興奮してるキバタン」が居た(怖)
「マジ?キバタンじゃん」と青ざめるが、私以外の希望者は
ペットショップだった事もあり、ぜひ個人の方にと言われ
「あ〜うぅ〜引取ります」と良くある話しのパターンになる。

2002年8月末の暑い日にお迎え。
早速引き取り現場では唇に熱烈チューをお見舞い
され流血の展開へ(激痛)。

元飼い主さんのご家族とも相談の末、
一旦引き取り、ある程度コミケーションが取れるように
なったら里子しても良いとまとまり一時的に飼うことにした。
来たのは良いが噛む、飛びつく、常時興奮&発情などなど。
初めて「恐怖感と疲労感」を味わう。
ケージを置いた和室の壁紙は見事に剥がされた。

いつもお世話になっている動物病院2軒へ診察。
処方と指導を受けたが、これで良くなるのか?
心底不安な日々が続く。

3ヶ月後は環境にも慣れたのか何がなんでも噛むぞ!の
様子はなくなる。
同時放鳥は絶対に無理は思っていたけど、ケージ越しの
2羽の様子を見ていい感じ?と勇気を出して出してみる。
途端、そりゃもうど迫力の展開が!
普段はおとなしいPAKUの圧勝にてバトル終了。

その後、すっかり落ち込んだアトムは人間に媚びを売って
きた・・・実は弱いチンピラのアトムだった(笑)

一旦は里親が決定したアトムだが、結局ウチのコに
なることになった。